お仕事どんぶり

正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト・・・
経験してきた「仕事」と日々の生活についての記録です。

老健施設への転院

2016年10月05日 20時08分44秒 | 親の介護
リハビリ目的で入院していた父の入院期限は
2ヶ月。その退院期限が迫り、病院から今後は
どうしますか?と連絡があった。

自宅での療養は母の負担が大きいので、
老健施設を探してもらうようにお願いした。

病院から紹介してもらった老健施設は、実家
から車で10分くらいで良さそうだったが、
私と母で面談に行ったら、今は個室しか空いて
おらず、月額30万円以上かかると言われた。

その面談の後、施設の職員が入院中の父に会い、
様子を見てから入所判定をし、受け入れ可能な
状態なら連絡するとのこと。

受け入れてもらえなかったらどうしよう。

私は病院に退院を延長してくれるように頼んだ
ところ、別の病棟でお金を払えば最長1ヶ月は
延長すると言われたのでお願いした。

程なくして、受け入れ可能ですがどうしますか?
と老健施設の職員から連絡があった。
父と面談した職員に対し、父は不自由な言葉で
お願いします、と言ったとのこと。

それが本当かどうかわからないが、私は
とにかく父に落ち着いた環境にいて欲しいと
思った。

老健施設の入居は最長3ヶ月。
もし個室にずっといたら100万円以上かかる。

退院期限は迫り、他に近場で受け入れてくれる
施設が見つからず、とりあえずその老健施設に
入って、また別の施設を探すことにした。

着替えは毎日するということで、普段着、下着、
靴下、パジャマを6セット以上用意してくださいと
言われ、全ての持ち物にカタカナフルネームで
名前を書くように指示された。

退院日、介護タクシーで老健施設に行った
父は、個室に入ってすぐに、車椅子で施設内を
見て回っていた。

その老健施設では、リハビリは週に6回、
お風呂は週2回、食事は嚥下能力の落ちた父の
ためにミキサー食を提供する。

父が入所した2日後、母と面会に行ったら、
父は元気そうだった。

ちょうど昼食時で、父は食事前の体操を職員の
呼びかけに応じて素直に行っていた。

私はその様子を見てなんだか泣けてきた。
父を実家に連れて帰り、私が仕事を休んで
面倒を見たらどうなるだろう。
父は幸せだろうか?

それは無理だと知りながら、そんなことを
考えた。

いろいろなことにお金がかかる。
お金があるうちはなんとかなるだろう。
実家を売却したり、私の稼ぎでなんとかしたり、
その先はわからない。

ひとつ言えることは、私が元気でいないと
両親の面倒は見られないということだ。
コメント
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