男性の育児休暇取得

私は今、労組の立場で「女性が働きやすい職場」づくりの
ための委員会に出席して、方策を検討している。

実際のところ、ウチの会社で働いている若い女性社員は
少ないし、その女性たちが結婚して、子供を生んで、
というステージにたどりつくには少し時間がかかりそうだ。

でも準備しておくにこしたことはないので、他社事例などを
調べているのだが、そんななかで若い男性社員のなかから
こんな声が複数あった。

「自分は結婚しているが、他社で働いている奥さんのほうが
　稼ぎが良い。将来、子供ができたとき、奥さんが仕事を
　続けて稼いだほうが生活が安定するので、自分が育児休暇を
　取れるようにして欲しい」

おお～。なるほど。そういうケースもありますか。

確かにウチの会社で、高卒の技能職だと共稼ぎでないと
やっていけないかも知れない。

こういう活動を通じていろいろ知ることがある。自分も
勉強しないといけないな、と思う。

阿修羅展

２回目の帰休の日、私は夫と上野の国立博物館に
「阿修羅展」を見に行った。

平日の午前中ということで、見学者はほとんどが
５０代以上のオジサン、オバサンだった。

10時ごろには会場前にいたのだが、すでにもぎりの
段階で行列ができており、たくさんの日傘が用意
され、しかも給水所まであった。

やっと会場に入ると、興福寺の遺物や仏像群が
現れ、お目当ての「阿修羅」像は、３６０度どの
方向からでも見られるように、展示室の中ほどに
置かれていた。

阿修羅像を取り囲むようにできた人の列は全然動かない。
仕方なしに、少し遠巻きにして私は何周か像の周りを
歩いた。

三面ある阿修羅の顔の表情は、多分自分の心の動きに
よってずいぶんと感じ方が違うと思う。

私に激似の新人さん

4月入社の新入社員の紹介記事が、社内報に載っていた。
そのなかに私にそっくりな女性がいた。

はっきりいって笑った。
自分でも「似てる！」と思ったからだ。

他の部署の人からも「○○さんの妹（娘）がいるよ！」と
声をかけられた。

入社式に出席した社員によると、現物はあまり似てない
らしい。

興味はあるので早く見てみたいものだ。

新入社員は今、工場で研修を受けている。ビジネスマナーから
製品のレクチャー、理系も文系も油まみれで製品の下ごしらえ
もする。

最後のほうには、山のほうへでかけグループに分かれて
オリエンテーリングもするのだ。

それが終わったら仮配属だ。
多分私のいる部署には新人さんは入ってこない。
私は万年下っ端のまま。（笑）

初めての帰休

今日は初めての帰休日である。
転職して約1年半、こういう日が来るとは思わなかった。

で、私が今日何をしているかというと、工場で労組の
会議に出ているのである・・・。

労組活動は、平日に行う分は会社側は給与は払わず、
代わりに組合費から給料が補填される。
帰休日を含めた休日に行う分については、会社は関与
せず、労組から「休日手当」が支給される。

外は良い天気で、鶯なんぞが鳴いている。
今日の夜は春闘の打ち上げがあるので、ややのんびりした
会議だ。

思い起こせばまだ私は組合に入って一年足らず。
その割にはずいぶんいろいろなことがあったと、振り返って
みたりもする。

実家の改装

ついに私の実家が改装することになった。
体の不自由な父親のために風呂場を中心に
手を入れたいと母親から電話があり、私は
工務店の人と話をすることになった。

そして迎えた土曜日の午前。

なんとその工務店の人は我が家とのアポを
「失念」し、私が事務所に確認の電話を入れて
から２時間後に到着。両親はあきれてしまい、
取引停止。別の工務店にお願いすることにした。

改装と同時に、父親がお年寄り用の電動車両
（歩道も走れるゆっくり型のカート）が欲しいと
いうので、付き合いのある自動車ディーラーに
紹介を頼んだら、月曜日にはさっそく営業マン
から電話があった。

今お試しキャンペーン中で、試乗車を車に積んで
巡回して回っているという。

「本日午後には伺えます」というので、実家に
行ってもらったら、懇切丁寧に説明してくれ、
近所を付き添って試乗もさせてくれ、父親は
その場で購入を決めたという。

次の日の午前中には納車され、営業マンは
保険加入の手続きまで郵便局でしてくれた。

父親は３０ン万円の御代を現金で支払いをし
今快適に乗っている。

改装もそれなりのお金がかかるだろう。
父親が稼いだお金である。好きなように使って
余生を楽しんで欲しい。