
1972年 下関生まれ
**「共食い」
チョットきわどい衝動をもつ父と17歳の息子。戦争の火災で右手の半分を無くした実母。その右手には義手がはめられている。そして父と共に育ての母(義母)と暮らしている、、。実母と義母は交流があるんです。複雑どろりとした内容で、一度途中で読むのを中断したものの、半月後読み返した。小説の主人公と作者がオーバーラップしがちですが、全く自分にないものを書いたと作者は言っています。前半から後半にかけての部分が重みを増して、「ああ、なるほどなあ~。芥川賞ねェ」
実母が義手を外す時の「ポコン」という音。この義手の最後、どこに落ち着いたと思います? 私、納得しました。田中さんは芥川賞受賞の記者会見で、今までにない型破りな態度と言動であまりいい感じは持てませんでしたが、純文学路線をいってるんですね。素人の私なので難しいことはわかりませんが。読後意外とさばさばしたのです。

1972年 札幌市生まれ
**「道化師の蝶」
最初から難解!読みながら段々腹が立ってきました。全然話の流れが頭に入っていかない。(いわゆるストーリー)主人公はだれ? 何を話したいの? 難しい漢字や横文字。結局私のボンクラ頭にこの種の読み物は苦手と結論付けて、理解しようとする無駄な抵抗はやめました。ボンクラ頭でも2度読めば少しは理解出来たかもしれませんが、面白いと納得するには至らないと、、。
経歴ですけど「東北大学理学部」卒業後「東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。」 作者は「物理学も文学も、実験精神は一緒」と言っています。一番苦手だった物理がここに出てきて、私は絶望のどん底に突き落とされたのでした。
因みに両氏は同い年なんですね。
理解不能の書き物ですね!!
も一度 読まないと あぁ・・・・
そうかと だから?からかな
読まない?
目で見て 感じるのがいい
だから この(パフィオ)の絵がいい すてき
芥川賞受賞作品発売とともに読んで見まし
たが田中作品はそれなりに通読しましたが
円城氏の作品は単細胞の私にはとても理解
できず時間を費やしたのに、腹がっ立って
きて本を閉じてしまいました。もっと解り
易い純文学を選んでと独り言呟いてました
授賞式での田中氏の態度にはちょとね!
バフィオのスケッチ素敵ですね
コメントなんだか嬉しくなりました。
やはり、難解であることに、同意して頂けただけでも嬉しがるこの心は、なんでしょう?
ともかくコメントありがとうございます!
ホントホント、この年になると
あまり困難なことを頭がしたがらないのよね~。
美味しいものが美味しい。
きれいなものがきれい。
面白いことは面白い。
私、これでいきます。
才媛のsakuraさまでも、腹が立ちましたか~
芥川さまは何とおっしゃるのか知ら?
結果的に「田中慎弥」に好感を持つことに
なりました。
円城塔さんはそこまで難解ではないですよ。
奇麗な物語を書かれる方だと思います。
物語を書く着想を捕まえる網を持つ主人公が、蝶(着想)を捕まえる旅をする話ですよね。
旅をする主人公と着想、逃げる物語、そのように私は理解しました。
不思議の国のアリスの著者も学者で、あのような作品を書いたので通じあるものがあるかもしれません。
夏目漱石も夢十夜という不思議な話を書いていますし、芥川も幻想的で摩訶不思議な話を書かれていますよ。
今回の2作受賞は両方で1つ、違いを味わう楽しさもあったと思います。
円城寺さんの作品は勿論初めて
でしたので、入っていけませんでした。
「不思議の国のアリス」
あれはいいですね。
着想、、というのは
何となくわかりましたが、やっぱり、一般的に
もう少し難易度のあるものが自分には
良いのです。 それでは、芥川賞はダメ
ですか~。アドバイス感謝です。