こちらも、私にとっては大先輩との思い出の品種です。
近畿風貴蘭会の会長もされてた、奈良の牧野さんから譲っていただいた
アマミ系実生縞から覆輪に移行した、天朝殿です。
紺地の強いややチャボ性の木に乳白の縞を流し、
当時のアマミ系の縞の中では一番の品種だと私も牧野さんも思っていて、
数年ねだり続けてやっと分けてもらったことでした。
その後、牧野さんが亡くなられた頃に覆輪に移行し、
我が家には縞の木は残っていません。
名立たる覆輪品種の中に置いても存在感のある、
素晴らしい品種になってくれました。
天朝殿の名前は縞の木に牧野さんが付けられた名前ですから、
どこかに縞の木があったら、ぜひ作ってみたいものです。
と、初めての紹介と思いきや、あれから5年と9カ月でした。
読み返すと、株分けしないでおこう、と書いてましたが、
割っちゃいました。