ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [6 June '07]

2007年06月06日 | fine arts
今日も打合せ前にサクッと2軒、行って来ました。(写真は国文学研究資料館前に咲いている紫陽花の花。もうじき、まさに紫陽花の季節、梅雨がやってきますね。自分は紫陽花はこの額紫陽花が好きです。)

日本の幟旗 @日本民藝館
まずご近所の日本民藝館へ。ここの佇まいはいつ来ても良い感じです。ここを訪れると日本人の気質をあらためて実感します。今回は江戸・明治期の幟旗の展示でした。展示された品々は、どれもが長方形のアングルの中に納められた素晴らしい意匠のものばかりでした。そして大きな幟旗はとても迫力があって、そのダイナミックさにも驚かされましたね。日本のまたひとつの美しい文化を知りました。

↓ 日本民藝館 ↓
http://www.mingeikan.or.jp/home.html

幻の博物館の「紙」- 日本実業史博物館旧蔵コレクション展 @国文学研究資料館
次に戸越の閑静な住宅街にある文部省直轄の日本文学の研究機関として設立された国文学研究資料館を訪れました。(余談ですが、噂には聞いていた戸越銀座は非常に活気のある昔ながらの商店街でしたね。初めて行きました。) 以前、王子にある渋沢史料館を訪れましたが、その日本の近代経済社会の基礎を築いた渋沢栄一氏の嫡孫、渋沢敬三氏が中心となって昭和初期、設立される予定であった日本実業史博物館、戦争により、その計画は幻に終わりました。そして、そこに収蔵されるはずだった膨大な資料がここ国文学研究資料館に保管され、現在、整理が行われています。今回はその中から紙そのもの、紙を使用したいろいろな品にスポットを当てた展示す。様々な種類の紙、紙を使用した玩具・広告・あらゆる製品などバラエティに富み、とても興味深い品々が並んでいました。日本実業史博物館に収蔵される予定だった他の品も是非、見てみたいものです。

↓ 国文学研究資料館 ↓
http://www.nijl.ac.jp/


最新の画像もっと見る