ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年十一月九日]

2008年11月09日 | fine arts
グズついた天気でイヤですね。雨が降りそうな微妙な天気だったので電車移動にしました。写真は皇居のお堀には佇む鷺です。

帝室技芸員と1900年パリ万国博覧会 第3期 於: 宮内庁三の丸尚蔵館
8/199/25と訪れた1900 (明治33) 年にパリで開催された万国博覧会へ皇室及び宮内庁が関わって日本から出品された絵画や工芸品の数々を紹介する展示の第3期展です。毎度、述べておりますが、本当に素晴らしい品々ばかりですね。今回の展示品の中では高村光雲氏の小振りながら迫力のある木彫作品「山霊訶護」、西村總左衛門氏による緻密な刺繍による大きな額絵「水中群禽図刺繍額」などが印象的な作品でした。しかしながら、どれもが超絶技巧による作品、作家達の高い能力に裏付けされた気概を感じます。

↓ 宮内庁三の丸尚蔵館 ↓
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05.html

TWS-EMERGING 110 永島千裕「The Stranger」 111 伊藤雅恵「MIXING IN」112 西村加奈子「妖精/眠る場所」 於: トーキョーワンダーサイト本郷
このシリーズ展もすっかり見逃せないものとなりましたね。先ず、 永島千裕女史のドローイング作品は70年代の香りも感じさせる作風のナンセンス・アート的であり、そこに現代的で病的なものも描かれているポップ・アートです。作風的には、あまり目新しさは感じませんでしたが、描かれたキャラクターは面白く、細緻な筆致に好感が持てました。 西村加奈子女史は仏壇等をダイナミックに描き、多少、おどろおどろしさを感じさせるペインティング作品。今っぽいテイストの作風です。 伊藤雅恵女史はやはり現代的なペインティングですが、花をモチーフにしたかの様な色鮮やかで明るい作品でした。どの作家にも、新鮮で豊な感性があると思いましたね。

↓ トーキョーワンダーサイト ↓
http://www.tokyo-ws.org/