今日の美術展 [平成二十年五月七日]

今日も素晴らしい陽気、そんな中、ご丁寧にもパンダを1億円で貸して下さる何処かの国の要人の方が来日していらっしゃるお蔭で、デモがあったり、警察車両が至る処に停っていたりで、いゃ～な感じですね。で、仕事の打合わせ前にサクッと一軒行って来ました。

花と人形　於: 東京国立近代美術館工芸館
ここ 東京国立近代美術館収蔵の花をモチーフとした近代工芸品と近代作家による人形の名品の展示です。ちょっと自分は人形にあまり関心がないので、花をモチーフとした工芸品の方をじっくりと鑑賞しました。技を極めた匠、人間国宝の方々による、まぁ～溜息が出るほどの素晴らしい品々ばかりです。よくぞここまで技を磨いたか、と思える傑作の数々、どれもが凄いとしか言えません。中でも月並みですが、板谷波山氏、富本憲吉氏、濱田庄司氏の磁器、音丸耕堂氏の漆・彫漆、松田権六氏の漆・蒔絵の作品等に自分はシビれましたね。特に音丸耕堂氏によるカトレヤの花をモチーフとした彫漆色紙箱は、その色・艶、そして質感、全てがうっとりする様な美しさで印象に残る逸品です。

↓ 東京国立近代美術館 ↓
http://www.momat.go.jp/index-jpn.html