いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

国立科学博物館 再訪

2006年03月26日 | 外出
先月行った国立科学博物館へまた行ってきた。

先週からナスカ展をやっているので、楽しみにしていたのだが、ダメ。混み過ぎ。9時の開館直後くらいに行ったのだが、春休み+花見のはしりということもあってか予想以上に混んでいた。混み具合に関する私の閾値はかなり低い方なので、他の人にとっては何でもない混み具合かもしれないが、ゆっくり見る気にはあまりなれなかった。

また、写真撮影はおろかメモを取ることすら禁止されている状態で、何のために展示してるんだか訳分からず。せっかく面白くて興味深い展示なのにかなり興が削がれた。それでも、1時間半くらいはいたのだが。

さて、冒頭の写真は常設展示スペースのうち、B2F(B1Fかも)の入り口にある人とバンビラプトルの骨格標本。この標本の隣りに「骨に注目!」と題されたパネルが掲げられ、姿形はこんなに違っても、共通する部分が多く、同じ祖先から枝分かれしたものであることを解説している。

この展示は良いと思う。見た目がユーモラスでインパクトがあって、尚かつ、伝えたいことへとストレートに繋がっている。しかし、惜しむらくは、隣りに掲げられているパネルを読む人が殆どいないということだ。
「骨に注目!」パネル

解説パネルを読まないというのは、何も国立科学博物館に限った話ではなくて、動物園や水族館、植物園、資料館などでも見られる現象で、解説を読まずに見当はずれなことを言っている人や団体は少なくない。これが、美術館になると事態は逆で、解説ばかり読んで肝心の作品をよく見てない人が少なからずいる。不思議だ。

国立科学博物館には様々な展示があるが、今回最も感動したのは霧箱。知っている人には、何を今さらな装置だろうが、幸か不幸か知らなかった私は感動した。下の映像では分かり難いかもしれないが、白い筋が現れては消え現れては消えしている。簡単に言うと、この筋は電子や陽子などの荷電粒子が通過するとできる。
霧箱(動画)

霧箱が置いてあるのはB3Fで、結構深い場所なのだが、そこまで宇宙線やら何やらが降り注いでいるのを観察できる。もちろん、荷電粒子は宇宙線に限らないので、白い筋の全てが宇宙から来たものを意味しているわけではないが、目に見えない粒子をこうやって観察できるってことが感動的。

これって、スーパーカミオカンデなんかの祖先なんだよね。もちろん、動作原理が違うし、対象も違うのだが、目に見えないものを観測するための装置という点では共通している。なお、霧箱を発明したチャールズ・ウィルソンは1927年にノーベル物理学賞を受賞している。

参考: 霧箱 - Wikipedia



【以下工事中】


展示(1) 展示(2) 淡水魚の化石

インターネット利用満10年

2006年03月26日 | PC・電気機器
学部卒業&大学院進学記念としてパソコン買って、その日のうちにインターネットへ接続した。

買ったパソコンはPC-9821Cr13/T。30万円くらいしたかと思う。

このマシンはCPU: Pentium/133MHz、メモリ: 16MB、HDD: 850MB、OS: Windows 95という当時としては可もなく不可もないという機械だったが、何よりも変わっていたのだが、デスクトップ機なのに液晶一体型という点だろう。ただし、解像度は640×480の10.4インチ TFTカラー液晶なので、すぐに物足りなくなってしまうのが最大の欠点だった。

外部ディスプレイに繋ぐこともできたが、800×600の16bitカラーか、1024×768の256色が限界だった(と思う)ので、これまた比較的早く物足りなくなりやすかったが、1024×768使えれば、256色でも何とかなったので1年半くらい使っていた憶えがある。

それにしても、思えば遠くへ来たもんだ。14.4kbpsのモデムでネットスケープをダウンロードしたりしていたんだから。