いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

河崎実監督『まいっちんぐマチコ先生』

2006年03月11日 | 映画・ドラマ
監督が河崎実(※)という段階で、この作品を「くだらない」だとか「内容がない」と批判してはならないんだろうな、やっぱり。
※特典収録されている予告編で「バカ映画の俊英」とクレジットされている。

まいっちんぐマチコ先生

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約3年前に発売された実写版『まいっちんぐマチコ先生』の第1弾。現在のところ、第4弾まで作られている。

何と言うか、まぁ、内容はないし、くだらないので、それを承知の上で笑える人でなければ見てはならない。その意味では、非常に見る人を選ぶ作品だと言える。もちろん、主役の仲谷かおりのファンだとか、目的意識がハッキリしているならばいいのだろうが、そうじゃない人が見ると怒ると思うよ、やっぱり。もっとも、そんな人はそもそも見ないか。

この作品、内容はないのに、妙なところは凝っていてマチコ先生がストリップの勉強のために読む雑誌『月刊ストリップマガジン』は1983年6月号で、不良たちが読んでいる雑誌は『Vコミック』だ。さらに、横浜テンコ役のまるやま香里(※)は、原作者えびはら武司の(元)アシスタントだったりする。
※非常に可愛いが、要するに素人。そのため、準メインの女性キャラなのに脱がない。下着姿はあるが。

一体どこから述べていいのやら分からないが、オープニングに流れる曲からしてぶっ飛んでいる。河崎実作詞の「あたくしあなたのマチコ」を仲谷かおりが歌っているのだが、破壊力抜群。これだけで、この作品がいかなるものか分かる。この作品を受け付けない人はここで脱落するだろう。

このオープニングが乗り切れたら、後は笑ってみていられると思う。「あたくしあなたのマチコ」は何回も流れるので、聞く度にクラクラして、最終的には脳内麻薬が出て気持ち良くなる。また、計5回出てくるまいっちんぐダンス(ラテン、バレエ、フレンチ、ヘビメタ、アロハ)も、似たような効果があって、くだらねぇと思いつつも見てしまう。

「あり得ねぇ~」「くだらねぇ~」「ガハハハハ」くらいしか感想として残るものはないが、今や懐かしの青春お色気コメディとして見ると、そんなに悪くないと思う。昔の私だったら絶対見ないが。

なお、テーマは「私は信じてる、世界を平和にするのは健全なエッチだって」(最終盤に出てくるマチコ先生の台詞)だと思う。

ところで、こらら学園の浦田校長役で三浦和義が出演している。

阿宮美亜と三条友美がごっちゃになっていた

2006年03月11日 | マンガ・アニメ

以下の記事およびリンク先に18禁系統のものが含まれているので要注意。

その本を読んだ時何歳だったんだ、と突っ込まれると多少たじろぐのだが、あの頃は「成年コミック」なんぞというものはなかった頃なので、問題なし。

それはさておき。漫画屋ホームページにある塩山芳明の履歴書を見て気がついたのが、阿宮美亜と三条友美が私の頭の中でごっちゃになっていた、という事実。

両者ともにエロ劇画系の作家で、三条友美は全集まで出ている大家(?)で、現在も新刊を出している。阿宮美亜は全集は出ていないと思うが、エロを描く女性作家(※)のはしりになるんじゃないかと思う。もちろん現在も活躍中。
※不確か。単行本のあとがきか何かに長野県在住(諏訪のあたり)の現役女子大生みたいなことが書かれていたと思う。また、公園のブランコに腰掛ける後ろ姿の写真なんてのも載っていたような。。。

なぜ両者がごっちゃになっていたか考えてみたり、検索してみたところ三条友美、羽中ルイなどエロ劇画全般で「(…前略…)三条・阿宮戦争が勃発することとなった。」という情報を発見。ああ、そう言えば、そんなことやってたな、と思い出した。

確か、阿宮美亜の単行本に三条友美がモデルと思しきマンガ家が出てきて「インテリはSEXが弱い」というような内容でいびられていた憶えがある。また逆に三条友美の作品に阿宮美亜がモデルと思しき人物が出てきていたぶられていたような気もする。いずれにせよ、20年くらい前の話なので記憶がハッキリしない。

要するに、互いが互いの作品に出てきたので、頭の中でブレンドされてしまっていたみたいだ。

これらの本は捨てた憶えがないので物置を探せば出てくるかも。もしかしたら、借金のかたに誰かに取り上げられたかもしれないが、これまたハッキリとは思い出せない。