監督が河崎実(※)という段階で、この作品を「くだらない」だとか「内容がない」と批判してはならないんだろうな、やっぱり。
※特典収録されている予告編で「バカ映画の俊英」とクレジットされている。
約3年前に発売された実写版『まいっちんぐマチコ先生』の第1弾。現在のところ、第4弾まで作られている。
何と言うか、まぁ、内容はないし、くだらないので、それを承知の上で笑える人でなければ見てはならない。その意味では、非常に見る人を選ぶ作品だと言える。もちろん、主役の仲谷かおりのファンだとか、目的意識がハッキリしているならばいいのだろうが、そうじゃない人が見ると怒ると思うよ、やっぱり。もっとも、そんな人はそもそも見ないか。
この作品、内容はないのに、妙なところは凝っていてマチコ先生がストリップの勉強のために読む雑誌『月刊ストリップマガジン』は1983年6月号で、不良たちが読んでいる雑誌は『Vコミック』だ。さらに、横浜テンコ役のまるやま香里(※)は、原作者えびはら武司の(元)アシスタントだったりする。
※非常に可愛いが、要するに素人。そのため、準メインの女性キャラなのに脱がない。下着姿はあるが。
一体どこから述べていいのやら分からないが、オープニングに流れる曲からしてぶっ飛んでいる。河崎実作詞の「あたくしあなたのマチコ」を仲谷かおりが歌っているのだが、破壊力抜群。これだけで、この作品がいかなるものか分かる。この作品を受け付けない人はここで脱落するだろう。
このオープニングが乗り切れたら、後は笑ってみていられると思う。「あたくしあなたのマチコ」は何回も流れるので、聞く度にクラクラして、最終的には脳内麻薬が出て気持ち良くなる。また、計5回出てくるまいっちんぐダンス(ラテン、バレエ、フレンチ、ヘビメタ、アロハ)も、似たような効果があって、くだらねぇと思いつつも見てしまう。
「あり得ねぇ~」「くだらねぇ~」「ガハハハハ」くらいしか感想として残るものはないが、今や懐かしの青春お色気コメディとして見ると、そんなに悪くないと思う。昔の私だったら絶対見ないが。
なお、テーマは「私は信じてる、世界を平和にするのは健全なエッチだって」(最終盤に出てくるマチコ先生の台詞)だと思う。
ところで、こらら学園の浦田校長役で三浦和義が出演している。
※特典収録されている予告編で「バカ映画の俊英」とクレジットされている。
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約3年前に発売された実写版『まいっちんぐマチコ先生』の第1弾。現在のところ、第4弾まで作られている。
何と言うか、まぁ、内容はないし、くだらないので、それを承知の上で笑える人でなければ見てはならない。その意味では、非常に見る人を選ぶ作品だと言える。もちろん、主役の仲谷かおりのファンだとか、目的意識がハッキリしているならばいいのだろうが、そうじゃない人が見ると怒ると思うよ、やっぱり。もっとも、そんな人はそもそも見ないか。
この作品、内容はないのに、妙なところは凝っていてマチコ先生がストリップの勉強のために読む雑誌『月刊ストリップマガジン』は1983年6月号で、不良たちが読んでいる雑誌は『Vコミック』だ。さらに、横浜テンコ役のまるやま香里(※)は、原作者えびはら武司の(元)アシスタントだったりする。
※非常に可愛いが、要するに素人。そのため、準メインの女性キャラなのに脱がない。下着姿はあるが。
一体どこから述べていいのやら分からないが、オープニングに流れる曲からしてぶっ飛んでいる。河崎実作詞の「あたくしあなたのマチコ」を仲谷かおりが歌っているのだが、破壊力抜群。これだけで、この作品がいかなるものか分かる。この作品を受け付けない人はここで脱落するだろう。
このオープニングが乗り切れたら、後は笑ってみていられると思う。「あたくしあなたのマチコ」は何回も流れるので、聞く度にクラクラして、最終的には脳内麻薬が出て気持ち良くなる。また、計5回出てくるまいっちんぐダンス(ラテン、バレエ、フレンチ、ヘビメタ、アロハ)も、似たような効果があって、くだらねぇと思いつつも見てしまう。
「あり得ねぇ~」「くだらねぇ~」「ガハハハハ」くらいしか感想として残るものはないが、今や懐かしの青春お色気コメディとして見ると、そんなに悪くないと思う。昔の私だったら絶対見ないが。
なお、テーマは「私は信じてる、世界を平和にするのは健全なエッチだって」(最終盤に出てくるマチコ先生の台詞)だと思う。
ところで、こらら学園の浦田校長役で三浦和義が出演している。