九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

日向神合宿

2022年06月28日 | 合宿(岩登り)

こんにちは、こんにちは。文学部3年の安平です。

今年度になり部員がグッと増えましたv('-')v 

「飛び上がるほどにうれし~いー」という気持ちです。

最近のブログを読んでいただくとわかる通り面白い人たちばかりなのです…改めてよろしくおねがいします。

 

さて今回は、先日6/18~6/19に福岡の日向神にてクライミング強化合宿を行いましたので、その報告をします。

3人の先輩方の参加もありました。学部4年の河野さんは2日間参戦してくださり、1日目にはM1の安河内さん、2日目には社会人1年目の池崎さんが参戦してくださりました。いてくださるだけでなんだかうれしく、気が引き締まります。後輩にもさまざまにアドバイスをくださっており、大変ありがたかったです。ありがとうございました!\(--)/!

また行きと帰りに車を出してくれた水嶋氏、ありがとう~~

(懺悔:「ブログ書いてね。…書いてね。」といってるくせに更新1週間以上遅れてます。言い訳の余地はありません。ごめんなさい。でもこれからも書いてね…)

 

〇日向神の岩場の概要

場所:福岡県八女郡矢部村と黒木町にまたがる日向神渓谷

開拓者:野下善秋(のげ・よしあき)氏

岩質:安山岩

〇行動の概要

6/18

9:00頃 福岡市九大学研都市発

12:00頃 日向神渓谷着

18:00頃 行動終了

6/19

4:00 起床

5:10 行動開始

14:00 行動終了

14:30 日向神渓谷発

18:00頃 車①九大学研都市着

(車②は19:00頃着)

〇参加人数

4年以上 3人

3年 4人

2年 1人

1年(入部1年目) 7名

 

 

 以下覚えている限り詳細を書いていきます。

(いかんせん分隊が多く、だれがどこをのぼった、という情報はわからないです…ご容赦ください)

 

 〇6/18

 12:00ごろ道端エリア近くの駐車場につくと、すでに5~6台以上の車がとまっていました。

青木ー松林ー竹田のパーティは、道端エリアのスラブ壁にて数本登ったのち、花立岩のマルチピッチクライミングへ

道端エリアとトンネルエリアに分隊し、それぞれ登ります。

その後両隊はサンセットエリアに移動。17:00頃までトンネルエリアとサンセットエリアをいったり来たりしながら各々のぼっていたようです。その後夕食づくり、テント設営などを行いました。

夕食はキムチ鍋に炊き込みご飯。はじめてご飯が余りました(笑)

冬季山行と変わらない量だったし無理もないか…

マルチ組は18:00ごろ帰幕。蛍が飛んでいました!かわいかった…

その後各々、熱帯夜と格闘。眠れない夜を過ごす…

 

 〇6/19

4:00に起床すると皆開口一番、「暑い…」といい、眠そうでした。本当に眠れなかったらしいです。

私はシュラフを出すこともせずおなか周りにウェアを巻いていただけでした。

4~5人用テント一つ、6~7人用テント1つで幕営していたので、朝食は別々に、ご飯の余りと棒ラーメンを食べました。

5:10頃竹田ー外和田パーティがマルチへ。

5:30頃全体の行動が始まりました。

6:30頃 安平ー山本ー楠田パーティがマルチへ。

以下、マルチの行動記録を書いておきます。

7:00取り付き着

7:20 登攀開始

10:20 懸垂下降終了

11:30頃 本隊と合流

花立岩のマルチでリードは初めてでしたが、まず天気が良く気持ちよかったです。

課題はザイルワークで、ザイルを絡まないようにどう束ねていくか、懸垂下降の際にすばやく連結、しごきができるかが行動時間の短縮に重要だとよくよくわかりました。もっとザイルと仲良くなりたい。

フォローで登った山本君と楠田氏はおおむねスムーズに登っており、高度感への耐性も十分だったみたいです。

天気が良かったので本当に景色が良かった…夏合宿がたのしみだなあと思いました。

本隊との合流後は各々サンセットなり、トンネルエリアなりでのぼり、14:00ごろ撤収をしました。

日向神の岩場は様々なグレードのルートがあり、まだまだ手が出ないようなフェースばかりですが、たのしかったです。

それでは失礼します。

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6月 11日 雷山 歩荷

2022年06月18日 | トレーニング

初めまして、こんにちは1年の中島です。
今日は雷山で歩荷訓練を行いました。今回で2回目となる歩荷ですが、今回のトレーニングはある意味かなり大変でした。

前日の金曜日は夜から雨が続いていました。前日の夜遅くにバイトから帰ってきた私は、急に荒れた天気を見て、明日は私の命日かと思ってしまい、先輩に大丈夫かLINEしたほどです(笑)。
そうしてザーザーと降りしきる雨音と雷鳴を聴きながら寝ました。ただ雨音を聴くだけなら趣があってめちゃくちゃ嬉しいんですが、状況が状況なので、今思えば落ち着いて眠れなかったですね。

さぁ朝になり、雨がやんでることを願ってカーテンを開くと、まぁすごいこと、雨が降ってるじゃあーありませんか。今日ほど体調崩してくれと自分の体に願ったことはありませんでしたね。
は(;゚Д゚)!、でも大丈夫、私にはお下がりで貰ったレインウェアがある! これで少しは雨楽しめるやん!
そう希望を持ってバイクに乗りいざ雷山へ。雷山へ向かう途中に山々が見えたのですが、霧のせいで全く山頂が見えない。しかも、レインウェアの撥水が吸収に変わっている。希望が絶望に変わりました。

雷山の駐車場に着くと、今日は九大のワンダーフォーゲルも歩行訓練と題して雷山へ登るそうで、珍しく駐車場が賑やかでした。それにしてもワンゲルの人達の服装がオシャレすぎる。華やかで正直羨ましい。そのセンスを私にもください。ザックも小さくて歩きやすそう。それに対して山岳部、全員仕事人の顔か俯いてました。しょうがない、今から訓練だもの 。

今日は、1年生3人、2年生2人、3年生4人の計9人での歩荷でしたが、1年生のうち1人が膝の不調を訴えたため、3年生の先輩と一緒に早期に下山し、主に7人での歩荷でした。
私は、今回24kgで歩荷でした。前回が調子に乗って、ザックをもっと重くした状態で登ったのですが、完全にバテテしまっていたので、少し軽くしました。
前日からの雨の影響もあり登山道は泥まみれで、岩も濡れていてかなり歩きづらかったです。レインウェアの撥水効果がかなり薄れていたので、汗の蒸発があまりされず晴れの日よりも暑かったです。汗の蒸発がされないと、体温が下がり下手すると低体温症にもなろうるので購入を検討しないといけないですね。歩きづらいというのも今回の歩荷において大変でしたが、1番大変だったのがみんな中間テスト明けだということです。私は平気でしたが、数人が睡眠不足で、かなり登るのがつらそうでした。体調管理は大事だと改めて思いました。

実は私、天性の能力があって、天気に怒ると天気が変わるんですよね。例えば、雨がポツポツ降ってきて、降ったら許さんと思うと途端に雨止むんですよね。今回の歩荷もその能力のおかげで、登り始めてしばらくすると雨が止みました。雨が止んだ瞬間、涼しくなってかなり登りやすくなりました。
第1休憩地点では、川の水しぶき、第2休憩地点では、霧のおかげで疲れが軽減されました。(写真が第2休憩地点で撮ったものです) 変わりゆく風景を楽しめるのはやはり登山の醍醐味ですね。

全然トレーニング中のこと書いてないと思う方も多いはず、そのような人がいることが十分承知しています。でも、トレーニング中無心で登ってるから考えることないですやん(/Д`;
他の部員が、きちんとしたことを書いてくれているので、私はその場で思ったこと、感じたことをメインに書かせていただきますので、今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m

休憩地点を経て、ようやく山頂について周りを見てこう思いました、
「何も見えん」そう、霧のせいで何も見えん。 これにはガッカリ。これはこれで綺麗だったんですけど、嫌なほど雲を見て、また雲みたいなの見るんかいってなりました。
雷山山頂から縦走する予定でしたが、みんなかなりバテテしまっていたので、途中の休憩地点で引き返し、下山しました。

今回は24kgでの歩荷でしたが、次回も同じ重さで行って、余裕があったら徐々に重りを増やしていって、1年生までに30kg以上は持てるようになりたいですね。
以上中島でした

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6月4日 野北 クライミング

2022年06月13日 | トレーニング
初めまして、1年の山崎です。
6月4日は野北でクライミングをしました。
参加したのは1年が山本、坂尻、中嶋、山崎、楠田で、3年が青木先輩、外和田先輩、安平先輩でした。
集合は9時で、夏合宿に備えてトレーニングをするといった感じでした。

今回、私は怪我をしている中での参加で、結構きつかったです。今回はビレーを中心にしていましたが先週、米沢先生と鬼が鼻の見晴らし岩に行ったこともあり、ビレーが上達しているように感じました。でも、まだまだ改善点はあるのでこれからの練習で改善していきたい。

クライミングは山崎が小ハング、山本、山崎が二段ハングに挑戦した。登り切った人はいなかった。小ハングは持つことのできるガバが多数あったがどれも落ちたら指を持っていかれるものばかりだった。それに加えてガバが全体的に痛く、今までは手の力に頼って登っていたこともあり、かなりきつかった。また、手の力にあまり頼らず足の力でクライミングができるようになったら小ハングに挑みたい。
二段ハングは山本が挑戦したが、全く歯が立たず撃沈。かくいう私もまだ、怪我が治っておらず一個目のハングを超えたところで撃沈しました。

今回はマルチもして、青木先輩がリード、山崎と山本がフォロワーでした。
前回マルチをしたときは、リードのビレーが怖かったが、2回目ということもありスムーズに行けたような気がする。スムーズに登ってしまったため、ビレーが追い付いておらず危険な状態で登ってしまった。マルチの時のビレーはやりずらいということを念頭に置いて次からは登っていこうと思う。

来週は日向神の合宿なので怪我をできるだけ早く治していこうと思う。頑張ります。
あと晴れるといいですね
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5/29 見晴らし岩クライミング

2022年06月09日 | 合宿(岩登り)
試験終わったーー!!
いやっほーい。
どうも、3年の青木です。
試験勉強にかまけて放置していた、見晴らし岩での登攀訓練の報告です。
普段はなかなか行く機会がない場所ですが、今回はOBの米沢大先生が車を出してくださいました。
ありがとうございました。

自分はこの岩場に初めて訪れたのですが、木陰あり、湿り気なし、グレードも僕ら初心者に優しい、かなり快適なゲレンデでした。
車を使わないとアクセスしずらい欠点はありますが、約一時間の歩きを甘んじれば、椎原側から車を使わず通えるかも。
良い場所なので是非積極的に活用したいところです。

では、当日の経過です。

今回の見晴らし岩のクライミングは、日曜に有志で行いました。
きっかけは前日の油山クライミングで偶然居合わせた、米沢先生からのご提案でした。
竹田が部のラインで参加者を募り、4年の河野さんと3年の青木、1年の山崎が同行させていただくことになりました。

翌朝、先生の車で井出野登山口に向かいました。
そこで先生のお知り合いと合流し、計5名で入山。
そこから20分足らずで岩場に着きました。

岩場は主岩壁、右岩壁、左岩壁の3つに分かれています。
右岩壁は5.9以下のルートが豊富で、主岩壁は5.10台が豊富でした。
いいですね~。我々の練習にうってつけ。
特に、登ったことのない5.8, 5.9のルートなんて、リード練習にこれ以上の適任はない!
因みに、左岩壁には5.11や5.12もあったり。
こっちは手が出ないな。けど、憧れます。

岩質は油山に似ていますが、谷にある油山の岩場と違い、斜面に位置するこっちの岩場は湿り気がない。
ゆえに登りやすい。
スメアがよく効く。ジャミングもラクラク。ついでに風も気持ちいい。
支点も、右岸壁と主岩壁はリードせずに上から回り込んでザイルをかけれるルートが多い。
至れり尽くせりです。
最高かよ。
うーん、やっぱり頻繁に使いたいな~。
今度、椎原峠登山口からのアプローチを試してみよう。

今回自分は、右岸壁の甘いクラック(5.10a)と主岩壁のルート4(5.9)、再び右岸壁に戻って、小ハング左(5.8)とモイストクラック(5.8)を登りました。
河野さんは、同じく甘いクラック(5.10a)をはじめ、右岸壁のルートをいくつかと、主岩壁のルート1(5.10a)を登られていました。
山崎も、右岸壁を中心に登っていたようです。
ごめんなさい、登るのに夢中で、あまり確認してないです。

ともあれ、未知のルートをリードで臨むと、怖いけど達成したときの快感が凄い。
場数を踏むたびに、自信も付いていく。
やっぱり新しい岩場はいいですね~♪

ロワーダウン中に大きめの蜂にたかられたり、河野さんがルート1の登攀中に割と大きな墜落をしたり(横目に見ただけですが、5~6mは落ちてたような。。。)、ヒヤッとする場面もありましたが、
今回も大きな怪我無く終えることが出来ました。
良かった良かった。

、、、と思ったら山崎が解散後に、車との接触事故を起こしてました。
後に残る怪我は無かったのが不幸中の幸いです。
ひとまず大事無くてよかった。
事故にはお互い気を付けましょう。


来週末は、夏合宿に向けた強化合宿第1弾、日向神合宿です。
梅雨時期を控え天候が心配ですが、今年は晴れ男・晴れ女が多いはずなので、まあ大丈夫でしょう。大丈夫であってくれ。
剱での登攀を見据え、マルチにはたくさん挑戦したいところ。
リード予定の人間からすると、高度感のあるマルチのルートを予め経験できるかどうかは大きい。
お天道様、なにとぞお取り計らいの程よろしくお願い致します。
晴れろー-ー-。



↓ 今回活用した見晴らし岩のトポです。鹿児島黒稜会さんが公開しています。  
http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-4-2-2.html
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野北クライミング6月28日

2022年06月05日 | トレーニング
お久しぶりです。2年生の松林です。
遅くなりましたが、先週の野北でのクライミングについて書かせていただきます。

今回は私と安平先輩、楠田くん、坂尻さんの4人が参加しました。 坂尻さんはクライミングが初めてだったので、1時間ほど懸垂下降の練習をしてから崖に向かいました。この日、懸垂下降の支点を初めて構築しました。上級生になってから早数ヶ月、隊の先導だったり、リードを行う機会が多くなってきました。できることが増えるのは楽しいですが、やはり責任と緊張がつきまといます。

崖を降りてからは私がルンゼのリードを行い、坂尻さんに登ってもらいました。初めてのロッククライミング、しかもそれが野北だったのでかなり怖がっている様子でした。他の1年生がそつなくこなすので忘れていましたが、まあ、これが普通の反応でしょう。

ルンゼが終わってからは左の凹角のリードをまた私が行い、次は楠田くんに登ってもらいました。楠田くんはクライミングを始めてからまだ数回程度でしたが一発で登りきりました。ここは私が去年苦戦していたところなので、すごいなぁと下でビレーをしながら感嘆していました。

新入生が一通り登り終わった後は今度は私と安平先輩でマルチを行いました。フォロワーの方は前の週にやっていたのですが、上級生ということで最後のピッチはリードをすることに。
手順は理解していたつもりでしたが、実際やってみるとセルフは取れない、ザイルが回収できないなどとトラブルだらけでした。安平先輩、下で長時間待たせてしまって申し訳ありません。

この日の最後に、楠田くんには安平先輩とマルチを、坂尻さんには二段ハングの右に挑戦してもらいました。坂尻さんは私もかつて苦戦した核心のところで行き詰まっている様子でした。彼女を見ていると去年の私を思い出してしまいます。私でもこの一年でかなり成長できたので彼女には今後とも頑張って欲しいです。

今回の練習は上級生が2人だけだったので出来ることは少なかったですが、必要最低限はできたのでとても充実した1日でした。来年は私が最上級生になります。その時に少しでも楽ができるよう、1年生への指導と自分自身の鍛錬に励みたいです。
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