たかじんさんの「0db HyCAAヘッドホンアンプ」は、ケースに入れたこともあって
順調に動作しています。
とある所から真空管を購入することができました。
容疑者一同?の写真です。(違う
12AU7の中古を販売しているようでしたが、予想どおりというか在庫がないということで
似た球が送られてきました。
どれもNEC製とのことでしたが、日立のロゴの端がうっすら残っている物が1本ありました。
12AT7
12AX7
12AD7
残念ながらペイントがほとんど剥がれていて、何の球なのか
全く分からない物が1個入っていましたが、12AD7だけは、うっすらと読めました。
しかし12AU7の同系管で、このような球もあったのですねぇ。
でも、0db HyCAAで使えるのでしょうか?データシートを調べると、一応、大丈夫という感じ
でしたので、挿してみました。
流石に1度使われたものの、数十年寝ていた球ですので、電源が入ると、ブツブツとつぶやいています。
ヒータが温もるとつぶやきも消えるので、とりあえずは生きている様子です。
中央の12AT7は、プレート電圧12Vではブツブツとつぶやくだけで動作して
くれませんでした。
ということで、+HV 0db HyCAA専用という事で仕事してもらうこととなりましたが、
ガラスの中の黒いプレート?を見ると、「X」と印があります。これって駄目って事なのでしょうかね。
データシートを見ながら、試作基板の上にソケットを差して簡易のチューブチェッカーを作って
プレート電圧を変えたり、グリッド、カソードに抵抗を付けたり外したりして、それぞれの動作電圧と電流を測定して、
だいたい、この球かなという特定はできました。
あと1本、12AX7もありましたが、末期症状といった具合で、ノイズが入るようでした。
ハズレもしかたなし、ということでしょうか。
ゲッターに仕事をしてもらいましょうか。もっとも過度な期待はできませんが。
これで、当分は球の違いによる音の違いを楽しめそうです。