まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  284 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ その3

2017年02月13日 | Weblog

 最初にアルトイズ缶に入れたヘッドホンアンプは、ポタ祭り?とやらいう所に出す事となりました。

ということは仕上げなければなりません。

最初の基板では問題ありすぎてどうにもならないので、慌ててバージョンアップしました。

見栄えは、ほとんど変わっていません。

 そしてケースにもいれました。

 

実はこの平らな真空管は別基板上に乗っています。

ソケット化しているので、通常のサブミニチュア管とも差し替え可能です。

〔好都合な事に、ヒータ電圧の調整はほとんど必要ない事がわかりました。実は平らな真空管は2つのヒータを

直列にしています。1個当たり実測で0.65V/17mA。ただ5Vから抵抗2本で降圧させているので、これが功を奏してサブミニチュア管でも許容範囲内の電圧で納まるようでした)

 

あとはこれを梱包して送り出すだけです。当然平らな真空管のみですが

 


次なるヘッドホンアンプ  283 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ その2

2017年02月12日 | Weblog

 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ、実はもう1台あります。

こちらは3年前に作り、音の良さにいつか中華発注基板にしてみたいと思っていたものを、別の真空管を

載せる形で実現しました。

オペアンプ部分はClassAAの回路を採用しました。

しかしこれは部品点数は半端ではない状況となってしまいました。

それだけトラブルも倍どころではない有様となりました。

問題点。デュアルタイプのチップFETを使用しましたが、パターンを間違えました。

何故か裏に付ける事になってドレインとゲートが逆という、致命的なミスをしていました。

そこはそれ。実験ですからパターン切ってジャンパで繋ぐという方法をとりました


あとは次々と部品を付けてみましたが、ヒータ電源回路で問題がでました。

 予定してたチップタイプ(何と足が8本もあるNchとPchが入っているFET)のデバイスが予定どおり

動作してくれません。どうも2V以下では満足に動作しないのが分かった時点で、すっぱりと諦めて

通常のNch FETを基板表側に無理やり取り付けて、ヒータ電圧ができました。


 立てている電解コンデンサの下にチップFETが見えています。

そしてNutubeはグリッドをプラス側にしなければなりませんし、3.5Vは必要なので、基板裏にチップタイプの

3端子レギュレータと表側に表面実装型半固定抵抗を付けて、電圧を調整できるようにしました。

これは一応問題なく動作するようでした。


 やっと音が出せる状態となりました。でも・・・やはりというかどうもこの真空管を生かせていないというか

使いこなせていないというか、サブミニチュア管には遠く及ばない音しか出ません。

せっかくのClassAAも冴えない音になっています。


 しかたないということで、もうひとつのアンプでサブミニチュア管をつけるゲタで鳴らしたので、

それを取り外して付け直してみました。

嗚呼やはり・・・・・・・・・・・・・・・・・今まで聞いてきた音がしだしましたし、ClassAAの回路のせいか

より音が響く感じでこれなら満足できそうなのが伺えます。

 

ただ問題も若干。ボリュームと出力側のジャック、電源スイッチ間が狭すぎるため、

大きめのツマミを付ける事ができない事に気づきました。またプラグも外側が太いものですと

電源スイッチに干渉する事もわかり、再設計が必要なのもわかりました。


 自分用に作ったので、気にいらなければ作りなおせばすむ事なので、これはいずれ

改良して製作する予定となりました。

(ただ、真空管をどうするか。平らな真空管はボツかもしれません)

 

 


次なるヘッドホンアンプ  283 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ

2017年02月08日 | Weblog

 とある企画に乗る格好で、アルトイズ缶(ミント缶)に入るヘッドホンアンプを作る事になりました。

 以前ですと生基板からアイロン焼付け、エッチング、穴開けなど、手作業で基板を作っていましたが、

去年から中華業者に基板を発注しだしたので、年末に大急ぎでパターン引いて発注しました。

 毎度ながらのお約束で慌てるとろくなことになりません。(もっとも試作基板の実験?ですから

間違えていようと、基板の出来が悪かろうと、まずは動作実験しなければ意味ありませんので・・・)

 まずは最初のが届きました。

部品をつけていくと、あれ~っといった具合でパターンがショートしていたり、裏にパターンひっぱったはずが

何故か表もあったりと、自分でも大笑いするような事となっていました。

 

 今回はNutubeという平らな真空管を鳴らすのもひとつの目的でした。

この真空管を別基板に乗せ、配線で下のメイン基板と繋ぐという方法をとってみました。

缶は以外と狭く、006P電池も入れるとなると真空管の下に部品を付ける必要性がでてきましたので

こういった奇妙な構造となりました。

さて音出しを。

どうもしっくりきません。 今まで何種類もサブミニチュア管でヘッドホンアンプを作ってきましたが、

低域はボワボワ、高域は耳ざわり、肝心の人間の声の帯域は引っ込む感じで、これをどうしたたよいものかと

頭抱えるような音がでてきました。
(やはりこれって、ギターエフェクター用の物なのかと、考えがよぎります)

そしてあまりに気にいらないので、別の方法をとってみることにしました。
そのままサブミニチュア管を挿す別の基板も製作していましたのでつけてみました。

 唖然とした、というのが本音です。

音が出たばかりというのに、人間の声が綺麗に聞けますし、低域もしっかり高域はまだ若干伸びが

足りない感じですが、終段の電解コンデンサが起きていないということもあって、これなら馴らしをすると

満足できるだろうという感じがします。

(実際、丸3日間、アンプ専用に作った外部安定化電源で慣らし作業で放置していましたが、今まで

聞いてきた音がしてきました)

ということは・・・・・・やはりあの平らな真空管に何か問題があるとしか思えません。

さて困った。どうしましょう

 

 

 


DCDCコンバータの修理

2017年02月01日 | Weblog

 こんなものまで直すのかと言われそうですが、他の部品注文に壊したDCDCコンバータのICも

注文していたので修理しました。

LM2237というICを使って、+2.1Vから+14V入力の電圧を+35Vまで昇圧できるコンバータでしたが、

突然故障してしまいました。何が原因なのかわからなかったのですが、入力電圧よりすこし低い電圧が

出力されるだけでしたので、昇圧部分がうまく動作していないだろうという、適当な推測です。

横のチップコンデンサなどが少し邪魔でしたが、無事取り外す事ができました。

あとは元どおりハンダ付けして

 無事、昇圧できました。IC代85円(もっとも手数料と送料で2千円とられていますが

やれやれです。

 

 

そして、もう1台も修理しました。ICを2個注文していてよかったですが。

 

こちらはツイッタの知り合いの方のでしたが、IC替えても昇圧せず、半固定抵抗も怪しそうなので交換。
しかしながら、指定の半分の抵抗値の物しか手持ちがなかったのでとりあえず付けて昇圧。
24Vまでしか上がらないので(それでも十分なのですが)パターンをちょっと切ってチップ抵抗を付けて、
しかしながらチップコンデンサに当たるので少し移動させて、やっと+30Vが出力されました。
 
一安心です