奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

年寄りの苦言

2017-03-08 21:31:27 | 社会
若い人たちや、多くの有権者から見れば、「終わった人」かもしれないが、年寄の言うことに耳を傾けてみるのも悪くはないとは思う。

 亀井静香元金融担当相(無所属)が8日、国会内で講演し、天皇陛下の譲位について「お気の毒だが終生、天皇陛下であっていただかなければ、(皇室)制度が揺らぐ」と述べ、譲位に反対と明言した。
 亀井氏は自民、公明両党などが主張する一代限りの特例法を「先例を作ることになる」と批判し、摂政の設置や国事行為の臨時代行で対応すべきだと訴えた。
 国民の多くが譲位を容認している現状に対しては「浪花節みたいな情緒で、世界に冠たる天皇制を揺るがすことはあってはならない」と強調した。(産経)


民進党や共産党は天皇譲位を政争の具にしているのだから、明らかに憲法に違反する。
(もちろん半分は、改憲派が護憲派を揶揄している表現なのだが)

亀井さんは以前、「天皇は京都にお帰りになったほうがいい」という趣旨の発言をしていた。今日の発言からは、皇室の永続を願って、お静かにお暮らしになったほうがよいとの含意があったのだろう。
史書や言い伝えが事実であれば、出雲国造家に並ぶ「由緒正しい」家柄であるから、ギネスものとして大切にしたい気持ちは国民の多くが持っているのかもしれない。

ただ、右翼の言う「日本の国柄」などと言われると、「そうかな?」とは言いたくなるが。(こんなこと書いたら、「不敬の輩」として右翼に狙われるか?)