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大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

富士山静岡空港の今! その527 祝!チャイナエアライン就航決定

2012-01-08 22:00:00 | 富士山静岡空港
チャイナエアライン(華航)の静岡就航が正式に発表されました。
静岡空港の国際線への定期就航は、アシアナ航空・大韓航空・中国東方航空に次いで4社目ですが、これは日台間のオープンスカイ協定の発効に伴ない、輸送の自由化が行われた結果です。チャイナエアラインは静岡のほか、富山と鹿児島に就航しますが、マンダリン(華信)や復興航空も新規路線や増便を検討しているようですので、これから日本各地の地方空港で台湾の航空会社の飛行機を見ることができそうです。


そこで、静岡空港とチャイナエアラインですが、開港以来150便を超えるチャーター便を運航し、いつ定期便化してもおかしくないと言われてきました。ただ羽田の国際化や昨年の東日本大震災などの影響もあり、一時は定期化見送りと思われていただけに、就航決定は嬉しいニュースとなりました。粘り強く就航に尽力された皆さまには、頭が下がる思いです。


就航日は毎週日曜、火曜、木曜で、静岡発20:00(台北着 現地時刻22:30)、静岡着19:00(台北発 現地時刻15:20)です。<機材はB737-800を予定>


実際に就航したら、こんなイメージでしょうか。(過去の夜着チャーター便の写真)


18:00以降に出入国の審査が行われるので、ここはもう1便、国際線をお願いしたいですね。



さて、チャイナエアラインは開港初日(2009/6/4)からチャーター便を運航しています。


今は開放されていない西側臨時駐車場からの撮影(2009/6/4)。滑走路東端に展望施設がありますが、この場所にもあったらいいですね。


夜間の離着陸ですので、富士山とのコラボレーションはちょっと厳しいかもしれませんが、静岡・高雄、静岡・花蓮などのチャーター便も過去に就航していますので、復活を期待したいですね。


定期就航している航空会社を除くと、国際チャーター便の数としてチャイナエアラインに次いで多いのが、中国南方航空。以前は静岡-大連-北京などの定期就航を目指しているとのお話もありました。今月から始まる長沙とのプログラムチャーター78便が成功し、来年の今頃はまた嬉しいニュースが伝えられるといいですね。

富士山静岡空港の今! その526 2011富士山静岡空港ベスト10

2011-12-31 20:30:00 | 富士山静岡空港
今年もやってきました大晦日。
ブログの更新頻度が4分の1程度になった影響で、年末恒例?のこの企画をお届けするには、写真も記事も不足しておりますが、何卒お許し下さい。

それでは能書きです。
「静岡空港ベスト10」は、このブログのアクセス解析に基づき様々なデータをマッチさせ、結局最終的には私の独断で順位を決める企画です。何が「ベスト」なのかも定義はありません。ただこんなこともあったんだと思い出していただくだけで結構です。

■第10位 4発旅客機
最初から写真がなくてすみません。

4発機とは夏に飛来したスペインチャーター便のエアバス340のことです。エアバス330までは今まで数社が運航しましたが、エンジンが4つの大型機は今回が開港後初めてでした。

※冬にもホノルルチャーターで飛来すると思っていましたので油断しました→その後ホノルル便はデルタのA330になったのは皆さまご存知の通りです。



■第9位 東側展望広場オープン

空港東側の進入灯が並ぶあたり、今までは画と音を楽しめる隠れた撮影場所でしたが、今年始めから整備が行われ、駐車場や展望台などができました。


展望台のカタチは、伝説「だいだらぼっち」の足跡のようになっています。なかなか面白いアイディアですね。

※残念ながら離着陸の際は飛行機のお腹の下になっているので、未だに上空から見たことがありません。


■第8位 西側展望広場移設オープン
昨年11月から行われていたエプロン増設工事に伴なう西側展望広場の移設工事が完了。再び西側からの写真を撮影できるようになりました。以前の展望台に比べエプロンからの距離がありますが、西側から滑走路に進入するときに富士山と機体をうまく絡めて撮影することが出来ます。

※富士山の雪が安定するのは春先、西側から滑走路に入るのは風の無い日、難しい条件ですが一度ゆっくりと撮影してみたいものです。


■第7位 駐機場増設工事
繁忙時間帯の混雑解消やビジネス・プライベート機などのため3機分のスポット(6番、7番、8番)の工事が行われました。実際の供用は来年になるそうですが、ぜひたくさんのビジネス機・プライベート機がやってきて、時間貸駐車場のようになってほしいですね。


※以前の工事完成予想図では、格納庫が描かれていましたが、その予定地とスポットの間にはフェンスが設置されています。写真下部の未舗装の部分、こちらは今後どうなるのでしょうか?


■第6位 アウトバウンドチャーター便
後述しますが、東日本大震災の影響で、予定されていた海外からのインバウンドチャーター便が長期間キャンセルになりました。その状況を踏まえて国内から海外への数多くのチャーター便が企画され、静岡空港から各地へ飛び立ちました。


※一つ上のモンゴル、夏のスペイン、アラスカ、そして冬のホノルル、マカオ。
写真のホノルルチャーターも毎年恒例のスイスと昨年から引き続きのロシア極東などとともに恒例化していくといいですね。


■第5位 北米チャーター便
アジア・ヨーロッパへのチャーターは開港年から行われていますが、今年はいよいよ北米大陸へのチャーター便が出発しました。初の北米便はアンカレッジへのJAL直行便。来年以降は未就航のオセアニアチャーターが行われるといいですね。

※鶴丸で運航されました。嬉しいですね。


■第4位 日航問題の進展
ベスト10というからには、硬い話題も採り上げざるを得ません。評価はさまざまでしょうが、早期に展開したことだけは確かです。今までのFDA札幌・福岡便に加え、秋からは中国東方上海便もJALのコードシェアになりました。再就航は今のところ難しいのでしょうが、チャーターなどで鶴丸を頻繁に見ることができるようになってほしいと思います。


■第3位 運用時間の延長
4月から空港の運用時間が延長され、午前7時半から午後8時半までの13時間です。定期便においては、今のところその4割強の時間、空港に飛行機が1機もいない状況ですが、これから少しずつ便数を戻して13時間が有効に運用されるようになればいいですね。


■第2位 小松・松本・熊本便の運航休止
たいへん残念なことですが、3月にFDA小松・松本便が、7月末には熊本便が休止となりました。展望広場の案内ボードに貼られた白いシールが、ちょっと痛々しいです。


ぱっと見ただけでは静岡空港のように見えますが、ここは県営名古屋(小牧)空港です。FDAも名古屋の翼になり、全国に路線を広げていますが、再び静岡で路線開拓を行ってほしいですね。


※一番使えた静岡松本線。この大井川の鵜山の七曲りが一番好きでした。小松線も含めて個人的に使える路線がなくなって本当に寂しい限りです。


■第1位 東日本大震災と静岡空港
こちらについては、説明は不要かと思います。今もなお多くの方が不便な生活をされていることを思うと胸が痛みます。


ちょうど地震の時は会社にいましたが、その後で仕事で空港に行き、到着ロビーの大画面モニターであの衝撃的な映像を見たことを今も思い出します。


地震の後に、静岡から救援物資と医師を乗せたFDA機が花巻空港との間を3往復しました。また各地からの救援機に対する給油など、空港は防災拠点として活躍しました。


地震と原発事故の関係で、日本に来る外国人が激減。予定されていたチャーター便がキャンセルになるばかりか、定期便の一部も長期間減便となってしまいました。
写真>中国南方航空の湖南省長沙からのプログラムチャーターも中止となりましたが、来年は増便されて78便(39往復)運航されます。


2011年の静岡空港ベスト10はいかがでしたでしょうか?
来年は1月から石雲院展望施設の工事や搭乗橋の増設工事が始まり、使う人も訪れる人にもさらに便利な空港になっていくことでしょう。


待望の新規路線「静岡-台北」線も来春から週3便で運航開始。国内線2社に対して国際線4社が就航する地方空港は他にはないでしょう。台北はソウル経由に比べて東南アジア方面への所要時間が少なくなると思われますので、現在のソウル便の運航時間に影響がでてくるのか?など、他の路線の動きにも注目したいですね。


簡単ですが今年のフライトログです。ブログの更新が激減したため、全ての空の散歩をお届けできず申し訳ありません。これから時間があるときに、また少しずつご紹介いたします。


2011年もあと1日、今年は公私ともに忘れえぬ1年でした。
とはいえ、時の流れは止めることはできません。またゲームのようにリセットすることはできません。2012年は過去を引き摺りながら、それでも「良き」1年にしていきたいと思います。

皆さまもどうぞ良いお年を!






富士山静岡空港の今! その525 紫の翼 FDA6号機

2011-12-17 01:30:00 | 富士山静岡空港
最新の空ネタは少なくなりましたが、これだけは外せませんね。
ご存知12月から運航されているFDA(フジドリームエアラインズ)の新造機(6号機)です。
大方の予想通り、紫のカラーリング。光の加減で印象がいろいろと変わる妖しくも美しい機体です。



6号機は3号機、5号機と同じ84人乗りのE175。国内でE175を就航させている航空会社は、このFDAだけです。


JA06FJ。就航開始から約2年半で6機目です。桃(3号機)や緑(4号機)は狙って乗ることができましたが、さすがに6機あると紫を狙って搭乗することは、かなり難しいでしょうね。


FDAには富士山が似合います。


初冬の空に飛び出していく6号機。いつかは一度乗ってみたいですね。


実機を並べるのは不可能だと思いますので、写真を寄せ集めて並べてみました。
カラフルでインパクトがあります。青とグレー以外の新色も6号機の事前アンケートには登場したようですので、これからもこの路線で色数を増やしてほしいですね。

富士山静岡空港の今! その524 ANA沖縄静岡便 空の散歩K席 その2

2011-12-03 22:30:00 | 富士山静岡空港
年末の大蔵ざらえ…過去の搭乗記の2回目、今日も引き続きANA沖縄静岡便の"空の散歩"でお楽しみ下さい。
写真の群青色の空、神秘的で吸い込まれそうですね。日常の生活では、なかなかこの色の空を見ることができません。


<フィルム撮影>
いよいよ静岡空港が近づきました。ここからはフィルム撮影です。石廊崎を見ながら左に旋回して静岡空港を目指します。
この辺りは南伊豆町の妻良港あたりでしょうか?伊豆の西海岸もずいぶんご無沙汰しています。お魚は絶品でしたが、前回行ったのは10年以上前。同じ静岡県ですが、私の住む辺りからだと陸路で4時間近くかかります。


<フィルム撮影>
南伊豆から日本一深い湾「駿河湾」をゆっくりと飛び越えて、陸地が見えてきました。


<フィルム撮影>
ちょうど大井川の河口の上空を通過、K席側からは大井川港が見えます。


<フィルム撮影>
吉田町上空を通過、下に見えるのは湯日川と国道150号線です。


<フィルム撮影>
東名高速を過ぎると、窓の外には茶畑が広がります。リサイクルセンターの煙突の真上あたりでしょうか。そろそろ空港でも飛行機のライトが見えている頃です。


<フィルム撮影>
東端展望台周辺上空で必ず飛行機が揺れるので、何度チャレンジしてもいい写真が撮れません。この時も振られてシャッターが下りたのは灯火橋の上でした。


那覇空港から2時間ちょっと。定刻どおりに静岡空港に到着です。


トーバーに書かれた機種。まだ飛来していない飛行機がありますね。どうか近いうちに静岡にお越し下さい。


ということで沖縄静岡線の"空の散歩"、お楽しみいただけましたでしょうか?K席側から見える景色は大半が海ですが、その海の広さ、色の違い、そして地平線の"丸み"など、雄大な眺めを味わうことができます。また、那覇を出発した際に今回のように本島西側を回る場合には、沖縄本島も見ることができます。


最後にブルーシールアイスクリーム。なんと静岡空港の2F売店でも売っていました(笑)。

師走の蔵出し企画、次の3回目は昨日の写真にもありました、那覇空港の空弁をご紹介しますね。

※なお、沖縄静岡便A席側はこちら(2009/7/6、7/8、7/9)をご覧下さい。

富士山静岡空港の今! その523 ANA沖縄静岡便 空の散歩K席 その1

2011-12-02 23:45:00 | 富士山静岡空港
今年も残すところあと1ヵ月になりました。
最近は「空」との縁も少し遠くなって、ブログの更新もかなり減っております。そこで、今月は師走の「大蔵ざらえ=clearance sale」ということで、過去の空の散歩の蔵出しをしていきたいと思います。ただし散歩した日は「今!」ではありませんがどうかお許し下さい。

さて、おいしそうなソフトクリームです。ご存知、沖縄の「ブルーシールアイスクリーム」です。那覇空港で搭乗を待ちながら「沖縄滞在のシメ」を堪能します…。


お馴染みANAのB37です。この日はボーディングブリッジでの搭乗です。


アイスを食べ終わると、そろそろ搭乗開始です。行き先「静岡」の表示を見ると、なぜか最終の新幹線のように思えてきます。ただしこの機は静岡に降りた後、札幌へ行き、最後は仙台で夜を明かします。


<フィルム撮影>
那覇空港から出発です。この日は沖縄本島の西側を進むコースですが、お天気がいまひとつはっきりしません。


そのまま雲を抜けてしまいました。地上は曇りでも1万メートル上空は晴れています。


出発から25分、雲の隙間から少しだけ沖永良部島が見えました。


こちらは拡大写真。沖永良部空港が見えています。


スカイビジョンに表示されている通り、沖縄静岡便は洋上のフライトです。K席側は薩南諸島を離れると、大海原しか見えません。


そんな訳で、音楽でも聴きながらお弁当をいただきます。「音楽」と書きましたが、実際には「落語」を聴いていたりします(笑)。
お弁当の中身は、また別の機会にご紹介しますね。


出発から100分。そろそろ遠州灘に入ったでしょうか。


スピードを緩めて、少しずつ降下していきます。外はようやく雲がなくなり、コンテナ船がゆっくりと進むのが見えます。

<次回に続く>



富士山静岡空港の今! その522 デルタ航空 チャーター便

2011-11-19 23:45:00 | 富士山静岡空港
11月から来年1月に運航が予定されているデルタ航空によるホノルルチャーター便。全国の地方空港を中心に21便が運航されますが、そのうち静岡からは5往復が運航されます。今冬、定期便が減少した静岡空港ですが、予定では来月は台湾・ホノルル・マカオにJTA宮古チャーターも加わりました。中国などからのチャーター便がまだ復活していない中で、アウトバウンドのチャーター便が気を吐いています。


さて、静岡空港から北米へのチャーターは、今年夏のアラスカに次いで2都市目ですが、駿河湾→式根島→房総沖という航路は初めてだと思います。今後もこのルートで、たくさんのチャーター便が運航されることを願いたいと思います。


激しい風雨の中、次のお客さまを迎えに山口宇部に向けて飛び立ちます。
静岡で世界2位の航空会社の飛行機を見ることができるとは、正直思ってもみませんでした。こうなったら1位のユナイテッドの来静もお願いしたいですね。


まだあと6回飛来しますので、ぜひとも写真の中に富士山を入れて撮影したいと思います。

富士山静岡空港の今! その521 お会いできてよかった ウラジオストク航空 ツポレフ204

2011-09-25 23:45:00 | 富士山静岡空港
またお会いしましたね。昨年も9月に運航されたウラジオストク航空のハバロフスクチャーター便。今年は1往復でしたが、機材にはロシアのツポレフ204が充てられました(拡大写真)。


直行便の昨年とは異なり、今年はハバロフスク-高松-静岡-ハバロフスク(ウラジオストク)のトライアングルでの運航です。往路は22日で台風一過の好天、ただ平日でしたので写真はありません(ゴメンナサイ)。掲載の写真は復路です。


谷口原を走っているときに、すでにプッシュバックを始めていましたので、もう間に合わないかと思いましたが、多分トーバー格納で時間が稼げたのでしょう、何とか写真に収めることが出来ました。


遠くに青空も見えますが、天候はうす曇。富士山も少しだけ見えています。


しっかりとした足回りと大きなエンジン、ちょっと武骨な感じがボーイングやエアバスとは違う魅力ですね。さて、お客さんを降ろして、これからロシアの大地に戻ります。


昨年・今年と同じ時期にロシアへのチャーター便が運航されました。ぜひ来年も運航して、エーデルワイス航空のように定期的なチャーター便になってほしいですね。


エプロン拡張工事もこれで完了でしょうか。拡張されたスポットに、たくさんの飛行機が並ぶといいですね。


FDA5号機が札幌から戻ってきました。最近青フジ(2号機)を見ていませんね。お元気でしょうか?
さて、駐機している飛行機は何度か撮影したのですが、この場所からタキシングしている飛行機を撮影するのは、西側展望台が閉鎖されてから実に10ヵ月ぶりかと思います。


この後、お仕事になりまして、一段落して3Fに行くとB3(05AN)が沖縄からやってきました。


赤い羽根共同募金50周年のステッカーが見えます。10月1日から全国のANAグループが就航する全国51空港のカウンターに募金箱が設置されます。>>>こちら

※「相良三十三観音と人吉相良氏を訪ねて」のその2は、次回お届けいたします。

富士山静岡空港の今! その520 FDA静岡鹿児島便空の散歩K席 その3

2011-09-10 23:30:00 | 富士山静岡空港
「今!」の記事ではなく、ずっと前の搭乗記で申し訳ありませんが、今冬が正念場となる静岡鹿児島便の空の散歩をお届けしています。今日はその3回目。

前回の空の散歩「その2」で、紀伊半島を横断する写真を掲載いたしましたが、今回の台風12号でその場所に甚大な被害が発生いたしました。心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。


さて、空の散歩に戻ります。静岡を出発して65分余り、FDA4号機は宮崎上空にやってきました。見えているのはちょうどフェニックス自然動物園の辺りです。


都城市が近づくとベルトサインが点灯します。ここで4号機は左に旋回、南へ向かって飛行します。見えているゴルフ場は曽於市の三州CC、ここはもう鹿児島県です。


少しすると今度は右旋回、旋回する翼の下に見えるのは東九州自動車道の末吉財部ICです。今度は北西方向に向かいます。


いくつもの山や谷を越えて、高度が下がり茶畑が広がってきました。離着陸時に茶畑が広がっている空港は、ここ鹿児島と静岡だけでしょうか。おっと・・・そのまま空港の東側を素通りです。


空港を通り過ぎて左旋回、混雑しているのでしょうか?
いよいよ北側から着陸します。


鹿児島空港に着陸しました。主に薩南諸島を結ぶJACのボンバルディア機が見えます。


それでも定刻より10分早く、鹿児島空港に到着しました。静岡空港からはおよそ85分、島田駅から出発して浜松でひかり号に乗ると85分は、ちょうど名古屋駅あたりでしょうか。


久しぶりの4号機の旅、静岡にも鹿児島にも似合う色ですね。また近いうちにお会いしたいです。


今期の冬ダイヤでは「静岡」の文字は毎日表示されなくなります。残念ですが夏期ダイヤではぜひ毎日就航してほしいと思います。


さて、到着口を出ると・・・さっそくつかまってしまいました。
こちらは喜界島産の黒蜜を生地に練りこみ白餡を包んで揚げた「花林糖上々饅頭(薩摩じねんや)」、見ただけで思わず財布を取り出していました。当然のごとく、現地で消費、結局静岡まで持って帰ることが出来ませんでした(笑)。


甘いものの後はお茶を一杯。ANAのカウンターの前には霧島茶の呈茶コーナーがあります。ちょっと甘めのお茶ですが、清涼感があります。「あ~山のお茶の味がする」と思うのは、さすが?静岡県民でしょうか。


今年は鹿児島空港のある霧島市で「全国お茶まつり」が開催されます。


霧島連山のふもとだけに湯量は豊富。国内の空港では初めての足湯のコーナーがあります。入ってみたかったのですが、今日中に行かなくてはいけない目的地がありますので先を急ぎます。


空港から3キロ余り、こちらの小さな駅から目的地に移動します。

3回に分けてお届けした「静岡鹿児島便 空の散歩」いかがでしたでしょうか?最初にもお話しましたが、この冬から静岡鹿児島便は週4便になります。減便は非常に残念ですが、何とか2大茶産地を結ぶ路線が、末永く続いてほしいと思います。今回は運航ダイヤも変更され、お昼の出発です。今まで接続が難しかった薩南諸島への乗り換えもしやすくなります。新幹線で6時間半の旅も捨てがたいのですが、スピードでは飛行機にかないません。鹿児島空港は、今回の目的地熊本県の球磨地方をはじめ宮崎方面も至近距離です。皆さまもぜひこの路線に搭乗して、南国の美味しい食べ物やすばらしい景色を味わってみてはいかがでしょうか?

ところで、お届けしています静岡空港発の「空の散歩」シリーズ。これにて国内就航路線(運休分を含め)全てをご紹介いたしました。ただし全路線とはいえ片道のみのご紹介や、右窓・左窓などの違いなど・・・まだまだお届けしてない「空の散歩」もあります。過去の記録を含め、これから残った路線のご紹介は続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

富士山静岡空港の今! その519 FDA静岡鹿児島便空の散歩K席 その2

2011-09-03 20:00:00 | 富士山静岡空港
「今!」の記事ではなく、ずっと前の搭乗記で申し訳ありませんが、今冬が正念場となる静岡鹿児島便の空の散歩をお届けしています。今日はその2回目。遠州灘を離れると機内サービスが始まります。
おなじみシャトレーゼの焼菓子です。「お好きなだけどうぞ!」と言われてしまうとちょっと躊躇してしまいますね。プライドなのか度胸がないのか、2個いただくのが限界です。みなさんはいかがですか?


そしてドリンク、この日はホットコーヒーを選びました。
「うん?」 ここでちょっと気づきました。


4号機、いつの間にかシートを張り替えたんでしょうか?アメリカからやってきた時は藍色のシートだったはず(以前の4号機のシート>>>こちら)。しばらくご縁がなかったので、ずっと昔に張り替えてあったのかもしれません。


熊野灘上空にやってきました。見えているのは三重県尾鷲市の賀田湾から熊野市の北部のあたりです。三重県は伊勢・志摩・伊賀・紀伊の4つの旧国から構成されていますが、この辺りは江戸時代まで和歌山県と同じ紀伊国でした。


直線の美しい浜がずっと続いているのがわかります。こちらは熊野市から県境の紀宝町まで続く「七里御浜」です。


三重・和歌山の県境を流れる熊野川です。写真の右は三重県紀宝町、左は和歌山県新宮市です。


那智の滝が見えるかも…と思っていましたが、雲に覆われていて分かりませんでした。冬の空気が澄んだ日なら「もしや…」と思います。
紀伊半島の上空から見えたのは、竜の形に見える古座川の七川貯水池。何かパワーをもらったような気がします。


出発から30分余り、4号機は紀伊半島を横断して、和歌山県すさみ町の上空にやってきました。


本州はここで終わり、ここから海を渡り四国・九州に向かいます。


静岡出発から40分余り、窓の外に高知県の室戸岬が見えてきます。


こちらは拡大写真。お天気が優れないので残念ですが、晴れている日ならもっとすばらしい景色が広がっていることでしょう。


足摺岬までの間にトイレを済ませます。
流すボタンに貼ってあるシール。日本語だとちょっと表現がわかりにくいのですが、英語の方は「DO NOT FLUSH WHILE SEATED ON TOILET」…つまり「座っているときに流すな!」と分かりやすいです。航空機のトイレは「真空式」なのですが、もし座っているときにこのボタンを押してしまったらどうなるのでしょうか?…おしりが吸い込まれてしまう??のでしょうか。押してみたい衝動に駆られるのですが、押したら二度とFDAには乗れなくなってしまうので、押しません(笑)。


そうこうしているうちに足摺岬の周辺にやってきました。ちょうど土佐清水市の上空です。A席側からは足摺岬が見えているのかもしれません。K席側からは同市の大岐海岸が見えています。


4号機はさらに西に進み、高知県大月町の上空に来ました。宿毛湾から宇和海にかけて海に突き出た半島や島々など、幻想的な風景を見ることができます。大月町は高知市から車で約3時間、黒潮と瀬戸内海がぶつかる魚の宝庫。昔から出かけるのは好きですが、まだまだ日本には私の行ったことのない場所があります。


大月町の柏島を見送って、4号機は西日を浴びながら日向灘を越えて宮崎県に向かいます。
<つづく>

富士山静岡空港の今! その518 FDA静岡鹿児島便空の散歩K席 その1

2011-09-02 23:30:00 | 富士山静岡空港
9月になりました。一時の猛暑からは解放されましたが、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。「今!」ではなく、ずっと前の搭乗記で申し訳ありませんが、今冬が正念場となる静岡鹿児島便の空の散歩をお届けします。

さて、年度下半期の運航計画を発表したFDA。残念ながら静岡空港では実質2便の減便となり、国内線全体では開港時の便数をも下回る状況です。なかなか厳しい環境下ですが、飛行機のいない空港は寂しいもの…。拡張工事をしているエプロンも埋まるほどの賑わいを取り戻してほしいですね。


泣き言ばかりいっては始まりません。この路線はFDA就航からずっと運航されている単独路線(コードシェアなし)で、それぞれお茶どころの2つの県を結ぶ路線です。


お供は4号機「緑フジ」です。信州松本の観光キャラクター「アルプちゃん」がお出迎えです。すっかり信州の翼という感じですね。ここで気がかりなのは、「パルちゃん」と「アルビくん一家」。5号機に貼るとしたらどちらのシールになるのか?新潟就航を控えてますので、ちょっと心配です。


余計なことは考えないことにしましょう(笑)。さぁ滑走路に進入します。
<FILM 撮影です>


次から次へと飛行機がやってくるお昼を過ぎて、のどかな午後の時間帯。鹿児島便は茶畑を見下ろしながら、離陸していきます。
<FILM 撮影です>


いつものルートをへて駿河湾上空へ、そして出発から10分、御前崎を右に旋回します。


霞がかかったような空を、4号機は鹿児島に向けて順調に飛行していきます。<つづく>

富士山静岡空港の今! その517 アシアナ航空応援便B767

2011-08-12 23:50:00 | 富士山静岡空港
エコボン「空の散歩」をお届けしている途中ですが、ここでちょっと「@今!」の記事を入れます。
ソウル行きHL7729(A321)を応援するため、HL7247(B767)がやってきました。こちらは拡大写真ですが、こうして並ぶとまるで親子の様ですね。太極旗のサイズも違います。


搭乗された皆さまはお疲れのことだったと思います。仁川空港のサイトによれば、OZ1253便となったこのB6は、20時51分に到着したようです。

富士山静岡空港の今! その516 FDA熊本静岡便「空の散歩」A席編その2

2011-07-24 17:00:00 | 富士山静岡空港
熊本静岡便「空の散歩」2日目です。
熊本を出発してから約1時間、ようやく雲が切れて地上は見えてきました。どの辺りかとよく見ると、そこは三重県の松阪市でした。


ここからはいいお天気です。今までの雲のじゅうたんがウソのようです。桃フジは伊勢湾を越えて渥美半島上空にやってきました。


さらに東に飛び、磐田市の旧竜洋町の上空です。遠くに富士山の裾の部分だけが見えてきました。


掛川市の旧大東町付近から大きく右に曲がり、駿河湾のポイントを目指します。


今度は左に大きく曲がり静岡空港に向かいます。ここからはデジタル禁止なのでフイルム画像です。
いつも思うのですが、静岡空港は左右どちらの席でも富士山が楽しめていいですね。


ゆっくりと駿河湾を飛びつづけ、ようやく吉田港が見えてきました。


国道150線の上を越えて行きます。


そして東名高速を通過。


なかなか「だいだらぼっち」の足跡(東端展望広場)を眺めることが出来ません。展望広場の上空を通過するので、当然なのですが...。
う~ん、12から降りれば見えるのでしょうか?こればかりは時(風)の運ですね。


静岡空港のプライムタイム、ANAと大韓機がいます。


どちらが先に行くのでしょうか?


それでは、ちょっと前を失礼します。


イルカの飛行機の「ANA WINGS」。私はこの時に初めて見ました。


もう運休まで1週間となりました。運休は本当に残念です。ただ小松便と違って拠点廃止ではなく小牧便が残ります。静岡空港のFDA定期便(季節便を除く)は便名の若い順に運休していますが、次は鹿児島便。こちらも小牧に行ってしまわないように、なんとか維持をしてきたいものです。

富士山静岡空港の今! その515 FDA熊本静岡便「空の散歩」A席編その1

2011-07-18 16:30:00 | 富士山静岡空港
こちらは阿蘇くまもと空港の1階ロビー。ちょうど40周年の横断幕が掲示されています。熊本空港の愛称はこの「阿蘇くまもと空港」、空港の愛称は数々ありますが、山の名前を冠した空港はこの熊本空港と静岡空港だけです。(いわて花巻の"いわて"が岩手山、とかち帯広空港の"とかち"が十勝岳を指していないという前提ですが)


さて、その縁ある2つの空港を結んでいるのが、FDAの静岡熊本便。2年前にFDAが初めて就航した時からの路線です。


とことが、この路線は今月末をもって運休となります。静岡空港のある牧之原市の姉妹都市は熊本県人吉市。そんな所縁も「就航先への旅」のカテゴリーで紹介しようと思っていたのですが、運休はちょっと残念ですね。(この日のお供は桃フジです)


ほぼ同じ時刻にスカイマークと・・・


SNA(スカイネットアジア航空)塗装のソラシドエア東京便が出発です。


熊本空港は標高の高い場所にあるため、離着陸の気象条件がタイトです。


いよいよ離陸ですが、お察しのとおり「空の散歩」にとっては悪条件の天候です。


もちろん、空の上もこんな感じ。上空は本当によく晴れているのですが・・・。


阿蘇山あたりの写真を撮ろうと思っていましたが、いつしか福岡静岡便と同じルートに合流してました。この日は肌寒くホットコーヒーをいただきます。


搭乗や降機、そして機内でも飴が配られます。飴は茶飴で有名な静岡市の馬場製菓のものです。


熊本出発から40分。雲が少し切れて、薄っすらと地上が見えています。ちょうど愛媛県の四国中央市の上空。四国中央市は紙製品の産地、製紙工場の煙突がたくさん見えています。

※追伸
昨日は1日屋外にいて熱中症ぎみになりまして、UPをしないで休んでしまいました。1日遅れで申し訳ありません。

富士山静岡空港の今! その514 真夏の黒 ANAスタアラがいます!

2011-07-16 19:30:00 | 富士山静岡空港
ただいまANAのB38スタアラ(51AN)がいます。783便の代行のようです。まもなく出発です(14:59)。

ということで、本当に久しぶりに「今!」の記事です。


仕事が長引き、遅い昼ご飯。こちらも久しぶりの魚がし空港店です。ちなみにこちらは桜えびかき揚丼(980円)。食べていると、目の右隅でなにやら黒い物体が動いています。


最初はアシアナ航空かと思いましたが、よく見るとB3でした。


本日は機材整備のため沖縄便が出発待ちでしたが、飛来したスタアラ塗装機は、どうもその助っ人のようです。


エアーニッポン所属のB737-800(JA51AN)。私が見るのはこのとき以来です。


整備中のB37と出発するB38。今日のカットは特別ですが、普段同時に2機のANA機が撮影できるように、増便を期待したいですね。


定刻より2時間半遅くなりましたが、沖縄に向けて出発です。


※おまけ ゴミがカメラ内に入ってしまい、きれい?に写りこんでいます。ちょっと情けない「空の散歩」ですが、明日から熊本静岡便の空の散歩をお届けします。現在はスタアラの写真でお分かりのように回復しております。

富士山静岡空港の今! その513 863マイルを飛ぶ 静岡沖縄便K席 その3

2011-07-10 21:00:00 | 富士山静岡空港
ただいま静岡沖縄便K席(右)側の空の散歩をお届けしています。すでに機体は那覇空港にありますが、今日は3日目をお届けします。

名残惜しいのですが、この席とはお別れです。2時間30分のフライトは静岡空港発着路線で上海便の次に長い時間。ソウル便のフライトは2時間、距離は673マイルですので、静岡から出発すると沖縄はソウルよりも遠い場所になります。


那覇空港北側にあるオープンスポットに到着。エアー沖縄のバスに乗り込みます。


日によって場所は違うのでしょうが、この日はターミナルまで距離があります。


と、いうことは空港内移動中にいろいろな発見もあります。ちょうどポケモンジェットがトーイングされていました。


バスに揺られて5分。


到着口に横付けです。


正直なところ、まだこの「静岡」の表示に"ぎこちなさ"を感じてしまいます。もっといろいろな空港で「静岡」の文字が見られるようになるといいのですが…。


到着口を抜けて最初に行く所は「こちら」です。私、"さんぴん茶"が大好きですので、各社飲み比べをしてしまいます。


ターミナルビルを抜けると「もわっ」と熱気が伝わってきます。たくさんの送迎バスを見送りながら、ちょっとショートトリップに出かけてみましょう。

3日間お届けしたANA静岡沖縄便K席の「空の散歩」、いかがでしたでしょうか?天候には恵まれず余り多くの写真を掲載できませんでしたが、いずれはA席編もお届けしたいと思います。逆方向の沖縄静岡便A席編はこちら(2009/07/06・08・09)をご覧ください。

さて、溜まっている記事がまだまだあるのですが、早くしないと期限切れにになってしまう路線があります。これから2~3の記事を掲載した後に、熊本静岡線の空の散歩をお届けしたいと思います。