ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

06/12/06 国立近代美術館フィルムセンターに初めて行く

2006-12-06 23:58:16 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)
今日は午後半休をとって京橋の国立近代美術館フィルムセンターに初めて行ってきた。yukari57さんにお声をかけていただいて溝口健二監督の映画『元禄忠臣蔵』前・後編の2本をまとめて観るためだ。その感想はまた書く。
前編と後編の間に7階の展示室でやっていた「生誕110周年記念衣笠貞之助の世界」も観てきた。
写真はセンターの公式サイトよりこの展示のポスターの画像。この画像が載ったチラシをどこかで見てとても印象に残っていて、この展示のことだったのだとその場でやっと気づく。列車の窓からカメラを出して撮影しているというところの写真かなぁと推測するのだが、この目にとても惹かれるのだ。ねらった映像がちゃんと撮れそうかどうかを真剣に見ているようなこの眼!
実はこの写真をアップしたい一心で、この記事をアップした次第。
元々は新派の女形だった。女優が台頭して女形が映画に必要でなくなった時に映画監督に転身したのだという。展示されていた女形時代の写真、若い頃の写真もあったが、二枚目だ。

歌舞伎役者林長二郎を二枚目スター長谷川一夫として育て『雪之丞変化』などのヒット作を生んだ。松竹時代劇映画の監督として活躍。戦後は日本映画に初のカンヌ映画祭グランプリをもたらしたとのこと。
この展示はご本人の遺品にセンターが所蔵する映画資料を加えている。俳優や著名な方々とやりとりした手紙なども面白く、いろいろな映画の中の写真もあってイメージがつかみやすかった。
常設展のコーナーは時間切れでよく見ていない。
こういう企画展示をしているとは、これまで知らなかったのでまた映画を見に行くようなことがあればまた展示室にも行ってみたいと思った。


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