ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

08/03/08 13代目仁左衛門映画で下北沢デビュー!

2008-03-09 23:59:04 | おでかけ、旅行

記録映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」6作品の連続上映企画で、ついに未踏の地・下北沢デビューを果たした。小劇場系の演劇にはご縁がなかった。最近、上戸彩が髪をバッサリ切って小劇場演劇の世界に飛び込んだTVドラマもやっていてチラ見したが、どうにも乗り切れずすぐに撤退(^^ゞ
下北沢トリウッドの公式サイトの「地図はこちら」の部分から地図と文字情報部分を編集してプリントアウトした紙を持って、ネット検索して確認した新宿駅で小田急電車に乗り換えた。

あれ、新宿から2駅じゃなかった。準急で2駅だったとあせる。区間準急に乗って次に停まった代々木上原で多摩準急に乗り換えて次に停まると下北沢・・・・・・。しばらく乗っていない区間なのでおっかなびっくり(^^ゞ多摩準急は千代田線と乗り入れらしい。首都圏は地下鉄と私鉄の相互乗り入れがどんどん進んでいるので○○急行とか知らない間にできていたりするのだ。

駅の南口を出てすぐの「下北沢南口商店街」のゲートをくぐり、細い道の商店街を歩いていく。歩いている人は原宿のような中高生ではなく、アーティスト風の若者が多い。TVドラマの雰囲気に今更ながら納得!予約席引取りの時間ギリギリになりそうなので電話も入れてあせって歩く。

あせったのがいけなかった。カレーパンで有名だというアンゼリカ(2日目に買って食べて美味しかった)も他の目印の店もチェックしてすすんだが、餃子の王将を見逃したので八百屋さんをめざしたら2軒目の八百屋さんまで行ってしまった。そこで道を聞いたらあんまりいい表情じゃなかったのでよく間違えられるのだろう。戻って、1軒目の八百屋で曲がったらすぐなのに、また行き過ぎる。

ようやく到着。今回の上映企画にお誘いいただいたマイミクの雷蔵さんも先にいらしていて素敵な栞になりそうな前売券をわけていただいた。それに座席のチャージ料を乗せてお支払い。

初日は羽田澄子監督のご挨拶もあり、この映画を撮ることになるいきさつや流れもお聞きできてよかった。国立劇場の「歌舞伎の魅力 菅丞相片岡仁左衛門 義太夫狂言の演技」という企画を岩波映画にいた羽田監督が撮ることになって13代目と出会い、惚れこまれてその後もずっと追いかけて撮影していったということだった。ご夫君で制作者の工藤充氏もいらしていて、いい雰囲気のご挨拶タイムだった。花束贈呈もあり。

3本とも素晴らしく、感想はまた書くことにして・・・・・・。3本で切り上げて映画「歌舞伎役者片岡仁左衛門」コミュの皆様、今回の企画の仕掛け人「仁贔屓会」の皆様とお食事へ。「八百屋」という野菜料理のお店のコースがヘルシーでリーズナブルプライスでよかった。
続いて今回の上映企画記念の特別カクテルを出していただけるという「WHISKY CAT」にもノコノコとついていった。ミント風味の「新口村」と紫蘇風味の「苅屋姫」の2種。後者を飲んだが美味しかった。ここまで企画された皆様の情熱に、13代目はもとより当代仁左衛門への深い愛情を感じた。ご一緒いただいた皆様に感謝m(_ _)m

数年前のポレポレ東中野での上映ではプログラムも販売されたらしいが、今回はいろいろな権利関係で販売なし。じっくり資料を読みたい私はなんとも残念だ。3/18(火)の1日で全巻制覇「仁左衛門まつり」で通しでご覧になる方にはプレゼントされるようだ。気力体力のある方は挑戦してみるといいと思う。

写真は下北沢トリウッドの公式サイトよりトリウッドの入り口の画像。
追記
ポレポレ東中野では上映されたという「菅丞相片岡仁左衛門」の記録映画も是非ぜひ観てみたい。念じれば思いは通じる?!


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5 コメント

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下北デビューですか (harumichin)
2008-03-10 17:24:09
最近は、めったにいかなくなった下北ですが
よ~く遊びにいったので懐かしい場所です。
といっても人気のあるほうでなく地味なほうにいってましたけどね。
いまや、小劇場の街ですね。

13代目は、意休が印象にのこってます。
孝夫さん初役で関西人が助六を演じるってことで、ひともんちゃくあった時代です。
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下北デビュ- (hitomi)
2008-03-10 20:16:58
友人の息子さんが北村想の「寿歌」から下北へ。

羽田監督のこの名作を見るチャンスがなく残念です。国際女性映画祭で絵巻の映画観たことがありますが。

仁左衛門さんは橋蔵の「雪の丞変化」で覚えました。南座前の菊水の2階でバイトしていたときいらしゃいました。関西は御曹司にも厳しいので育たないうちにつぶしてしまったと聞いたことがあります。
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皆様、コメント有難うm(_ _)m (ぴかちゅう)
2008-03-10 23:36:43
★harumichinさま
小田急線自体、ほとんど乗らない路線なのでかなり緊張して足を踏み入れました。遅刻しないですんでホッとしました。本多劇場とかも一度は行ってみたいなぁと思うのですが、どうしても観たいと思う作品が出てくればいくでしょう、くらいの感じですかね。
松嶋屋だけでなく音羽屋の「助六」も観ておきたい!菊五郎さん、いよいよ一世一代で一通りやってくださる感じになってきてると思うので、楽しみにしているところです。
★hitomiさま
>北村想の「寿歌」って???状態でしたが、検索したら下記の記事を見つけてなぁるほどです。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s44/s44.html
13代目の記録映画はポレポレ東中野での上映の時も気になっていたのです。やっぱりその時に観ればプログラムが手に入ったのになぁと後悔先に立たず状態です(^^ゞ国立劇場の仕事で撮影した「菅丞相片岡仁左衛門」も観てみたいと切望しております。
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大松島 (淳之)
2008-03-15 19:05:06
 先日、前半3作を通しで拝見しました。当代が挨拶の際に合わせた手を見た途端に、大松島もこんな風に手を合わせていたなぁと思い出した途端、ジワリと来てしまいました。「御目まだるい」という言葉を交えた感謝の挨拶には、真実心を込めてこのように観劇のお礼を伝えられる歌舞伎役者はもういないだろうなぁと再びジワリ。後半は来週拝見の予定です。
 あぁ、大松島。。。『菅丞相 片岡仁左衛門』も、是非是非、観たいものです。
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★淳之さま (ぴかちゅう)
2008-03-18 00:57:29
お初のコメント有難うございます。返事コメントが遅くなって恐縮ですm(_ _)m
13代目さんには全く間に合っていないので、淳之さんが羨ましいです。2日間、下北沢に通って6本全部観たことで、13代目に惚れました。その芸風を受け継ぐ松嶋屋の皆さんの魅力にますます目覚めております。
花粉喘息でつらいのですが、ボチボチ全部書こうと思っていますので、よろしくお願いします(^O^)/
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