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ここのところ、毎週月曜日夜のBSフジで「鬼平犯科帳」シリーズのオンエアを録画してはじっくりと観ている。吉右衛門もみんなも若くてよい(^^ゞその中の「本門寺暮雪」の回最後の斬り合いの場所となった長い石段を見て、歴史散策幹事の玲小姐さんに今回の行先をリクエストした。
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JR五反田駅に5人集合。すぐに東急池上線に乗り換えず、雨の中をまずは玲小姐さんの娘さんが卒業した清泉女子大学へ。守衛室で説明リーフレットをいただき、見学者証を首から下げて学内にある旧島津公爵邸の外観を見学する。
Wikipediaの「清泉女子大学」の項はこちら
清泉女子大学のサイトの「旧島津公爵邸案内」はこちら
Wikipediaの説明文から以下、引用。
本館として使われている建物は、大正時代に島津公爵邸としてイギリス人建築家ジョサイア・コンドルにより設計されたイタリアルネサンス風の西洋館、趣のある重厚な雰囲気は手入れの行き届いた庭園と共に清泉女子大学を象徴する建物。2012年3月21日、東京都指定有形文化財として指定された。指定名称は「旧島津公爵家袖ヶ崎本邸洋館(清泉女子大学本館)」。
*キャンパス内にふうの木が植栽されており、これは旧仙台藩の藩邸時代から島津公爵邸の時代を経て今日に至る。幹周りおよそ3メートル、高さ20メートル、樹齢およそ200年と推定される品川区指定天然記念物。
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ルネッサンス様式の建物で、正面のベランダの柱頭飾りは1階が地味なトスカーナ様式、2階が派手なイオニア様式。建物の外壁は光沢のある白タイル貼り。これなら汚れが落ちやすそう(笑)
ふうの木は、葉がカエデに似ているので「楓(ふう)の木」というのだそうだ。伊達藩の藩邸時代からあったということで立派な大木だった。冒頭の写真はふうの木の梢の緑色の葉が入るように旧島津公爵邸の正面を撮影したもの。
ちょうど花が終わって芝生の上に実が落ちていたが、梢を見上げると実がついているのも見える。その実は芯から細長い針状の突起が出ている変わった形をしていて、みんな気に入って一個ずつ拾ってきた。我が家で飾ったところをアップで撮影したものを一番下につけておく(下に敷いてあるのは平成中村座で秋に拾ってきた桜もみじ、上には築地散策の時の獅子頭!)。
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今日は、生涯学習講座市民大学ラファエラ・アカデミアが開催されているためか内部を見学している人もいるのが見え、内部見学を申し込んでいない私たちも電気が点いていたので部屋の中を見ることができた。部屋ごとに違う室内装飾がそれぞれ美しかったが、マントルピースの上は2部屋とも鏡になっていた。その煙突が屋根の上に出ているのだが、携帯での撮影ではうまく写らなかった。廊下の向こうには聖堂になっている部屋もあるようだった。なかなか素敵な建物に一同、満足!
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説明リーフレットを後からじっくり読むと、島津家が第二次世界大戦で大邸宅の維持が困難となって日本銀行に売却。戦災を免れた建物は、戦後GHQ管理となり将校宿舎として使われた。接収解除後に清泉女子大学が日本銀行から購入し、横須賀から大学を移転してきたとのこと。
なるほど、大学もイメージのよい建物を本館に据えて発展をはかったわけだ。実にうまい経営戦略だとも感心した次第。
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ふうの木の実か花なのかは謎です。タンポポのように針状のものが1本1本花なのかもしれないですね。