ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

06/01/03 歌舞伎座藤十郎襲名公演昼の部①「鶴寿千歳」

2006-01-03 23:55:11 | 観劇
初日の翌日、歌舞伎座藤十郎襲名公演の昼の部を観に行った。昨晩の教育TVの「新春初芝居中継」で予習済み?!

早いうちに観に行って筋書きを買えない場合はイヤホンガイド活用が多い私。今回の昼の部は祝儀舞踊2本が入る5本立てなので寝ないためには必須だった。プリペイドカード式になっていて借りる時も保証金がいらないのでスピーディで解説を最初から聞くことができた。30分休憩には小山観翁さんによる藤十郎丈へのインタビューもあり、ひとり観劇の今日はじっくりと聞いて勉強できた。
演目も多く長いので分割して感想をアップしたい。

1.鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
元々は昭和天皇の即位の時つくられた箏曲中心の御祝儀舞踊。夫婦鶴の優雅な舞。雄鶴(梅玉)は衣冠束帯、雌鶴(時蔵)は緋袴に白い水干で白拍子風の衣裳で下が赤で上は白で揃いになっていて松の向こうからせりあがってくるだけで美しい。その大きな袖を振りながらの連れ舞は、以前TVで見た丹頂鶴が翼を広げながら求愛のダンスを踊る姿を彷彿とさせた。
昨日もTVで映った際に時蔵のお雛様のようなお顔に釘付けになったので楽しみにしていた演目だ。時蔵・梅玉とも美しい~。4本の箏と5人の女性の歌声も珍しい。やはりお正月は筝曲がいいですね~。これは第一弾から満足度の高いすべりだしとなった。

今日はひとつだけで終わり...以下、次の記事へ続く。
写真は、歌舞伎座藤十郎襲名公演の垂れ幕を携帯のカメラで撮影。
追記:またひとつお勉強。梅玉丈が途中から持つ桧扇は杓をつなぎ合わせたもので扇の原型とか。時蔵丈が持つ女雛が持つような両端に何色もの飾り紐をつけるのは「あこめ扇」というとのこと。イヤホンガイドでこういうことを知って喜ぶ私って一体...ちゃんとオタクだ。


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