紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

さようならBlue Train~北斗星最後の勇姿

2015-08-28 06:00:00 | 写真
                 <ブルーの機関車二台に牽引されて走る北斗星 苗穂歩道橋から>



旧国鉄時代の1958年に、東京~博多間を走る「あさかぜ」に初めて青い塗装の寝台特急が登場しました。その後全国を走り回ったブルートレインも、8月22日の札幌駅発着をもってすべてが廃止されました。今年の3月には定期運行が廃止され、4月以降は臨時便として二日に一度運行されていました。

最終運行が近づくにつれ、札幌駅ホームには撮り鉄ファンが押し寄せ、最終発着日の22日(土曜)には早朝から600人が詰めかけたといいます。また上野駅最終出発日の21日(金曜)には約2000人のファンでホームがごった返したとも言います。と言うことで、最終日の22日を避けて、20(木曜)の発着を撮ることにしました。11時15分札幌駅3番ホーム着ですが、激混みが予想され、いいポジションの確保は不可能と思われるので、とりあえず一つ手前の苗穂駅付近で撮ることにします。

<ブルートレインとは~北海道新聞社会面の記事から>
機関車が青い塗装の客車をけん引する寝台特急列車の愛称です。前述のあさかぜに初めて導入されて「走るホテル」として高度経済成長期にビジネスの足として活躍しました。その後新幹線や飛行機、高速道路など交通網の発達で、その役割を終えていきました。北斗星の運行終了で、ブルートレインはJRからすべてなくなりました。なお道内では、牽引する機関車もDD51型の、青い塗装の機関車で、しかも重連牽引です。

さて、苗穂駅から300mほど札幌寄りの歩道橋から狙うことにしました。10分ほど前に歩道橋に着くと、撮り鉄ファンは4-5人しかおらず、自由に身動きできます。やがて定刻から10分ほど遅れて青い機関車が見えてきました。てっきり駅ホームの右側線路を通過して…と思ったら左側線路で、歩道橋の位置からはホームと重なってしまいました。


事前の知識がなかったばかりに…まあ、いいか。高速連続シャッターを切る。その一枚が標題のカット。

あっという間に歩道橋の下を通過、さて反対側から後ろ姿をと思い、鉄橋と保護用金網の隙間にカメラを…あれれ、さびた太いパイプがあって隙間がない。北斗星は行ってしまった。ぶつぶつしゃべりながら苗穂駅から札幌駅へ向かいます。16時12分発(入線は16時3分)までは時間があるし…と思っているうちに札幌駅着です。なんと3番ホームに北斗星がまだ停車中です、ラッキー。


3番ホームに駆け上がると同時に、北斗星は手稲の車両基地へ動き出しました。


後ろ姿もとらえることが出来ました。左2番ホームは手稲・小樽方面への列車です。


やはり3番ホームの先端は、かなりの撮り鉄ファンでごった返しているようです。


北斗星の札幌発時間は16時12分、入選時間が16時3分ですから、時間があるので、地下歩行空間を見てくることにします。この日は、フォトコンサミット in Sapporo「いいとこ撮り北海道2015」なるイベントが開催中でした。詳しくは別途ブログで紹介します。白い恋人の石屋製菓のビル地下で、飴玉つくりの実演中でした。ついつい見とれていて気が付いたら15時50分。あれれ、北斗星の入線(4番線ホーム)まで13分しかない。あわてて戻りますが、4番ホームは混むと思い、一気に7番ホームに駆け上がります。


ありゃ、北斗星入線の一本手前の5番ホームには撮り鉄が数人しかいない、と言うことは4番ホームにも少ないかも…


4番ホームの最先端はごった返していますが中ほどはそれほどでもありません。


先端は5-60人ほどでしょうか。


これでは人ごみを写しに来たようなもので…


最先端はロープで仕切られてます。


定刻に列車は上野駅に向けて発車です。振り子特急とすれ違い。


8月20日に撮影した分については以上の通りですが、2月の真冬に撮影した北斗星がありますので紹介しておきます。


札幌駅は高架になっているので、一つ手前の苗穂駅を過ぎると、登り坂です。結構な斜度を重連で駆け上がってきます。


函館からは雪原の中を走るので…


機関車も客車も、雪と氷におおわれています。


迎える駅員さんも重装備。


客車の窓は氷がへばりついています。


偶然機関車に乗り込む運転士さんを見かけました。普通は車両基地に戻るだけですので、出入りはないのですが…


そして手稲の車両基地に戻っていきます。画像のように撮り鉄の姿はほとんど見かけませんでした。


最後に札幌駅ホーム見かけた北斗星あれこれを取り上げます。


3番ホームに入線する北斗星。写真を撮る人は私だけでした。(H25年5月31日撮影)


北斗星エンブレムの前で記念撮影しているのは、利用客の家族だけでした。


ごらんの通り撮り鉄ゼロ。


札幌駅から上野駅に向かう北斗星機関車。夕陽を浴びて4番線を出たところ、赤電とすれ違うところ。この赤電もH26年8月末で時刻表から消えてしまいました。


なお、最終ランとなる札幌駅を22日(土曜)発車した北斗星が、翌23日(日曜)上野駅に9時過ぎに到着する際には、前日からの泊まり込みも含めて、約6000人のファンがカメラに収めるべく、上野駅に押しかけたという記事が載っておりました。
8月22日の札幌発着の北斗星をもって、JR時刻表からはすべてのブルートレインが消えてしまいました。お疲れ様でした北斗星。
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