紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

積丹の島武意と日司漁港へ

2020-09-24 21:59:43 | 写真

                          <積丹ブルーの海を遊漁船が通る>

 

前回のブログ「10万本のひまわりを撮りに赤井川村へ…」の続きとして、9月7日に訪れた積丹の島武意と日司漁港の画像を紹介いたします。赤井川村からは冷水峠の新道を通って、国道5号線に出ます。あとは余市のニッカウィスキー工場の前を通り、古平町、積丹町(美国町)に向かいます。今は鮭の産卵期で、古平川の両岸及び前浜には、遡上する鮭を釣り上げようと、大勢の釣り人が集まっていました。

鮭釣りを横目に美国町の美国漁港に行きます。岸壁で、干物売りの名物オヤジを冷かしてから…
(注)積丹町は、美国、余別、入舸(いりか)の3町村が合併してできた町です。

 


おや、干物売りのオヤジがいない。お客らしきカップルがうろうろ。聞くと、自宅にイカの干物を取りに行ったとのこと。5分ほど待つと、干物をたくさん抱え、戻ってきた。「コロナ騒ぎで、観光客が減少、おまんまの食い上げだ、あはは」と…

 

さて美国漁港を後にして、国道293号線(MAPの青い線)を進み、途中で道道913号線(MAP黄色い線)に入り、婦美方面に向かいます。

 


まず目指すのは、MAP上のトンネルの先、島武意(しまむい)です。日本の渚100選にも選ばれた、有名地です。

 


島武意に向かう途中の道端でキタキツネに遭遇。物欲しげな顔をしていますが、食べ物を与えるのは厳禁です。食べ物がもらえないと思ったのか、繁みの中に、こそこそと。

 


本当にもらえないのかな、あきらめきれない様子。葉陰から、こちらを見つめダメかなという表情、やがて奥に消えてしまいました。

 


駐車場に車を止めて、70mほどのトンネルを抜けると、そこは別世界。このトンネルは、明治のころ、浜で獲れた鰊を、人が担いで運ぶために掘削したものだそうです。

 


展望台から眼下に見える積丹ブルーの海。日の当たり具合や潮の流れ、あるいは季節によって、海の色はさまざまに変化する。

 


おなじ展望台から見ても、目を少しずらすと…本当にブルーの海

 


この日は30度を超す蒸し暑さ。外国人夫婦が渚を眺めてため息をついていた(と思う)。

 


展望台から100mほど絶壁をくねくねと降りると浜辺につきます。10数人の若者たちが渚で遊んでいました。

 

 


<参考>夏の間は穏やかな積丹ブルーの海も、冬は一転大荒れの海となる。岩の中央は、赤い標識灯だが、冬はモノクロの世界になる。

 


島武意の駐車場から、海の方向に車で15分ほど進むと、そこは釣りスポットとして有名な日司(ひづか)漁港です。

 


赤さびた装置ですが、これは漁船を修理エリアに運ぶ装置なんです。冬期間は潮風が強く、鉄はすぐ真赤に錆びてしまいます。

 


陸揚げされて塗装された漁船を見上げる老漁師。その右には未塗装の漁船が放置(?)されている。

 


陸揚げされた漁船と浮き球。ぽつんと黄色い浮き球が1個。ひときわ目立つ。

 


そのすぐそばには、潮風で錆びれたエンジンが放置されている。

 

なお、日司漁港そばには、グルメ雑誌でも取り上げられる、海鮮丼を食べさせる超有名な、飲食店「みさき」があります。グルメでない私は、素通りです。もったいないって?山奥育ちの私には、魚介類よりも、山菜のほうに目がないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10万本のヒマワリを撮りに赤井川村へ

2020-09-17 10:08:47 | 写真

                            <そよ風に揺れる10万本のコスモス>

 

このところ気候の激変続きで、体調が全くついて行けません。9月も中旬と言えば、初秋のころですが、数日前に30度を超える猛暑で、加えて湿度が高く、ぐったりきていたら、翌日には一転最高気温が17度、最低気温が14度、ジャケットを羽織っても寒く、慌てて石油ストーブを引っ張り出す始末。それにしてもこの異常気象、どうなってるんでしょうね。

さて、そんな中、赤井川村の「エンジョイファームゆめ」のヒマワリが最盛期を迎え、10万本が咲き誇っているという記事が、北海道新聞後志版に出ておりました。このファームのヒマワリ畑とコスモス畑は、昨年も撮りに行きました。

と言うことで、今回は、落合ダムとヒマワリ畑の画像を取り上げました、そのあと余市経由で、積丹町の島武意と日司(ヒヅカ)漁港にも行きましたが、それらについては後日取り上げます。

 


小樽を出て天神町から国道393号線(通称メープル街道)で赤井川ん向かいます。途中毛無山展望台に立ち寄ると、暈(カサ)雲が…

 


落合ダム管理事務所の前を抜けて、ダムの一部が見える大きな橋に到着。いざカメラを出してダム湖を撮ろうと、橋のふちに駆け寄ると、む、む、む、蛇がこちらを睨んでいる。でも動かない。近寄ると、先程すれ違ったワゴン車に轢かれたようだ。動かないとはいえ、気味が悪い。

 


さらに進んで、見通しの良いところに車を止め数カット撮影。初秋とはいえ、ダムの周囲の木々はまだまだ緑色、さらに目を左に移すと…

 


親子連れのような3人が湖畔を歩いています。

 


今度は反対側の右手(もっと奥にはダムの堰堤がある)を見ると、枯れた立木とそよ風に揺れる湖面の漣が、とても美しい。これらの枯れ木は、ダムが作られたときに、水没したためです。

 


手前の湿地の草原を見ると、何か昆虫らしきものが幾匹も飛び回ってます。よく見ると、青っぽいイトトンボでしょうか。そういえば、トンボのフォトコンテストもあったっけ…

 


眼を上に向けるとウロコ雲がとてもきれい。異常気象に振り回されていますが、やはり秋ですね。

 

さて、落合ダムを後にして、赤井川の街中を進み、消防署の三角塔を目標に、ヒマワリ&コスモス畑のある「エンジョイファーム ゆめ」を訪ねました。昨年は9月22日に訪れたのですが、時すでに遅く、ヒマワリはピークを過ぎて、申し訳けなさそうに、うつむいていました。なので、ほとんどモノクロ撮影で何とかごまかして…(笑)


撮影日R01.9.22 当ブログR01.9.26付け「ぐるっと積丹一周」

 


10万本のヒマワリはさすが見ごたえがある。赤い屋根の建物が、自宅のようです。雲も秋特有の筋雲が出てきました。今年は9月7日に訪れました。コスモスはまだ早いようでしたが…

 


ヒマワリ畑で撮影、センターフォーカスフィルター使用。

 


ヒマワリに埋もれて…

 


希望者には、軽トラの荷台に乗って、コスモス畑とヒマワリ畑を1周するサービスもあります。

 


途中で下車した二人組の女性。この日30度を超える暑さと蒸し暑さ。この暑いのに、分厚いジャケットを羽織って、と声かけると、振り返ってニコニコ挨拶を返してくれました。左がヒマワリ畑、右がコスモス畑。

 


風に揺れるコスモス。

 


ピンクのコスモス。

 


先ほどよりも一段と筋雲が濃くなってきました。

 

この後、コンビニで、弁当を購入。余市→積丹へと向かいましたが、画像は後日紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ニトリ芸術村へ

2020-09-10 17:33:45 | 写真

                  <川瀬巴水の作品 題名「暮るる雪」(江戸川) 左が多色刷りで、右が藍刷り>

 

数日前の北海道新聞朝刊の後志版に、ニトリ芸術村で、版画の作品展が行われているとの記事が出ていました。記事にによれば、江戸期から昭和期にかけて活躍した浮世絵師の作品を、4期に分けて展示するもので、今回はその最後の第4期が、芸術村の旧三井銀行小樽支店で開かれている、という。

そういえば、ここで過去に二度ほど浮世絵展を見た事があります。最初は喜多川歌麿の作品を(当ブログ2018.5.18付け)、二度目は葛飾北斎、東洲斎写楽、18歳未満立ち入り禁止の春画等(当ブログ2019.9.20付け)等ですが、その時は、第何期という表示がありませんでした。なお。ふたつのブログは、後段に掲げ、リンク付けしております。

今回の第4期は、大正から昭和にかけて風景版画の分野で活躍した二人の作家、川瀬巴水と吉田博の作品です。江戸時代に活躍した浮世絵師のような知名度はありませんが、版画と言う文字に誘われ行ってきました。そして旧三井銀行の裏手に当たるステンドグラス美術館にも立ち寄ってきました。

 


ニトリ芸術村のあるこの辺りは、かつて北のウォール街と呼ばれた銀行街でした。日本銀行はじめ都市銀行が立ち並んでいましたが、小樽の衰退とともに、都市銀行すべて移転してしまいました。写真奥の建物は、かつて小林多喜二が勤務していたと言われる旧北海道拓殖銀行でした。現在は、ニトリ芸術村の似鳥美術館となっています。
余談ですが、私が昭和41年に入庫した「国民金融公庫」(途中何度か改名、現日本政策金融公庫)の小樽支店は、昭和40年に、協和銀行小樽支店の木造建物に開設しました。昭和41~46年まで、小樽支店に勤務しましたが、すぐそばを旧国鉄手宮線の蒸気機関車が日になんどか通っていました。通るたびにガタゴト建物が響き、天井からすすが、ポロリと落ちて、元帳が汚れたのを覚えています。

 


旧三井銀行は、石造りの重厚な建物で、現在も内部は銀行当時のまま保存されています。

 


受付コーナーには、版画やプリント小物が売られていました。入館料はステンドグラス美術館と合わせ1000円。版画展だけだと、500円。

 


銀行当時のままの1F業務室。入ると、ちょうど天井に向けて、プロジェクションマッピングがはじまりました。毎時30分から7‐8分行われます。

 


チョイとわかりづらいですが、第4期開催の趣旨が、述べられています。写真撮影OKなので紹介したいのですが、4-5カ所の展示室すべてが薄暗く、作品がガラスカバーで覆われ、しかも蛍光灯や対面の作品が写り込むという悪条件。

 


題名は「松島かつら島」 解説は下記の通り。

 


同じく巴水の作品です。同じ風景ですが、それぞれ描かれた時間帯が異なります。

 


同じく巴水の作品で、題名「暮るる雪」(江戸川)。 左が多色刷りで、右が藍刷り、両方人気があったといいます。

 


題名「野火止平林寺」 建物の一部から見える紅葉が素晴らしい。

 

如何せん撮影条件が悪すぎて、画像の出来が悪く紹介できないのが残念です。版画に興味をお持ちの方は、前2回訪れた際のブログを、ご覧ください。リンク付けしておりますので、クリックすれば、ブログに飛びます。
☆2018.5.18付け「ニトリ小樽芸術村のイベントへ」
☆2019.9.20付け「写真展巡り…」最後尾

 

☆ステンドグラス美術館へ
過去何度か訪れてブログで紹介しておりますので、今回は数点だけ取り上げました。
詳しくは、当ブログ2017.4.1付け「光まばゆいステンドグラスを見に…」参照のこと。

 


入館口は小樽運河前を走る臨港線沿いにあります。

 


1Fの中央上り階段の両側に、このような眩いステンドグラスが、ぐるっと取り囲み、解説版もついております。画面横の青く四角いのが、そうです。

 


放蕩息子の帰還という面白い題名でしたので取り上げてみました。解説版によれば…

 

 

☆なお、ここに展示されているステンドグラスは、19世紀末から20世紀初めにかけてイギリスで製作されたものです。ヴィクトリア女王の統治時代から、エドワード王、第1次世界大戦前後まで教会の窓に収められていた作品です。しかし第2次世界大戦でロンドンが爆撃されると、その多くが破壊されてしまいました。そんなか運よく海外に渡って日本やってきたステンドグラスが、100年の歳月を経て、ここに輝きを取り戻したのです。(ニトリ芸術村ステンドグラス解説文から抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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各種イベントが中止になる中で…

2020-09-02 15:19:03 | 祭り・イベント

                    <メルヘン広場に涼しげに響く風鈴の音 観光客もここで記念写真を…>

 

小樽市内では、コロナ騒ぎの影響で、各種のイベントが中止に追い込まれました。小樽住吉神社の祭典(かつての小樽祭り)に始まり、小樽市最大の「潮まつり」、オールディーズナイト等の各種音楽祭、大型クルーズ船の寄港中止、などなど数を挙げればきりがありません。

例年8月上旬の土日に、小樽観光街の中心である堺町通り商店街・メルヘン広場で行われる「ゆかた風鈴祭り」も、中止のやむなきに至りました。ところが実行委員会の粋な計らいで、メルヘン広場他数カ所に、風鈴アーケードを設置して、道行く人を楽しませてくれたんです。

 

 


メルヘン広場は、我が家から50mほど先の交差点広場です。8月初めころは、広場の端っこぎりぎりに、風鈴アーケードが設置されていました。通行の邪魔にならないようにという配慮でしょうか。

 


外国人ペアが、珍しそうに風鈴アーケードの中で、動画を撮影しています。

 


メルヘン広場を訪れる人々は日増しに増えてきています。必ず、この風鈴アーケードを通って、記念撮影をします。やがて観光客が増えるに従い、このアーケードも広場の真ん中に移動です。

 


アーケードの左奥のは、オルゴール堂です。

 


夜間もアーケードは設置されたままです。周囲には街路灯がいくつもあって、広場は不夜城のごとく、輝いています。

 


風鈴のチリンチリンという音も、かつてのような甲高い音ではなく、工夫されているのか柔らかい音になってました。

 


短冊が、浴衣姿です。

 


後ろの塔は、洋菓子店「ルタオ」です。

 


必ず、アーケードの中に入って、記念写真を撮りますね。

 


この日は、札幌のとある区の小学生が、見学旅行で、来ておりました。早くコロナ騒ぎが、収束してほしいものです。(自宅前道路から望遠で撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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