アマゾンわんわん日記 2018

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復活!

2024年01月10日 | ペケママ日本暮らし

夫は「ヒカリモノ」が好きな人でした。

「ヒカリモノ」って言っても、お魚じゃないわよ。

腕にキラキラとか首周りにキラキラとかね。

マナウスの家の荷物を片付けていたとき、夫の部屋の机の中から壊れた腕時計が出てきました。

どうやらバンドが切れてしまったみたい。

きっとマナウスでは直すところが見つからなかったのでしょう。

夫が気に入ってよく腕につけていた時計でした。

まだきれいなその時計。

日本だったら直すところもあるかなと思い、サンパウロへの引っ越し荷物に入れずに、日本に持ってきました。

夫が旅立ち、私も手術や入院とバタバタした日を過ごしていましたが、ようやく落ち着いてきた最近、実家に行ったときに荷物の中に壊れた時計を見つけました。

そうそう、そろそろこの腕時計を修理しようかな?

修理屋さんは一軒、夫の入院していた病院の近くにあるのよね。

そこに持って行こうかな?でも、ちょっと遠いのよね。

なんて思いながらネットで検索していると、その時計屋さんと同じ名前のお店がアパートの近くにあるのを見つけました。

歩いても5分ぐらいのところ。

夕方、買い物の前に寄ってみようと思い出かけました。

お店にはおじいさんと息子さんらしい方が座っていました。

腕時計を見せるとおじいさん

「ああ、これなら直るよ。動かないのは電池切れだよ。」とのこと。

修理に時間がかかるなら、後で取りに来ますと言うと、

「そんな必要ないよ。あっという間、あっという間。」

と、ちゃちゃっと時計の裏ブタを開き、電池を交換。

「バンドは奥さんに合わせるんだったら、切れたとっころを直す必要ないよ。 長さの調整で済むよ。」とのこと。

お店に行ってから30分ほどで修理が完了しました。

確かにね、手早かった。

修理代も安かった!

しかーし、おじいさん修理の間中、機関銃のようにおしゃべりし続け

夫の病院のそばにあった時計屋さんは、おじいさんの弟さんのお店だったそうで、その弟さんが体を壊されてお店はお休みにしたこと等々をずううーーーっと話っぱなし。

おじいさんに合わせて、調子よく相づちをうっていた私もいけないんだけどね。

途中から店で仕事をしていた息子、奥に引っ込んでしまったわ。

支払いの時におじいさん、

「まだ新しい時計みたいだね。中身もとてもきれいだよ。使ってあげたらご主人も時計もきっと喜ぶよ。」

アパートに戻って娘に修理した時計の写真を送ったら、どうやら17,8年前に旅行した時に買ったものみたい。

「ヒカリモノ」好きの夫、丁寧に使っていたのね。

出来上がった腕時計をつけてみると、腕時計をつけて元気に過ごしていた夫の姿が浮かんできました。

 

 

 

コメント
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