~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

レッスン0 ライフ・レッスンより エリザベス・キュブラー・ロス著

2012-06-03 00:05:24 | ・15のライフレッスンbyキューブラーロス

ライフ・レッスン エリザベス・キュブラー・ロス著

「死に直面している人たちはいつも、大いなるレッスンをもたらす教師だった。生が

もっともはっきりみえるのは、死の淵に追いやられたそのときだからだ。そのレッスン

の数々は、人間の生にかんする究極の真実であり、いのちそのものの秘密である」

終末期医療の先駆者が静かに語る、人生の十五のレッスン。by amazon

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精神科医・エリザベス・キュブラー・ロス博士 (1926.7.8-2004.8.24)

1999年タイム誌が選んだ20世紀最大の哲学者・思索者100人のうちの一人でもあり、

世界的なベストセラー「死ぬ瞬間」の著者として知られています。この本はまさに死につつ

ある人200人への直接面接取材で得た“死に至る”人間の心の動きを研究した画期的な

本で、この本がきっかけとなってホスピス(終末期医療)の分野が確立されました。

 

博士は、「死」や「死にゆく過程」の本を20冊以上書いているわけですが、この「ライフ・レッ

スン」には、まさに死にゆく人々から学んだ事がら(何を後悔しているのか?どのような心の

動きをしているのか?)を、生へとさかのぼって、「では、どう生きればよいのか?」という人

生の15項目のレッスンが書かれています。

 

博士は、死後の世界にも関心があり、その存在を認めていたようですが、死後の世界が在

るか無いかを思考組立の根底に置かずとも、この15項目のレッスンは、この世をどう生きれ

ばよいのかという「真理」を訓えてくれます。

しばらく何故か読めなくて放って置いたのですが、向かい合うときがきたようで、しっかりと読

みました。素晴らしい内容ですので、このブログでも15項目のレッスンに合わせて取り上げ

ていきたいと思っています。 

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死にゆく人々は人生の終わりに多くを学びますが、ほとんどの場合、学んだ教訓を生かすため

時間が残されていません。「確かに私は豊かな暮らしを達成した。でも、本当に生きるために

時間を割いてきただろうか?」多くの人は、確かに存在はしてきましたが、本当に生きた人は少

ないのです。死に直面している人たちは、いつも大いなるレッスンをもたらす教師でした。なぜな

らば、生がもっともはっきり見えるのは、死の淵に追いやられたそのときだからです。死にゆく人

たちは自分自身が学んだレッスンを伝える事によって、生そのものの大切さについて多くを教え

てくれます。

死の床にある人たちには、ほとんどの人間に同じレッスンの習得が求められます。すなわち、

れのレッスン、罪悪感のレッスン、怒りのレッスン、許しのレッスン、明け渡しのレッスン、時間の

レッスン、忍耐のレッスン、愛のレッスン、人間関係のレッスン、遊びのレッスン、喪失のレッスン、

力のレッスン、「ほんものの自己」のレッスン、そして幸福のレッスンです。

私たちは、人生の終焉のときまで待たなくとも、この本に書いてあるレッスンを学ぶことができま

す。しかし、「あなたのレッスンはこれだ」と教えることのできる人は誰もいません。それを見つけ

ることが、人生という個人的な旅の一部なのです。    エリザベス&デーヴィッド


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