~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

同じ世界の中で

2007-05-31 23:19:15 | ・風に吹かれて


同じときを生きていても
おなじ空間に暮らしていても

私たちは それぞれ
目指すところは 同じでも
違う道を歩んでいる

100人いれば
100人の思い、考えをもって
生きている

それこそ まさに
神の与えた永久の個性



自分で自分の鳥カゴを こしらえ
その中で もがきながら
生きていく

自分の信じる道が 見えたとき
鳥カゴから 抜け出し
大空へと 羽ばたいていけることでしょう

それでも 私たちは
同じとき おなじ空間で
生きていくのです

それぞれのペースで 歩んでも
手に手を とりあって
歩いていけるのです

阿弥陀堂だより(映画)

2007-05-30 09:09:55 | ・映画・本・絵


寺尾聡、樋口可南子主演のこの映画は2002年秋に公開されたようです。
28日、たまたまBSで見ました。

信州の山里の四季の移り変わりの中で、物語はたんたんと進んでいき
ます。しかし、その中に魂の琴線に触れる言葉が散りばめられていま
した。

ごく普通の山郷の四季を美しくあぶり出し、どう生きて、どう死んで
いくのか・・・。命に営みの流れを私たちが暮らしていく、ごくごく
普通の視点で捉えています。(花見百姓という言葉には笑えました)

その飾り気の無さと、透明感と慈愛に満ちた寺尾聡の演技が溶け込み
誰もが懐かしく感じ、忘れてかけていたものを蘇らせてくれるようで
す。

この映画で、90過ぎのおうめばあさんを演じるのは、北林谷栄さん。
亡父の葬儀に参列していただきました。(父は劇団関連の仕事をしていた)
彼女を目の当たりにした時、ものすごいオーラを感じましたね。
すう~っとした背筋から発せられる姿態は、異次元の世界を歩まれている
ような神々しさを感じさせていました。

96で旅立った義祖母のことも思い出しました。いつも岡崎の山里から
ナンマイダー、ナンマイダーと子供たちを案じ唱えていましたね。

さて、この映画の中で久しぶりに
宮沢賢治の’アメニモマケズ’を聞きました。
以前、このブログでも投稿しましたが、
2004.10.22の投稿
その頃とは、また違った感銘を受けましたね。
その頃にも、おそらく魂の琴線に触れて投稿したのでしょうが、
今となっては、重みが違います。あれから一年半、自分自身も
随分と変わったことに気づかされたのでした。
彼は、まさに到達していた一人だったのですね。
今一度、’アメニモマケズ’を記しておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37歳で亡くなった宮沢賢治が亡くなる二年くらい前に
手帳に書き残した
’アメニモマケズ’1931.11.3

雨にも負けず
風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な身体をもち

欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを
自分を勘定に入れずに

よく見聞きしわかり
そして忘れず

野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子どもあれば
行って看病してやり

西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙をながし
寒さの夏はオロオロ歩き

みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず
苦にもされず

そういう者に
私はなりたい

月に照らされて

2007-05-29 07:14:04 | ・風に吹かれて
朝から 何となく
嫌な予感がしていた
そわそわ落ち着かず
ピリピリしている

昼食を食べれば
落ち着くかと思ったが
その不快感は一日中続いた

夕方 お二人の訃報を聞いた・・・・

久しぶりに思い出した
心の傷跡が疼いた
暗黒と泥沼の時・・・

気がつくと 月に向かって歩いていた
何処でもよかった
ただ無言で歩いた

80年代
もっとも輝いていた頃
エネルギーをくれた音楽を
昨夜ウォークマンに放り込んだばかりだった

そのアルバムを聴きながら
ただ ただ 歩き回った

1時間ほど歩くリズム運動は
セロトニン分泌が増加する

月は背中から僕を照らしていた
私たちは それぞれの道を
懸命に歩いている・・・

音楽からもエネルギーをもらい
やがて帰路についた

私たちは みな同じように
月に照らされ
風に吹かれ
自分の道を歩いていくのです・・・


蒼天疾駆!!

2007-05-27 21:38:18 | ・日常
蒼天疾駆!!





5.26、愚息の中学最後の運動会でした。
前日の夜まで降り続いた雨も上がり、雲ひとつない快晴、
まさに絶好の運動会日和^^
(5.27は九州地方では、光化学スモッグで運動会中止の学校が
多かったそうですね。天気良好で、こうした事態が起きるとは・・・^^;)

3年生男子全員での5段タワー。
練習では一度も成功しなかったのですが、
本番では、みごとに成功!!
愚息はチビなので一番上をつとめました。
彼にとっても良い思い出になった事でしょう。
思わず、写真撮りながら目頭が熱くなってしまった
親バカpawでした。

中 孝介

2007-05-24 09:52:03 | ・音楽
奄美大島出身の、中 孝介(あたり こうすけ)
'花’という楽曲を聴きました。

いや~ホントに久々に、ぶっ飛びましたね~!!!

魂の琴線に触れた楽曲でした。

ヒットし、唄われ続けることでしょう。
(pawの勘はよく当たるのです^^)

(作詞;御徒町凧 作曲;森山直太朗)
想像通り、直太朗の作曲でした^^

http://www.youtube.com/watch?v=sXdztpsf8eg

もしもあなたが 雨に濡れ 
言い訳さえも できないほどに
何かに深く 傷ついたなら 
せめてわたしは 手を結び
風にほころぶ 花になりたい

もしもあなたの 夢破れ 
行き先の無い 日々は暮れゆき
信じることさえ できなくなれば 
せめてわたしは 声にして
明日にたゆたう 歌をうたおう

花のように 花のように
ただそこに咲くだけで 美しくあれ 
人はみな 人はみな 
大地を強く踏みしめて それぞれの花心に宿す

たとえこの身が 果てるとも
そよぐ島風 願いに染まれ

花のように 花のように
ただ風に揺れるだけの この命
人と人 また人と人
紡ぐ時代に身を任せ 
それぞれの実が たまわればと

花のように 花のように
ただそこに咲くだけで美しくあれ
人はいま 人はいま
大地を強く踏みしめて それぞれの花 心に宿す


ヤマボウシ(山法師)  ミズキ科
初めて知ったのは、秋の軽井沢・特長のある赤い実でした。
東京・埼玉では、街路樹のように植わっています。
ハナミズキよりも遅れて、今花開いています。
この木は、時々立ち寄る、埼玉県坂戸市のお惣菜弁当屋さん、
その名も’やまぼうし’^^

それは必然

2007-05-23 14:35:41 | ・風に吹かれて
最近、月一で、某勉強会に行っていますが、
そこで、いろんな方々と出会います。その後の
飲み会がなかなか楽しいんです^^

ここには、一つの想いの底流があるので、
初めて会った人とも、対人的ガードなしに
すぐに確信を突いたやりとりができます。
濃密な時間なわけですね~。

その時の話ですが、
’こうやって飲み会の席で近くに座るのも
けして偶然ではなく、必然なのです’と。

で、やりとりした話の内容は、とても有意義な
もので、お互いにとても学ぶべきものが多かったり
します。

自分のまわりで起きる様々な出来事・・・。
その一つ一つに意味がある。
それをスルーしてしまうこともできるけど、
気がつくこともできるわけです。

常に感受性のアンテナ(ネガティブなものへは
同調せず、ポジティブなものを拾い出す)を張り、
天に繋がる糸を、より太くしていきたいですね。

さて、この私の拙いブログで出会った方たちとも、
ただ偶然ではなく、必然的な繋がりを感じる次第です。
共に良いエネルギーを分け与え合いながら、日々の糧に
していきたいですね。

というわけで、今後とも宜しくお願いします^^


中央の高みに向かって・・・
おそらく、ぐるぐる回りながら
やがて辿り着くことでしょう

でも、この写真じゃ、なんだか
クモの餌食になりそうですね・・・^^;

ファースト・コンサート

2007-05-21 16:26:55 | ・音楽
19日、会社のイベント後、4次会まで流れて、
結局帰宅は明け方でした(爆)
久々にカラオケ行ったのですが、
歌いだすと採点され、全国順位まで
出るんですね~。思わず、皆気合が入って
しまったのでした。


20日午後から姪のピアノのファースト・コンサート。
原宿のスタジオに見に行ってきました。
ホルンとのセッションもあったのですが、
いい音してましたね~♪

とはいえ、寝不足と二日酔いでリアル感がない・・・^^;
素晴らしい天気で、湿度も低く、鋭い陽光と爽やかな風・・
ケアンズを思い出すくらいの最高の日和でしたが。。。
あ~、もったいない~









展望

2007-05-20 23:00:25 | ・写真
先週は、公私共々、忙しい週でした。
天気も不安定で参りましたねー。
今週は、少し落ち着けるかなあ。。。

19日、会社のイベントがありました。
下の画像は、中野サンプラザ20階からの展望です。
カメラを持っていなかったんで、携帯(100万画素)
での撮影です。さすがに夜景は、目が粗くざらつきますね。



新宿の高層ビル群






箱根・彫刻の森美術館2

2007-05-19 14:09:27 | ・旅・山

う~む、美脚です^^
す~っとしたシルエットが
とても美しく、惹きつけられました。


ステンドグラスの塔内部。
反対側から見上げると、
螺旋階段を女子高生たちがスカートで
登っているんで、思わず・・・
いえいえ、目を逸らしました。


すべての世界が、球体の中に・・・。
湾曲した不思議な世界。


アハハハハ・・・笑えます。

アントニー・ゴームリー 1993
作品名は、’密着’

さらに笑えます・・・・^^

館内には、ピカソ館もあり多彩なコレクションが見れます。
pawは、ピカソは良く判りません^^;

それにしても外国の方が多いです。
海外からの日本の観光地としては、
相当有名なのでしょうね。

以上、美術館偏終了でーす。

箱根・新姥子温泉

2007-05-17 19:04:04 | ・旅・山
5/12-13、箱根へ一泊旅行へ行ってきました。

昨年から、学生の頃の友人2家族と一緒に、毎年旅行へ行こうと
いうことになり、今回が2回目です。一人は、入学式の日に知り
合った違う学部の奴(これも何かの縁ですねえ)。もう一人は、
大学一年の頃、一緒にやっていたフォーク・バンドの仲間です。

3人から、今や3家族総勢15人だから驚きです(笑)
今回は、都合の悪い子供たちなどがいて、それでも11名。
東京、藤沢、高崎から集まりました。

うちの家族は、ウミウシ探索を兼ねて、朝6時出発。真鶴半島
の三ツ石というところで探索。潮の引きはあまり良くなく、
海藻や磯生物も少ない海岸でした。それでも、何とか9種類の
ウミウシと出会えました。いい海岸なのですが磯観察のウミウ
シ探しには、ちょっと不向きかもしれませんねー。

岬のケープ真鶴で昼食。値段も良心的で美味しかったです。
真鶴半島は、その昔は木々がほとんど無い萱原であったそうで
すが、江戸時代に植林され、今や巨木が生い茂る素晴らしい森
になっています。


昼食後、箱根のとある駅に向かいました。実は、ここにはアマ
チュア無線で知り合った方がいて(いまや、マイミクでもあり
ます^^)初のご対面をしてきました。無線の世界では、アイボ
ール、ネットではオフ会ってところでしょうか^^勤務の合間に
いろいろとお話し、楽しいひと時でした(ね!やっくん!)

その後、彫刻の森美術館を見学。土曜日は、小中学生無料!!
16時頃、姥子温泉にあるかんぽの宿へ到着。久々の友人との
再開。子供たちも大きくなりました。皆、それぞれにいろんな
事があり、修羅場を潜り抜けてきました。なにより元気に再開
できてよかった^^

来年は、pawが幹事。さて、何処に計画立てようかな~^^
また、来年も無事に再開できますように


真鶴で出会ったカナヘビくん。
尻尾切れてました^^;


13日、箱根・大涌谷
風が強かったけど、お天気でした。


黒タマゴ作ってます^^


煉瓦の隙間から、生き生きと・・・

笑える彫刻の森美術館・屋外作品偏へ続く~

すがやかに

2007-05-16 17:18:01 | ・風に吹かれて
NHKのラジオ番組、わくわくラジオに

吉沢久子(生活評論家)さん89歳、
&清川妙(エッセイスト)さん86歳が
出られたおりました。

題名は’手紙で紡ぐ老いの楽しさ’

お二人ともご主人は他界され、共に独り暮らし。
お一人の方の息子さんは、若くして他界されている
そうです。修羅場を潜り抜け、それぞれに課せられた
試練をまっとうし、さらに若々しく歩まれているご様子です。

お二人が知り合われたのは、80前後の最近の事。
そして文通が始まりました。
こんなに年を取られてから、良い親友と巡りあえる
なんて幸せですよねー。

お二人の共通の性格は、仕事面では悩むことはある
そうですが、生活面ではくよくよしない事。
そして、世間体を気にせず、好きなことをするところ
だそうです。また、人の事をあれこれ言わないところ
も共通項のようです。

さすがに長く生きてこられただけあって、
発せられる言葉は、ことごとく魂の琴線に触れ、
素晴らしいものでした。

その中に’生き込む’という言葉と’すがやかに’という言葉
がありました。

’生き込む’は、
命のある限り、後悔しないように日々を精一杯、生きること。

そして、
’清やかに(すがやかに)’は、
辞書では、’物事が滞りなく進むさま’ や 
’未練がなく思い切りのよいさま’ですが、
人のことをあれこれ言わないという心情を
土台とした上の清々しさをあらわしているそうです。

どちらも魂の琴線に触れた言葉でした。


5.12 真鶴半島・三ツ石海岸

わが立てる 真鶴岬が二つにす
相模の海と伊豆の白波

与謝野 晶子