~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

谷川岳エリア3(谷川岳・富士浅間神社奥宮とブロッケン現象)

2017-10-23 17:18:35 | ・旅・山

2017.10.8~9 谷川岳へ登ってきました。

続きです。鳥居が見えてきました。

「富士浅間神社奥宮」

富士浅間神社・奥宮の祠。とても新しそうです。

祠の岩の下の木柵の中には以前祀られていたような祠の跡が・・・。

浅間神社の更に先・・一ノ倉岳方面です。

見え隠れする紅葉が美しかったです。鳥居の脇で昼食。13時ごろ。登りの渋滞と神社で結構時間を費やしました。
17時最終のロープウェイの時間が気になりだします。

下り始めようとしたら、神社境内の上部で登山者が谷に向かって手を振っています。何だろう?ロッククライマーにでも
手を振っているのかと思って近づいてみたら・・・・

なんと、谷底にブロッケン現象が発生していました。

動画も撮りましたよ。手を振ったら、ちゃんと現象内に写っていますよ。いや~キレイでした。薄れたり濃くなったり・・・
二重の虹の輪でした。最後は、す~っと何事も無かったかのように消えました。まるで夢のようでしたよ。
しかし、境内でこのような現象に遭遇するとは・・・昔の人がこの現象を知らずに、ブロッケン現象に遭遇したら、
やはり神様の存在を確信したことでしょうね。

ブロッケン現象
太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪と
なって現れる大気光学現象
光輪(グローリー、英語: glory)、ブロッケンの妖怪(または怪物、お化け)などともいう。
ブロッケン現象は、霧の中に伸びた影と、周りにできる虹色の輪(ブロッケンの虹)の二現象をまとめて指している。両者
とも霧の中のいたるところで起こっており、霧が見る人の間近にあるとき、奥行きと巨大さを感じる場合がある。虹に比べて、
見かけの大きさは10分の1程度と小さく、光の輪は何重にもなる場合がある。
また、見る人の影が十分小さければ、中心点にも輝点が見られる。内側は青色で、外側は赤色。水滴が起こすミー散乱の
後方散乱が、光の色(波長)によって異なる角度依存性を持つ事によっておこる。
ミー散乱を起こす粒子は雨粒に比べて非常に小さい(虹は雨粒による屈折と内部反射によるものである)。
ブロッケン現象は山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側かつ風上側の急勾配の谷で山肌に沿って雲(霧)がゆっくり
這い上がり、稜線で日光にあたって消える場合によく観察される。
その他にも航空機から見下ろす雲や、平地の川霧等に現れることがある。
ブロッケン(Brocken)の由来はドイツのハルツ山地の最高峰ブロッケン山(標高1,142m)でよく見られたことに由来する。
日本では御来迎(ごらいごう)、山の後(御)光、仏の後(御)光、あるいは単に御光とも呼ばれる。日本ではこの現象で
出現する影は阿弥陀如来と捉えられ、『観無量寿経』などで説かれる空中住立の姿を現したと考えられていた。前田直己山形
大学客員教授はこの現象に世界で初めて名前(来迎)を付けたのは出羽三山の修験者であるとの説を2017年に発表している。
御来迎については槍ヶ岳開山を果たした僧播隆の前に出現した話が有名である。by wikipedia

ブロッケン現象が見られた湯檜曽川方面の沢

ううう・・・登ってます。

ブロッケン現象の辺りから目まぐるしく雲が湧き出ては消えて・・・思わず景色に見惚れてしまいましたねー。

オキノ耳側から望むトマノ耳 たくさんの人が見えますねー。

歩いてきた浅間神社方面を振り返ります。後ろ髪を引かれる思いです。

肩ノ小屋 トイレに並んでますねえ。。。

西黒尾根 ラクダのコル、ラクダの背と呼ばれる辺りも良く見えていました。

トイレに並びながら雲間から現れた「万太郎尾根」この尾根はホントに美しいです!どこまでも歩いていきたくなりますね。

トイレ辺りから見上げる谷川岳 この辺りから見ると優しいイメージですね。

トイレに30分くらい並びましたよ。なんか2つあるうちの1つに誰かがストックを落としたらしく使用禁止になってた
らしく、より時間がかかったみたいです。でもトイレに並びながら景色が楽しめてゆっくりできましたわ。

さー、ひたすら下りますよ。

綺麗な紅葉ですが、み~んなこぞって下りていきます。

なんと、下りも大渋滞。ところどころ動かなくなりました。

陽もだいぶ落ちてきました。

下りの渋滞での待ち時間は、お喋りかスマホですな。常連さんと思われる後ろの方は、こんなに混んでるのは初めてで、
こんなに回りの風景をゆっくり眺めるのも初めてとの事。いいんじゃないですかあ、上り下り重視の方は違った見方が
できたんじゃないかなあ(笑)それとも渋滞ストレスしかなかったかな。
私的には、ロープウェイの時間を気にばかりするのは勿体ない。「イマココ」を存分に楽しむべきです。渋滞待ちでも、
刻々と変わる山の景色や登山道脇の植物たち、葉っぱの形、風の匂い・・・。今この場所に身を置くのです。
下りの難所を通過したら、みなさん、走る走る(笑)17時終了のロープウェイ、これだけ人が居れば終わりにするわけ
ないと解っていながら、いや~、日本人は真面目ですわー。時間厳守目指します。仕方が無いので周りに合わせて速足で
歩きましたよ。天神平に辿り着いても、ロープウェイ待ちでスゴイ列でしたー。

この写真は17:33撮影。ここから乗るまでまだ30分位待ちましたよ。

今回のルートです。07:20にセットしてロープウェイに乗り、山へ登り、天神平に戻ったのは17:01でした。
いや~上りも下りも大渋滞だったのでしたー。つづく~