幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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闇に浮かぶ青い地球 かぐやがハイビジョン撮影

2007-10-03 | 
   青い地球、闇に浮かぶ 「かぐや」が撮影した地球

 月周回衛星「かぐや」のハイビジョンカメラが撮影した地球。
 右下に見えるのが南米大陸(宇宙航空研究開発機構、NHK提供)


闇に浮かぶ青い地球 かぐやがハイビジョン撮影(共同通信) - goo ニュース

宇宙航空研究開発機構などは1日、同機構種子島宇宙センターから
打ち上げた月周回衛星「かぐや」が、搭載している
ハイビジョンカメラで初めて撮影した地球の動画を公開した。

9月29日、かぐやが地球の周回軌道から離れ月に向かって
飛行中、地球から約11万キロの位置で撮影した。
真っ暗な宇宙空間に、ほぼ右半分が太陽光で照らされて
青く輝く地球が浮かび、大西洋上にある雲がくっきりと映っている。


【月周回衛星「かぐや」】

米アポロ計画以来、最大規模の観測を行う月探査機。
主衛星は月の両極を通る高度約100キロの円軌道、
子衛星(2基)は楕円(だえん)軌道を周回。
14種の観測装置で地形や地下構造、元素、磁場、
重力の分布などを高精度に調べ、月の起源などを探る。
観測期間は約1年。
主衛星は縦横2・1メートル、高さ4・8メートル、
重量約3トン。子衛星は縦横1メートル、高さ65センチ、
重量約50キロ。
開発費は320億円。
公募で約41万人分の名前とメッセージが機体に搭載された。






宇宙の話題は、スケールが大きくて好きです☆

以下は、過去の記事からです♪


さて、以前、リサ・ランドールさんの紹介を兼ねて、

「余剰次元(異次元)」についてのレポートをしましたが、

その続きです。


(リサ・ランドール)

ランドールさんの書いた、

『ワープする宇宙(5次元時空の謎を解く』
の紹介文には

次のように書かれています。

 

「宇宙には、私たちが実感できる3次元+時間という構成では
 
 ないらしい。
 
 そこには、もうひとつの見えない次元があるというのだ。
 
 もし、もうひとつの次元が存在するなら、
 
 なぜ私たちには見えないのか?
 
 それは、私たちの世界にどう影響しているのか?
 
 どうしたらその存在を証明できるのか?
 
 現代物理学の歩みから最新理論まで、
 
 数式を一切使わずわかりやすく解説しながら、
 
 見えない5番目の次元の驚異的な世界に私たちを導いていく。
 
 英米の大学でテキストとして使われている
 
 話題の著書Warped Passageの邦訳」


  物理の世界で大きな「謎」とされているのに「重力」が他の力に

くらべてなぜこんなに弱いか、というものがあります。

「重力ってそんなに弱いか?」

と思われる方もあるかもしれませんが、力の一つと

較べるとわかりやすいと思います。

ここでは「磁力」と較べてみましょう。

小さな磁石のわずかな引力に対して、重力は無力です。

つまり、クリップの上に磁石を持ってくると、クリップは

磁石に引き寄せられて、宙にうきます。

地球の全質量が反対方向に引っ張っているにもかかわらず、

クリップは磁石に吸い寄せられているわけです。

この重力の弱さの謎も「余剰次元」を持って説明すると、

理屈にあうのです。(細かい説明はご縁があればね)

「重力」は現在の物理の世界ではとても大事なキーワードに

なってますね。

「それにしても、余剰次元なんて!」

と、まだまだ思っている方も多いでしょう。

ランドールさんもこういっていますね。



「いま物理学はたいへんな時代に入っている。

 かつてはSFの範疇と思われていたような考えが、
 
 理論的に-ひょっとすると実験的にも-ありうるように
 
 なってきた。
 
 余剰次元という新しい概念が理論的に発見されると、
 
 素粒子物理学者、天体物理学者、宇宙論研究者の世界の
 
 見方はがらりと変わり、もはや従来の考えには戻れなく
 
 なってくる。
 
 こうした発見の数と、その出てきた頻度だけから見ても
 
 この先にもむすうの驚くべき可能性が待ち構えていることは
 
 まちがいない。
 
 各種のアイデアはすでに独り歩きを始めている」
 

さて、ここで「次元(ディメンション)」について、少し。

一次元とは、点と線

ユークリッド先生によりますと、

とは「部分に分割できないもの」

とは「長さがあって幅のないもの」

だそうです。

二次元は、面

またまたユークリッド先生に御登場いただくと、

  (ユークリッド)

とは「長さと幅だけがあるもの」

とのこと。

これに高さが加わって三次元、ということですね。

では、四次元空間+時間という五次元時空とは?

別の次元が存在するなら、どうして見えないのか?

という問題がありますが、そのことについて、

2つの説を紹介しましょう。

1つの説は「小さすぎて見えない」

これはランドールさん以前から論じられてきたことです。

例えば、みなさんが紙を手にしているとします?

その紙は何次元ですか?


表面的には2次元ですよね。

でも、厚みがありますから、3次元ですね。


では、その紙に、ボールペンで線を引いたら、その線は何次元?

本来、線は1次元なのですが、それは定義の話であり、

実際に線を引こうとするとどうしても幅ができてしまう。

では2次元?

いえいえ、見えないかも知れませんが、ボールペンで引いた線には

高さもありますから「3次元」。

このように、眼に見える範囲でも3次元のものを2次元に

感じたり、1次元と見なしたりすることもありますよね。

ましていわんや、余剰次元が10のマイナス33乗センチくらいの

大きさだったらとても見えませんよね。

このように、余剰次元が極小にコンパクト化されているから

3次元空間としか思えない、という説。


しかし、ランドールさんの説は違います。

余剰次元は、大きいかも知れない。

もしかしたら無限大に??

でも、見えない。


なぜか?

こまかい説明は、ぜひ本を読むなどしてもらいたいですが、

イメージとしては、平面世界(フラット・ランド)にもし住んでいる人が

いたら、3次元の世界は、見えない、ということ。

実際に3次元があったとしても、それもスグそばにあったとしても。

もし、フラット・ランドに、球が通過したら、円が大きくなっていって、

途中から小さくなっていって、消えていったとしか思えないでしょう。

立体としての球は見えない。


ま、これがとっても初歩的な余剰次元のヒントですねー

なんといっても最先端の物理科学のものですから、

ブログで簡単には説明できません。

(でも、次回、もうちょっと説明しようかな)


さて、とても、interesting な話題ですが、この本の最後の方に、

このような文章がありました。

(604ページ中の598ページ目ですから本当に最後の方)

「この10年の数々の不可解な発見から得られる非常に大切な教訓の一つは、

 時間と空間にもっと根本的な記述があるはずだということだろう。
 
 この問題を簡潔に要約するのが、エド・ウィッテンの
 
 『空間と時間は消える運命にあるのかもしれない』
 
 という言葉だ。
 
 代表的なひも理論研究者の多くもその見方に同意する。
 
 『空間と時間は幻想だと、私はほぼ確信そいている』と
 
 ネイサン・サイバーグは断言した」


      (ウィッテン)
 
 
「エレガントな宇宙」では、ブライアン・グリーン

こう書いています。

   (ブライアン・グリーン)
  

 「プランク・スケール以下のスケールでは通常の空間と時間の
 
  概念が意味を失う」
  
 「個々のひもは空間と時間の『かけら』のようなものであって、
 
  しかるべき共振をおこなうときにはじめて、通常の空間と時間の
  
  概念が現れるのである」

  
またジェニファー・ウーレットの「黒体と量子猫(2)」という本には、

  

  ジャネット・ウィンターソンの「ガット・シンメトリーズ」の
  
  中の次のセリフを引用しています。
  
 「もしひも理論が正しければ、あらゆる物体は抽象的な存在であり、
 
  固い粒子ではなく、捉えどころのない振動からできていることに
  
  なる。
  
  礎となる土台もなく、すべてのおおもとになる確かな第一原理も
  
  ない」
  

  これは、このブログで論じてきた「西洋哲学は2回のパラダイムシフト
  
  を経て、東洋に帰結する」の本質部分と一致します。
  
 
 ※西洋哲学は2回のパラダイムシフトを経て、東洋に帰結する!?
  を最初から読まれたい方は、     
コチラ①
コチラ②
コチラ③
 ※ラストステージ(総集編)をまとめて読まれたい方はコチラ


 
 宇宙の在り方、それは自分自身を含めた在り方そのものであります。
  
 「時間」「空間」の意識のズレは、世界観のズレであり、
  
 「人間観」のズレでもあります。
  
 「ズレ」ていては、「正しい」ものにはたどり着けない。
  
 ここでいう「正しい」とは、「本当の幸せ」のこと、
  
 といいたい。
  
 結局、いろんなことがわかっても幸せと関係ないことでは、
  
 意味がないといってもいいからです。
  
 大宇宙から見ればほんとうにちっぽけな自分が、
 
 自分からみれば「かけがえのない存在」
 
 まさに地球よりも重い存在です。
 
 大宇宙に思いを馳せ、その宇宙の在り方を考えるとき、
 
 「生命の尊さ」と「生きる意味」について考えずにおれなくなります。
 
 あなたは何を思いますか?
 
 
 ではまた(^-^)/ 【3】につづく
 
 
 地球をハイビジョンで撮影=かぐや、月への道のり順調-宇宙機構 (時事通信) - goo ニュース
        
  

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1 コメント

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日記更新しました (ひろ)
2007-10-04 03:05:44
携帯ブログの日記更新しました★遊びにきてくださいhttp://wakuteka.net/nikki/488
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