一期一会の日々

日々のあれこれ

荒船山③~経塚山→内山峠

2019-07-23 11:02:51 | スポーツ

13時過ぎに強風を恐れつつも下山開始。
下りに滅法強い同行者を追いかけていくのに必死で
強風にあおられている暇はなかった💦
ところどころ振り返り待っていただき、
登りとは全く逆の展開。
クリンソウ群生地には13:10には着。
往きに20分強かかったところを10分弱で戻る異様な速さ。
もう一度クリンソウを堪能した。
続いて、パワースポットも構図を変えては改めて激写。
コースを離れてヤマツツジも楽しみ、
艫岩に戻ってきたのが13:32。
やっと本にある参考タイムで歩くことができた。

艫岩でさらなるに強風にさらされながら
これでいよいよ最後と四方八方を激写。
それでもとにかく風が強くて、最終的には腰をかがめて退散。
相変わらず蟻が全く動じず歩いていた。
人間の無力をつくづく感じてしまった次第。

艫岩を後にしたのは13:40。
登山道には強風で切り落とされた、登りでは見られなかった
木々の葉っぱが枝ごと大量に見られる。
ロープ場や梯子では登りで学習したので
トレッキングポールは面倒がらずひとまずザックに納める。
鋏岩にたどり着く少し前のポイントで
軽快に歩いていた同行者が不審な動きを。
頭上に横たわる大木をくぐり終え、また元の道を戻り、
湿った道がここだけ新しい土が出てきていると。
よくよく見ると、くぐった大木の根っこが強風でえぐれ
倒木しかけていた。
今後のこともあるので、念のため観光センターにその場で連絡。
あの大木は結局、あんな不安定なまま踏ん張っているのだろうか。
気になるところ。
それにしても、風の力ってとてつもない。

行きに見かけた巻き道に繋がっていると踏んで、
左手に進路を取る。
本当に大丈夫なの?!と思われるような、
途中から誰かが歩いた形跡もないルート。
引き返すも遅し、進むも不安の中、
それでも最初に出会った巻き道の入口にたどり着いた。
やけに長く感じたけれど、どうだったんだろう。
しばらくして内山峠に15時、無事到着。

車の中で置いておいたおこわをいただき、
今日の行程を振り返る。
朝まで雨の残る大雨の後だったのに、
予想以上にはぬかるんでおらず歩きやすかったこと、
あまり手を入れてないような幅の狭い自然を感じられる登山道、
時折あるロープや梯子のプチ達成感。
同行者はなんと、荒船山が今までの山行きで一番気に入ったそう。

梅雨の本当に晴れ間のドンピシャ日和、
またも心に残る登山ができた。
群馬の山をこれから登っていってもいいなと口走ると
早速『群馬県の山(分県登山ガイド)』太田ハイキングクラブ著を
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栃木県もどうぞよろしく~




荒船山②~艫岩→経塚山~

2019-07-21 09:24:28 | スポーツ

しばし眺望を堪能し艫岩を後にしたのは11:59。
荒船山最高峰の経塚山を目指す!
といっても、ここからは遠くから見ても平たい山上台地。
経塚山の山頂までゆったりハイキングを楽しめるはず!

すれ違った方にパワースポットと教えられたポイントにたどり着いたのは12:16。
苔をまとった石祠を中心に、葉を一枚もつけないすらっとした木が数本、
結界のように真っ青な空に向かって伸びる様は
まさにパワースポットを感じさせる趣。
ただ、パワースポットだからといってどうしていいやらわからず、
結界の中に入り込み、祠の脇で空を仰ぎ見て何となく気を浴びてみる。
青い空と光と、それはそれは美しいものがあった。
続くファミリーに、同様にパワースポットらしいですよ。と伝言ゲームをし
記念写真を撮って差し上げた。
ファミリーもわ~っと歓声をあげつつも、
だからといってどうしていいかわからない様子が可笑しい。

少し先を行くと、左手前方に何やらピンクの花の一帯が!
初めて見る花。なんていう名前なんだろう。
艫岩のところにも少し咲いていたけれど…。
サクラソウに似ているけれど、でもそこまで柔らかい感じではない。
またまた気づいたら激写。
先のファミリーが到着したので、群生地から山道に戻る別道を辿ると
❛クリンソウ群生地❜という看板が立っていた。
これが、クリンソウだったのかぁ。
最近ブログの中でよく見かけるワードだったから
どんな花なのか一度見てみたいと思っていたので嬉しかった。

クリンソウ群生地を後にしたのが12:21。
星尾峠への分岐で、いよいよ山頂!
が、このままゆるっとハイキングで山頂に立てるのかと思っていたら
思いがけないプチ急登。
これが、本当に予期していなかったので苦戦した。
  もう、え~~~~~って感じ!!!
しかも、強風に煽られながらで、変に力が入るしもうドキドキ!
どうにかこうにか山頂に辿り着いたのは12:44。
登頂の記念撮影で驚いたのは
「荒船山経塚山山頂1423m」と書かれた白いプレートが
固定されたものではなくあっけなく持ち上がったこと。
それを手に、びっくり大笑いしながらの撮影は楽しかった。

撮影後は、行きのPAで購入したおこわのお昼を。
星尾峠分岐にたどり着く前から、何か口に入れないと
また頭痛やらが襲ってきそうな予感がしてて…。
レジャーシートを引くのもやっとの強風の中、
一口、二口と含むおこわのその美味しさったら!
  もう最高なのであります!
先の懸念事項がおこわがのどを通る度に解消していく感じ。
体の隅々まで、エネルギーが行き渡る感じ。
樹林に囲まれ展望はないけれど、
木漏れ日と風に揺られる木々の陰が地面のキャンパスに描く様を
シートから投げ出した足の先から見ていると
初代のこのトレッキングシューズに無性に感謝の念が湧いてきた。
靴擦れが気になるけれど、アップダウンが激しくなく、
泥濘が予想されるような時は一度はお役御免としたのだからと
汚してもいいと安心して履ける。
何だか初心に帰ったかのような清々しい気持ち。

さて、後続のファミリーにまたしても白いプレートのことを告げ、
大笑いして集合写真を撮って差し上げたら、下山開始。
強風で下山時吹き飛ばされないか心配する中、
片付けるシートが煽られ飛んでいきそうになり
危ないところだったね~と安堵する同行者に
古いシートだから…と口走ってしまったところ
山にシートを放置していくことになるでしょと叱られ…。
今後の自分への戒めのために、そんなことも記録しておきます。
反省。




荒船山① ~内山峠→艫岩~

2019-07-08 03:16:19 | スポーツ

019.6.16 sun. 二百名山 荒船山

今回はいつもより1時間遅く、7時に自宅前出発
上信越自動車道の「とみおか」の建物を右手に通過したのは8:49。
ここを過ぎたあたりから荒船山が遠く目に入り、激写に次ぐ激写。
どんどん近づいてきて、8:51~:54の間に、無駄に11枚。
下仁田ICを降りたのは8:56。
そこからわずか1分間で、さらに7枚。
もうキリがないからと一旦お休みしたものの、
9:15にはっきりテーブルマウンテンが見えると、さらに4枚。
9:24にくっきりと艫岩の岩壁が見えると、さらに6枚。
いよいよだ! と盛り上がってきた9:29にまさかのオーバーヒート。
かなりの時間待機し、結局登山口の内山峠に着いたのは10時前。
9時に着く予定と聞いていたんだけど、
キャンピングカーだとスピードが出ず、
そしてオーバーヒートも重なって、ずいぶん遅くなってしまった。

10:09、準備を整えてスタート。
登山口で熊に注意の貼り紙有り。熊いるの~
道が細い、細い。
のんびりゆったりと想像していたので、こんなに細いと思わなかった。
そして、ほどなくして訪れた登り坂の急で思いがけない長さ!
この登り坂の手前、右手に巻き道のようなルートがあったけれど
ここは王道の登り坂を当然行く。
風が心地よく、そのためか道もところどころのぬかるみだけ。
それでも、何組かすれ違う下山者に
明らかにすってんころりんしてきた汚れが…。
改めて気を引き締める。

10:55、鋏岩修験道場跡着。ここでしばし休憩。
岩窟のいかにもといった雰囲気、
岩壁を伝う小さな滝の水に手を伸ばし涼を取る。
数枚撮った写真を後から見返すと、オーブが映り込んだものばかり。
ちょっと不気味…。
11:00には鋏岩を後にして、一杯水に到着したのは11:22。
とてもじゃないけれど手は届かず、
どうやら橋の下に塩ビパイプがあるらしいけれど
危険なことこの上ない。
ここから先はいよいよ梯子あり、ロープ場のプチ難所。
梯子は面白かったが、岩場のロープ場は濡れていてドキドキもの!
ロープを伝い垂直に登りたかったけれど、
大回りして来た方がいいというアドバイスを受けそちらに回ったが
掴むもののない上に、ひとつに束ねはしたものの
トレッキングポールの存在が片手をふさぎ
かえって怖い思いをしたような気がする。
岩場道は水浸し、あるようでないような登山道。
汚さないようにと歩いていたものの、
ゴアテックスありがとう!と、ええいままよと歩いてみると
何か呪縛から解き放されたような心持ち。
有名な?マツダランプ提供のレトロな看板を通過したのが11:43。
笹の中の登山道を行き、11:52艫岩到着!
昨日までの雨が嘘のように雲は厚いけれど青空が広がり
素晴らしい眺めだった
ただ風がとにかく強くて、
崖のそばによると強風で突き落とされるかのような恐怖感。
地を歩く蟻の、その風の影響を受けない姿が何故か不思議に感じ
今でも妙に頭に焼き付いている。

それにしても思ったよりも時間がかかってしまった。
荒船山最高点の経塚山に行けるかなぁ。