多忙多感

五月、六月と仕事に忙殺される日々が続いた。その余波で、このブログも更新できないままの体たらく。この間、多くの方にご迷惑をおかけした、あるいは、いまだにご迷惑をかけているかもしれないことを、この場をお借りしてお詫びいたします。

「忙しい時って重なるものなのよね。だけど、一人で起業していると、他の人に頼めないから大変ね・・・うちの同居人もそうよ」とは同級生の女性デザイナーの弁。何ともクールな言い方で、同情されているのか、嘲笑されているのか、微妙な気分を味わわされることになった。
そんな中にあって、唯一、収穫らしいものを挙げれば、マンデリシュターム（写真）の次の詩（詩集「石」所収）に接することができたことである。
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子どもの本だけを読もう
子どもの思いだけをたいせつにしよう
だいそれたことはすべて遠くへ吹き飛ばし
深い悲しみの中から立ち上がろう

死ぬほどにもぼくは生に疲れ
生の中でなにひとつぼくは認めない
けれどもこの貧しい地球が好きだ
よその世界は知らないからだ。

ぼくは遠くの庭園で
粗末な木のぶらんこをこいでいた――
樅の木の高くて暗い林を
夢うつつに思い出している。
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ようやく、忙しさから脱しつつあるいま、もう一度、童心に帰り、転身を図りたいと思っている次第である。