「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

封印される反対の声! シデコブシ・ハナノキは一部縮小!

2013年09月26日 07時22分57秒 | 日記
 おはようございます。
 3日間休みましたが、多くのアクセスありがとうございます。準備書が出され、ブログのネタはいくらでもありますが、膨大な準備書は手ごわいです。
 ジャーナリストの樫田秀樹さんの記事が掲載されている「望星」が届きましたので、紹介します。
 一部引用し、貼り付けます。

「望星 2013年10月号」 「緊急報告」 「なぜこれだけの反対を報じないのか?」  「リニア走行実験再開セレモニーへの疑問」
 「8月29日。山梨県都留市にあるリニア見学センターの近くで、約50人の市民が横断幕やメッセージボードを掲げ、ときにシュプレヒコールを上げた。 『世界遺産を目指す南アルプスにトンネルを掘るな』 『JR東海はすべての情報を公開し疑問に答えて』 『地震大国にリニアはいらない』 『NO電磁波 NO自然破壊』そして、そばを通る多くのメディアの記者たちに、 『お願いします! ぜひ報道して下さい!』と語りかけた。」

 「スポンサーへのマスコミの”気遣い”」
 「この日の記者たちのお目当ては、2年半ぶりに再会されるリニア走行実験の再開だ。・・・・2年前まで違うのは、それまで30秒間しか実現しなかった時速500キロ運転が、今後は1分半可能になったこと。それだけ。」
 「マスコミの、当日のテレビやラジオ、翌日の新聞報道は、 『夢の実現あと一歩』と、ほぼ横並びだった。」
 「市民の抗議活動を報道したのは、信濃毎日新聞と赤旗だけ。抗議行動を取材した記者には、それなりに問題意識はあったはずだ。だが報道されないという現実。私はそうなることを予測しつつ、そこに来ていた記者数人に話しかけてみた。 『リニア問題はほとんど報道されません。JR東海がスポンサーだと難しいですか?』『基本的には、記者とデスクの問題意識に依りますが、最終的には上の部署の判断です。スポンサーに気を遣うのは事実です。』そして、果たして報道されなかった。」
 

 「封印される”反対の声”」

 「抗議活動には地元山梨県からも数人が参加していたが、リニア計画の本丸の地であるからこそ、ここには特殊な事情がある。・・・・・『たとえば、リニアに反対する地域には、高さ5メートルもの立派な山車がありましてね。これが老朽化してもその修復予算もなかった。そんなとき、なぜか自治体が新しい山車を用意し、神社の整備も行った。そうするうちに反対の声もなくなっていった』反対の気持ちはあっても、なんとなくそれを声に出しにくくなっていく。甲府から参加した男性はこう訴えた。」
 「これはマスコミの存在意義問われている問題だ。 『安全です』を繰り返す大スポンサーにマスコミが”配慮”したことで、原発は国民的議論なきまま推進され、大事故に至った。」
 「リニア実験線周辺での水枯れ。一自治体では処理しきれない膨大な建設残土。トンネル事故での救出シュミレーションもない。そして費用の国民負担の可能性・・・。」
 「このままリニア計画は着工されていいのだろうか。」

 <コメント>

 準備書は少し見ただけですが、残土の問題は方法書から変わっていないようです。ウラン鉱床は旧動燃のボーリング調査を基に回避できると述べていますが、果たして可能か。シデコブシとハナノキは、 「生育環境の一部が縮小する可能性がある」と平然と述べています。
 水文調査も一部の地域で部分的に行われたようで、期間も通年でなく限られているようです。
 これから、しっかり準備書を検討し、対応を具体的に進める必要があります。
                                                                         以  上
 「望星」の記事2枚とハナノキとシデコブシ関係の準備書を貼り付けます。 


   






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