富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

《リバイバル・アーカイブス》こちどりさん 親と子の絆

2014年05月22日 | 動物・生物

2021.5.9.~5.30.リバイバル・アーカイブス掲載

2014.5.16.7.2.南河内郡河南町一須賀

先日、5月2日に、親鳥が卵を温めていた巣がカラッポ!かえった卵の殻もない!

 

 2014.5.2. 5:56 このように巣に4つの卵があったのに...

 

2014.5.2.8:00 先日卵を温めていた頃の親鳥

卵は、カラスやイタチに食べられてしまったのか?

 

 2014.5.16.6:39  真ん丸メガネの、おしゃれな黒い首飾り。ただいま警戒中のこちどりさん

この2羽、外観ではなかなか見分けが付きにくいが、1羽の左脚に骨折した跡があるので、見分けることができる。時折、脚が痛いのか、かばう仕草をするのが痛々しい。

お母さんだろうか?動きがもう一羽に比べ柔らかく、体格も少し小さい。 

 

2014.5.16. 6:16 こちらはつがいのもう1羽。左脚がまっすぐ伸びている。体長も少し大きい。動きが硬く、男性っぽいので、お父さん?

 

2014.5.16. 6:12

近くをうろうろしていると、2羽の親鳥が警戒してピーピー鳴いている。さては近くにヒナ鳥が居るのでは...

 

 

2014.5.16. 6:39

遠巻きに見ていると、にらまれた。

 

2014.5.16.6:34

わたしはどこにいるでしょう。

 

 2014.5.16.6.37

なんだかお父さんの様子が変?溝の下を気にするような仕草。

 

 2014.5.16.7:26

心配そうに見やるお母さん。「どこにいるんだい。」

 

 2014.5.16. 8:34

「いたいた...」 飛び降りるお母さん。

 

2014.5.16. 7:36 車の中で遠巻きに見ていると...居た居たヒナ鳥が...

どうも溝の崖から転落したようです。しかし、様子がおかしい?1羽しかいない。

ヒナ鳥のエサは大丈夫なのであろうか...この2時間余りに親鳥がヒナ鳥にエサを与えることはなかった。ヒナは溝にある何かをついばむ仕草をしていたが、ヒナのエサになるものはあるのだろうか。

 

 2014.5.16. 7:23

親と子の絆 「お母さんは、ここよ!」

 

2014.5.16. 7:19

ヒナ鳥は溝をうろうろ。でも、元気そうです。

 

 2014.5.16. 8:03 親鳥に駆け寄るヒナ鳥

 

2014.5.16. 7:39 走り寄るヒナ鳥 朝晩はまだ肌寒い。

親鳥はつがいで交代してヒナを暖めているようだ。卵を抱くときもそうであったように。

人が近づくと2羽でピーピーとヒナの場所をそらすように動く。

 

2014.5.16. 8:04 お父さんにももぐりこむ瞬間のヒナ鳥

親鳥が降りると、ヒナがすかさず走りより、親鳥の羽毛の中にもぐりこみ暖を取る。しかし、2~3分すると親鳥はヒナから離れ、近くで警戒態勢にはいります。

 

2014.5.16. 7:33  今度はお母さんに、だっこ。

 

 2014.5.16. 7:26 ヒナ鳥の脚がみえる。暖をとるヒナ鳥。

夏に向かっているといえども、まだ早朝は寒い。ヒナ鳥の体温低下を防ぐため、ヒナ鳥は親鳥にもぐり込む。

この親子には、今後大きな試練が待ち受けている。

雨の日、朝晩の冷え込み、30度を超える真夏日、またいろんな天敵、エサはあるのだろうか?そして、この後まもなく、ここは、田んぼの水路となる。ヒナ鳥の運命は!!

天はこの親子に大きな試練を与えたものだ。親子とも、この試練を克服することを願ってやまない。

 

【小千鳥(こちどり)】さんについて

体長は千鳥の仲間としては小さい。ヒヨドリやムクドリよりやや大きい程度。短い歩幅で、急に早足で歩いては、急に止まる。そして、方向を変えまた急に早足で歩く。しっかりした動きで、俗にいう「千鳥足」のような、足どりが危ないような動きではない。警戒心が強く、遠く離れていても、常に回りを警戒している。

 

2014.5.2. 5:58 「こっちだよ~こっちだってば~~」と、巣から逆のほうに誘導するお父さん。

 

ピーピーとはっきりした明るい声で鳴く。特に卵やヒナがいるときは、その場をそらすように、「こっちだよ~」とピーピー鳴き続け、相手に近づいて、違う方向に誘導する。小石混じりの砂に4個程度卵を産み、つがいで交互に温める。卵は小石のように保護色になっている。夫婦仲はとても良い。富田林の石川中流域で時々見かける。

 

22014.5.2. 5:59

黄色い縁どりメガネの真ん丸お目々で、黒い首輪とひたいの黒白の帯がとってもきれい。キャラクターマスコットのようにかわいい。

 

2014.5.2. 5:57

時折、親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。

 

石上露子さんが雅号(文人・画家・書家などが、本名以外につける風雅な名)を「夕ちどり」としたのは、すぐ近くの石川でよくその姿を見て、共感することがあったからと思われます。

ツバメ・かっこう・ホトトギス・チドリなど、夏場にヒナを育てる夏鳥のふるさとは、もともとここ日本。つまり、このコチドリさんのふるさとは石川です。冬場、住む条件が悪くなるので、仕方なく南の国へ旅立ちますが、春先にしっかり戻って来ます。

 

2011.10.8. 6:32 富田林市佐備 下佐備の田んぼ

ここは、コチドリさんの『...忘れがたきふるさと...』なんですね。

 

 関連ブログ:こちどりさんの巣も見てください。

撮影:2014.5月2日、5月16日

2014.5月22日 (HN:アブラコウモリH )


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