2013.11.27. 7:59 河内長野市天野 天野山金剛寺
金剛寺は奈良時代に、僧行基が聖武天皇の勅命によって開かれ、平安末期に高野山の僧 阿観(あかん)が金堂・御影堂などを建立し、再興しました。
南北朝時代には南朝方の勅願寺とされ、後村上天皇(第97代)の行在所(あんざいしょ)が置かれました(天野行宮)。また、北朝の光厳(北1)・光明(北2)・崇光天皇(北3)の行在所が同時におかれたこともありました。 南北対立していた時代に、なんだか柔軟さを感じますね。
その後、戦火にも遭うことがなく、貴重な文化財が数多く残されてます(国宝3点、重要文化財30点余り)。明治の初めまで女人禁制であった高野山に対し、天野山金剛寺は女性の参拝を許されたので、「女人高野」と呼ばれたそうです。
そういえば、景色もなんだか、やさしいやわらかさがありますね。
、「天野山の秋月」として、「新河内長野八景」(河内長野市、公募により河内長野市民が選定。平成9年に制定)に選定されています。春は桜、夏は木々の緑、秋は紅葉と四季を感じることができ、特に観月亭から見る中秋の名月は有名です。
境内を天野川が流れます。おくゆかしさを感じます。
寺院としては珍しい茅葺きの建物が、複数あります。
春は桜、夏はせせらぎ、秋は紅葉、冬は雪景色。四季おりおりの趣。
歩いてすぐ、府営長野公園 天野山地区があります。
天野山キャンプ場が併設されています。
毎年真っ赤に色付くのが、このもみじの木。
色の変化も楽しいです。
大きな秋が...
小さな秋が...
ここにも小さな秋が...
(2013.11.30. HN:アブラコウモリH)
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