本とパンのあるくらし

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ギリシャの少年

2013年02月06日 | 児童書
「ポルフィの長い旅」 という本を読みました。
フランス人作家ポール・ジャック・ボンゾンさんの作品です。

     

主人公はギリシャのシミトラ村に住むポルフィ少年。
両親とかわいい妹と、けっして裕福ではないけれど幸せにくらす日々。

そんなポルフィは、かっこいい制服をきてガソリンスタンドの給油係になることが夢。
その夢に一歩近づきかけたと思っていたところ、予想だにしない悲劇が襲いかかり…。

     

離れ離れになってしまった妹をさがしに長い旅にでるポルフィ。
さまざま場所でいろんな人々に出会い、困難にもめげず妹を捜し続ける行動力、感嘆させられます。

     

どこまでも青い空、遠くに見えるキラキラした青い海、風にゆらぐオリーブの木々の葉…。
ギリシャの風景の素晴らしさが描かれていて、自分の生まれ育った国、村を愛するポルフィ少年の思いがひしひしと感じられます。

物語はギリシャだけにとどまらず、他の国へと読者をいざないます。
少年の目から見たその地方、その土地の風景や雰囲気がストレートに伝わってきて興味深いです。

「世界名作劇場」のアニメの原作本でした。アニメが放映されてたんですね。
読み始めたら止まらなくあっという間に読めてしまう快作です。


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