アルゼンチン債務問題、主要債権者以外のホールドアウトが組織化
[ニューヨーク 9日 ロイター] - アルゼンチンの債務問題で、同国政府と債務再編を拒否した債権者(ホールドアウト)のうち主要ファンド以外の投資家が、調停のための委員会を組織する動きが出ている。
アルゼンチン政府は現在、主要なホールドアウト債権者である米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントおよびアウレリウス・キャピタ ル・マネジメントと、米連邦地裁が指名した調停者の仲介により協議している。他方で、債務再編に応じないことを選択したか、もしくは同政府と争う手段がな かったホールドアウト債権者もいる。
そういったホールドアウトに詳しい関係筋によると「今回の問題に関して、自分も協議に加わりたいと希望する債権者が増えている」という。法律会社のビンガム・マカッチェンは債務に関する協議への参加を希望する債権者を集めており、7日にカンファレンスコールを実施した。
関係筋は「債務残高で10億ドルに上る機関投資家と一般投資家を集める必要があり、それにはまだ時間がかかる」との見方を示した。