ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

移住暮らしの一面

2017-07-03 | 移住生活
先週、さいらん家の食堂スージョーでランチをしました。

(※まったくいつものメニュー)


月に最低3回は来たい



しかし、なかなかどうして機会があるようでないもの。



2回が精一杯かな



話に夢中になっていたら、店内から妙な声
半泣きで呼びかける中国語。どうも高齢の女性の声。


何事かと思って立ち上がると、5人の中国人グループの
女性1人がテーブルに突っ伏していて、他の4人が声をかけて
励ましながらも、うろたえているところでした。


意識を失ったのか、朦朧としているのか
突っ伏しているので様子がわかりません。
かなりの高齢者のよう。


すでにオーナーが英語ができる客に頼んで救急車を呼ぼうとし
客が英語で店の住所を確認している最中でした。


すぐにグループの数人が「救急車は呼ばなくていい」と言い出し
女性も意識がはっきりしたのか椅子に座っています。
4人が回りにいるので私からはよく見えませんでした。


5分ほどして落ち着いたのか、今度は「帰る」と言い出し、
オーナーが止めに入りましたが、食べ切れなかった物を持ち
5人は店を出て行きました。

「彼女92歳なのよ。」
オーナーはそう言いつつ、心配そうに見送りました。
残りは80代と思われる高齢者で運転する人がいないのは明らか。


「まさか!」
と思ったら案の定タクシーを捜すことなく、全員がバス停へ。
次に見たときはいなくなっていたので、乗ったのでしょう。


あまりピンとこないけれど、これも移住暮らしの一面。
言葉が通じない異国で、運転もしない高齢者が友だちを作り
一緒に外出して食事を楽しむ微笑ましい光景が暗転。
その後、何事もなかったようにバスで帰っていく・・・・


私たちも永住組。
いつかは高齢者になり
いつかは運転もしなくなり
そのときどんな友だちがいて
どんな健康状態で
どんな暮らしをしているんでしょう?


その後、女性がどうなったのかは、もちろんわかりません。
どうか無事で、いつかお店で偶然再会しますように。



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