ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

善、凱旋

2013-01-21 | 海外子育て
善(15歳)がオーストラリアのカードの大会から凱旋しました


結果は640人中
4位
準決勝で敗れた相手が優勝しました。


「強い相手に当たっちゃったんだね。」
と慰めると、
「あの人全然上手くないよ。決勝で負けた人はスゴく有名で上手かった。」
負けても「上手い」ところが関係者にしかわからない境地のよう


準決勝まで進出するとサンディエゴ大会の出場権が得られ、
飛行機代も出る招待選手に


「サッ、サンディエゴってどこ?西海岸だよね?」

とアメリカど音痴の両親。ググってみたら一跨ぎでメキシコという位置
メキシコ側の地名が「チワワ」っていうのでウケてたら、
ホントにチワワの原産地なんですね~


一昨年の名古屋大会同様、付添う人が見付からなければ見送りですが、
本人は行く気満々
(学校どうすんの?)
NZの大会の優勝者も招待されるので、優勝者がカード仲間ならGO
どうなりますやら


善が準々決勝で破った相手はチェコから来ていたプロで、
最近の大会の優勝者


マジック・ザ・ギャザリングではこうしたプロが世界中にいて、
大会の戦績ごとにプロポイントと呼ばれるポイントを稼いで転戦するそう。
まるでテニスプレーヤーみたい


このチェコの選手などは上位常連者でいわば、シード選手。
大きな大会には必ず招待され、航空券と宿泊券が支給されるんだそう。
そして上位に入れば賞金も
(彼はチェスのプロでもあるらしいです。よく勝てたね!)


「世界で一番上手いのは日本人なのに、日本人はプロにならないんだ。」
「どうしてぇ

「みんな仕事があるから1年中大会に出たりできないんだ。プロポイントは
大会に出ないと貯まらないからね。」
「プロになる気がないってこと?」

「そう。日本の大会で誰も聞いたことがなかったスゴい天才が優勝しても、
それ1回だけ。2度とその人の名前を聞かないんだって。辞めちゃうから。」
「ふ~ん。なんかもったいないね。」

「アメリカ人はそんなに強くなくても大会がいっぱいあるからプロが多い。
どんどん賞金が稼げるからね。」


「オージーも弱いよ。だから今度の大会もプロが少なくて、来るだけで、
アピアランスマネー(主催者がプロに払う顔見せ料)がもらえるんだって。」
「ふーん。」
と、カードヲタの息子に吹き込まれてカード耳年増になる母


初めてのシドニーも楽しかったようで、
「オークランドがあれを目指してるっていうのがよくわかるよ。」
「いつかなれると思う?」
ニタぁぁぁぁぁぁ
(わかってるな、お主!)


「でも何でも高いよ。タイ料理行ったけどパッタイが20ドル以上だよ。
NZドルじゃなくてオージードルだよ~
「でも、ペイもいいからキウイがどんどん行くわけでしょ?」

「まぁね。仕事があればいいとこかもね。」
と言いながら、撮ってきた写メを見せてくれました。
(私もいつか行くことがあるんだろうか?アメリカ並みにご縁のない国?)


全員知り合いだったNZ勢は総勢16人で、12人が決勝進出。
640人のうち決勝進出できるのは120人だけなので、これはかなり高率!
しかし、みんな決勝の初戦辺りで敗退~


「なんで?みんな強いんじゃないの?」
「みんな土曜日の夜に飲んじゃうからキウイっていつもそうなんだ。
強いのは土曜日まで。
「それって、もったいないじゃん

「いいんだよ。みんなで飲むのも大会の楽しみらしいから。」と、淡々と言う15歳。周り全員大人ですから、いい社会勉強
一緒に行った近所の仲間は飲まない中華系で助かりました~


中華系と言えば
準決勝の組み合わせは2組とも、
日系vs中華系


「まるで尖閣諸島問題だな~」
と言う夫
で、2組とも日本組敗退で、決勝は中華系オーストラリア人の対決に!
(もう1人の日本人は日本から参戦したプロでした)


準々決勝に進出した8人のうち英語っぽい名前は1人だけ。
中華、日本、チェコがそれぞれ2人づつ。
世界を転戦するプロなのか移民の国だからなのか、なんか面白い


大人に伍して闘い、世界のプレーヤーと交流し、いい経験になったよう。
ホントに一回り大きくなって帰ってきたような気がします。
おみやげにチョコレートまで買ってきてくれました


>善くん、ありがとう
>なのに玉子を切らしていて、今晩コロッケ作れなくてゴメンね。

って、ここで謝っても仕方ない┐(  ̄ー ̄)┌
ともあれ、また3人に戻りました~



今日は歩きにも行かずヨガもせず、朝からガチで仕事
あと10日で今年も1ヶ月終わってしまうなんて、び、び、びっくり!


目が回りそうなコレは

子どもたちが柔道を習っていた頃の帯です
温と善の部屋の引っ越しで最終的にこうして収納しておくことに。
(温は子どもでは最高ランクの茶色帯まで行きました。善は緑止まり?)


これは今朝収穫した

桃1号の実
う~ん、収穫時期がよくわからない~


実がどんどん大きくなって、枝に食い込むようになっていて、

跡がくっきり。


こちらは枝が太かったので、

白い部分が大きいです。
今はカチカチですが、置いておいたら熟すかな?



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