ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ドバイ・ショック体験

2009-11-27 | 経済・政治・社会
2日前の夜、メルマガを書いていると、ワードの隣で為替チャートがチカチカチカチカ忙しくなり、あれよあれよと言う間に、ロウソク足がグングン下に伸びてきて~~~~、

目の前でドル円が87円台突入! キター━━━(゜∀゜)━━━!!!
思わず写真に収めました。




いわゆるドバイ・ショック
アラブ首長国連邦のドバイ首長国の持ち株会社ドバイ・ワールドと系列のナヒールがモラトリアム(借金の返済延期ですな)を宣言して、という話。

ナヒールという名前はピンとこなくても、この画像なら「あぁ!」と思い当たる方も多いはず。
「一棟だけこんなに突出して高いなんて、風水ワルそ~」
とつい思っちゃいますけど、アラブの方には関係なかったですね


ナヒール・タワーの開発業者と親会社が借金苦でヤバし!というだけで、
「なんで円高?」
なんですが、これらはいずれも政府系企業
つまり企業が行き詰っているだけでなく、問題は国レベル~


まぁ、モラトリアムなんて言い出したら、多くの場合で終わりの始まり。
メーンバンクとか大口投資家とか掛け合えそうなところはすべて当たり、
万策尽きてのモラトリアム宣言、のはずなので。

宣言するや、格付け機関は「聞いてねぇ!」と、逆ギレの格下げ
潮が引いていくように資金が消え、ドバイが誘致を得意とした外国資金など、呼べど叫べど戻ってこない


荒涼たるバブル崩壊のリアリティ
中東バブルとなると決して小さくないし、リーマン・ショック以降、中東資金はけっこう頼みの綱だったのに・・・・
まぁ、中東も本格的な産油国とそうでない国といろいろありますし。


昨日もうんうん仕事をしていると、再び為替チャートがスーッと下に切れ、86円台!
Wow!今回もライブで目撃


「ここまで来たら、大台試しに行くよね~?」
ってことで、今朝85円突破~で、一時84円台も

これはボランティア中で見逃しましたが(帰ってきたら86円台でした)、
14年ぶりの円高~
と世間は大騒ぎ

「84円もあったってことは85円で損切りさせられた人、続出だろうなぁ。」
と、下ひげの伸びたチャートを見ながら繰り広げられたバトルを想像。


ちょっと前までは『資源国通貨』とちやほやされ、今や『リスク通貨』と名前を変えて、そこそこ買われていたNZドルも下げてます。
昨日は62円、今日の午前中には60円台!
59円台もつけているということは、これも60円で退場した人、多数?

ドバイが震源地なら、その後のことは津波のようなもの。
「ここまで来るか~?」
という感じですが、
だって地球は丸いんだもん
(↑これがなんだかわかる方 昭和30年代以上ですね

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