今年もまたまたインフルエンザの季節がやってきますね・・・
今年はいや~な兆候が見られるみたいですよ。
ここ数年感染者が減りつつあった鳥インフルエンザ「H7N9」が
中国全土で感染の拡大が報告されているというのです。
東京大学の研究チームがこのウイルスを調べてみたら・・・
人の気道にくっつきやすいタイプに変化をし、
タミフルなどの効果を弱める変化も起きていたと・・・
これからの季節、外出先から帰宅と同時に手洗い・うがい等々
自ら防衛する努力をしなければ駄目ですねぇ。
今朝は、鳥インフルに関する記事を転載してみようと思います。
~以下、10月30日スポーツ報知より抜粋~
死亡率4割、パンデミックの恐れも
鳥インフル
(H7N9)
(H7N9)
鳥インフルエンザはさまざまな型があるが、2013年に初めて人への感染が確認されたのは「H7N9」。感染者数は13年に145人、14年に324人、15年に213人、16年に125人と減少の兆しを見せていたが、今年になって急増し、すでに700人を超えた。WHO(世界保健機関)によると、今年9月27日までの累計は1564人が感染し、612人が亡くなった。死亡率は4割にのぼる。
この鳥インフルエンザ(H7N9)について、東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームが調べると、ウイルスが今年2月に変異し、少量のウイルスでも哺乳類が感染し、高い割合で死ぬのを確かめたという。
研究チームが、インフルエンザウイルスに対して人と似た反応を示すイタチ科の哺乳類フェレットで実験したところ、クシャミやセキで感染が広まり、7割近くが死んだ。ウイルスの遺伝子を調べると、人の気道などにくっつきやすいタイプに変わっていて、タミフルなど抗ウイルス薬の効果を弱める変化も起きていたというのだ。
鳥から人に感染するだけなら流行は限定的だが、人から人に感染するよう変異すると「新型インフルエンザ」となり、世界的に大流行する「パンデミック」を引き起こす恐れがある。鳥インフルエンザ(H7N9)は現在、中国全土から感染が報告されている。マレーシア、台湾、カナダでも報告されているが、いずれも中国で感染したとみられている。
これまで恐れられていた別の鳥インフルエンザ(H5N1)は中国をはじめ世界各地で散発し、この15年間で860人が感染(454人が死亡)しているが、感染者は年々減っている。「H7N9」は、それにとって変わった格好で、桁違いに感染力を増したとみられる。中国で鳥インフルエンザの感染シーズンは12月から翌年4月まで。その動向から目が離せない。
(医療ジャーナリスト・田中 皓)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます