つれづれ

思いつくままに

「広島出身 首相に意見しちゃる」

2022-12-31 10:36:43 | 

12月29日付け朝日新聞朝刊のオピニオン欄に、よくぞ言ってくれた!と思う こんな投稿が載っていました。
埼玉県の花岡 賢さん(無職 70歳)の「広島出身 首相に意見しちゃる」という投稿文です。

   岸田文雄君、広島出身の先輩として意見しちゃるけえ、まあ聞きんさい。
  1年前は元首相の安倍晋三さんと違(ちご)うて、平和路線で行ってくれると期待しとったのに、がっかりしとるよ。
  防衛費を増やすための増税に賛成する人が何人おるか、広島で聞いてみんさい。
  毎年8月6日8時15分には黙祷してきたじゃないか。
  軍縮の期待があったのに残念じゃ。
   防衛費の国内総生産(GDP)比2%は米国が望んでいたことらしいのう。
  日本の防衛費は世界第9位で2%にすると一気に米国、中国に次ぐ第3位になるそうじゃ。
  これほどの防衛費がほんまに必要か。
  「国民の生活を守るため、将来のため、今は増税は無理じゃ」と大統領のバイデンさんを説得してみんさい。
   どうしても防衛費の増額をやめられんのじゃったら、これを争点にして総選挙をやりんさい。
  国民の声で止めちゃるけえ。
  それが広島出身の私の務めじゃと思うとるよ。

もう一言 付け加えたい。
「原発の運転期間の延長、ホントにいいの?」
原爆も原発も 同根です。
原爆を「原子力の恐ろしい破壊兵器」と呼び、原発を「原子力の素晴らしい平和利用」と呼び分けたに過ぎません。
どちらも、人類が無毒化する術を持たない「放射能」を まき散らす元凶なのです。
こんなことは、すこしでも「核分裂」の知識があれば 理解できることです。
岸田首相は、広島1区選出の国会議員として 原爆にはやたら抵抗するのに、彼の発言には 12年前の惨事を経験している原発の恐ろしさは 屁とも思っていないとしか理解できません。
原発は、現在の人類の能力では 決して「アンダーコントロール」ではないのです。

いまからでも遅くはない。
少なくとも、「原発の運転期間は40年」を守ってください。
どんな機械や装置でも、寿命があります。
ましてや 長期間休止していた装置は、使っていなくても劣化は速く進んでいるものです。
「停止期間は期間40年に含めない」などとバカな発言は、知識人の言うことではありません。
新たに原発を作る、とんでもない。
どんなに小規模に抑えても、原発の持つ「危険」は 同じです。

岸田総理、もう原発に頼るのは 金輪際やめませんか?
時間がかかってもいいから、もっと夢のある話をしましょうよ。
同じ原子力でも「核融合」発電の研究に、敵基地攻撃能力に費やす予算の何割かでも 投資しませんか? 



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