仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

グラディエーター

2007年10月08日 | ムービー
『グラディエーター(原題Gladiator)』(2000年/リドリー・スコット監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ローマ帝国の将軍マキシマス・デシマス・メレディウス(ラッセル・クロウ)は、皇帝マルクス・アウレリウス(リチャード・ハリス)から極秘に帝位継承を打診されていたが、その皇帝は子息のルキウス・アウレリウス・コモドゥス(ホアキン・フェニックス)に暗殺され、マキシマスもコモドゥスに服従しなかったために命を狙われた。首を切られる直前に何とか逃げ延びたマキシマスだったが、家族は殺され、自身も奴隷として囚われの身になる」という内容。
マルクス・アウレリウスもコモドゥスも歴史上実在した人物で、2人とも実際にローマ帝国全盛時代の皇帝だったのだが、約2000年も経ってしまうと、(事実はどうか分からないが)とんでもない性格破綻者に描かれてしまったりするからローマ皇帝といえども立場が無い。
「父上の手紙に"4つの美徳"とありました。智恵、正義、忍耐そして節制。私には無い物ばかりです。しかし、私には野心がある!!」(←多分こんな感じ)というコモドゥスの台詞があったが、野心だけで指導者になられたのでは困ってしまうぞ。
(^o^)
さて、奴隷に身を落とし、剣闘士(グラディエーター)として生死を賭けた戦いを続けるマキシマスは、さすが元将軍だけあって強い。
どんどんと勝ち続ける。
マキシマスという名前も強そうだが、それを演じるラッセルという名前もまたパワフルで負けそうな気がしないから面白い。
(^_^)

潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ

2006年11月07日 | ムービー
『潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(原題WRESTLING ERNEST HEMINGWAY)』(1993年/ランダ・ヘインズ監督/アメリカ)を見た。
老人を主人公とした映画というだけあって、ロバート・デュヴァル、リチャード・ハリス、シャーリー・マクレーンといったどこかで聴いたことがあるような俳優たちの名前が連ねていて、また、サンドラ・ブロックが一人の老人のアイドル役(?)として出演していた。
(^_^;)
「君の歳だと夏の日はゆっくり過ぎる。だが教えておこう。人生はあっという間だ」などと、その秋から小学2年生になるという小さな女の子に向かって話し掛ける、勝手気ままに生きている元漁師のフランク(リチャード・ハリス)。
そして、公園のベンチに座り、特注ベーコンサンドを食べながらパズルを解くことが日課の元理髪師ウォルター(ロバート・デュヴァル)。
フランクが話し掛けたことをきっかけとして、それぞれ一人暮らしをしている二人の間に友情が生まれるという物語だ。
二人とも長い一日をどうやって過ごすかが重要なテーマらしく、環状線のバスを一周したり、冷房の効いた映画館でチケット無しで梯子したり大変そうで、どうも悠悠自適とはいかないらしい。
また、凸凹コンビというわけではないが、正反対の個性を持ち合わせている二人でも、一緒にいるとそれなりに楽しそうにしているところなど現実ぽくてナカナカ面白かった。
"非日常"というよりは、"日常の一部分"を切り取って公開したような作品で、あまりドキドキやワクワクが感じられるものではなかったが、そこそこに良いエピソードが用意されていると感心してしまうような内容だった。
面白かった。