仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

アメリカン・グラフィティ

2009年02月02日 | ムービー
『アメリカン・グラフィティ(原題American Graffiti)』(1973年/ジョージ・ルーカス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「1962年夏のアメリカ・カリフォルニア州の小さな町。ハイスクールを卒業したカート・ヘンダーソン(リチャード・ドレイファス)とスティーブ・ボレンダー(ロン・ハワード)の2人は、進学のため故郷を後にすることになっているのだが、カートは迷っていた。地元には先輩のビッグ・ジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)や後輩のテリー・フィールズ(チャールズ・マーティン・スミス)がいて、楽しくやっているからだ。2人の出発予定の前日、"メルズドライブイン"に集まって来た仲間はいつものようにそれぞれの夜を楽しむのだが・・・」という内容。
全編にわたって当時流行していた曲がBGMに使われている。
これらのヒット曲や、夜通しクルマを流したり遊び続けるシーンの連続は、ジョージ・ルーカス監督の好みの歌や体験等が基になっているとのことだが、ナカナカに面白い。
これを見ている人も昔、登場人物達と同じような若い頃があって、多少は似たようなことをしていたのだろうから、この映画を嫌いに思う人は(おそらく)いないだろう。
胸ポケットのタバコを落とさないように押えながら走ったなぁとも思うし、白いTシャツの袖にタバコを巻き込んでいる奴もいた。
(^_^)
誰にでも若い頃の無茶した記憶や甘酸っぱい思い出があり、この映画では、"ファラオ団"や"白のTバード(サンダーバード)"に乗っていた謎の美女がその象徴とされていたわけだ。
映画はテリーがベスパでドライブインに突っ込むシーンから始まるが、その他、助手席のキャロル(マッケンジー・フィリップス)に水が入った風船が当たったシーン等、NGテイクをそのまま使ったシーンが沢山あるらしく、必ずしも脚本通りではないそのような所もこの映画を面白くさせている要因かもしれない。