仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ショート・サーキット

2017年01月28日 | ムービー
『ショート・サーキット(原題Short Circuit)』(1986年/ジョン・バダム監督/アメリカ)を見た。
物語は、「アメリカ合衆国アリゾナ州。ノヴァ・ロボティックス社の社長ハワード・マーナー(オースティン・ペンドルトン)は、軍関係者や連邦議会議員を相手に新兵器セイントのプレゼンをしていた。それはレーザー光線で戦車や仮想敵部隊を一瞬のうちに壊滅させてしまえる1台1,100万ドルもするロボットだった。嵐が迫ってきたので会場を移動することにしたのだが、落雷のためにロボット"No,5"が誤作動。偶然が重なった挙句、装備を解除しないまま基地の外に搬出されてしまったのだった。気づいたマーナー社長は、開発者のニュートン・クロスビー(スティーヴ・グッテンバーグ)と同僚のベン・ヤビタヤ(フィッシャー・スティーヴンス)に管制室の捜査で制御させようとしたものの、コンピューターは"No,5"を止めることができない。そのため警備主任のスクルーダー(G・W・べイリー)に回収を命じたのだったが・・・」という内容。
"No,5"は動くものに反応してレーザー光線での攻撃を仕掛けるとのことだったが、落雷のせいで回路が異常をきたしていたのが幸いしたようだ。
何故か"自我"が目覚めてしまった"No,5"は、まるでネコのように興味をもって反応するだけで、攻撃はしないようだった。
(^_^;)
しかし、自己学習機能を持ち合わせているようで、偶然知り合ったステファニー・スペック(アリー・シーディ)の家にあったすべての本から知識を習得し、さらに深夜のテレビ放送からもCMや古いモノクロ番組のありとあらゆる情報を習得していく。
疑似人間性(?)にどんどん磨きがかかっていくというわけだ。
当初、"No,5"を異星人だと勘違いしていたステファニーは、"彼"がロボットだと知ってがっかりするのだが、自我を持っているロボットなんて異星人と同じくらい驚くべき存在のはずなのだから、もっと驚いてほしいものだ。
(^。^)
この作品は興業成績が良かったらしく、『ショートサーキット2 がんばれ!ジョニー5(原題Short Circuit 2)』(1988年/ケネス・ジョンソン監督)という続編が作られたらしい。
まだVFXなどの特殊効果技術がない時代の、何だかほのぼのするSF映画作品だった。

オンリー・ユー

2016年08月16日 | ムービー
『オンリー・ユー(原題Only You)』(1994年/ノーマン・ジュイソン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「小学校の教諭をしているフェイス・コルヴァッチ(マリサ・トメイ)は、幼い頃に兄ラリー(フィッシャー・スティーヴンス)と遊んだ占い盤で名前が示された"デイモン・ブラッドリー"を運命の人と信じていたが、大人になっても目の前にその彼が現れることはなく、足専門の医者ドウェイン(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)と婚約をした。しかし、結婚式まで10日と迫った日、転送されたドウェイン宛ての電話を取ると、相手は"デイモン・ブラッドリー"と名乗る男だった。これから飛行機でイタリアへ向かうと言うその"運命の男"に一目会うため、試着していたウェディングドレスを着たまま空港へと向かうフェイスだったが・・・」という内容。
寸での差で間に合わなかったフェイスは、搭乗を終了して滑走路に向かっている飛行機に何としてでも乗せてもらおうと粘るが、空港職員は絶対に彼女から目を離さず、警備員をも呼んであらぬ行動をとらないよう厳重に監視するが、これは当然の行為だ。
さて、先日(2016年8月5日)、新千歳空港国内線で「保安検査場で乗客の女性が金属探知機を通らずに搭乗待合室に立ち入った。出発前の旅客約1,000人の保安検査をやり直すことになった」という事件があったのだが、詳細は「女性が検査場でスマートフォンの画面上に表示されたチケットを端末機器にかざした際、バーコードが読み取られなかったので、職員が"少々お待ちください"とその場を離れた隙に、その女性が金属探知機の脇を通っていなくなった」ということだったらしく、運航が再開されるまでに計11便以上が欠航し、159便に最大で約3時間の遅れが生じたとのことだったらしい。
世界中でこれだけテロ事件が騒がれているこの現代社会で、この空港職員のあまりに危機意識を持ち合わせないこの対応はおそまつ過ぎる。
この映画でも見て勉強してもらいたいものである。
(^。^)
ベニスに到着したフェイスと兄嫁ケイト(ボニー・ハント)は、自分が"デイモン・ブラッドリー"だと名乗る男(ロバート・ダウニー・Jr)と出会えるものの、恋に盲目のあまりいろいろ付け込まれてしまう。
のめりこむのもほどほどにした方が良さそうだ。
(^_^;)