仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

Shall We Dance?

2017年06月03日 | ムービー
『Shall We Dance?』(2004年/ピーター・チェルソム監督/アメリカ)を見た。
物語は、「シカゴ。相続専門の弁護士ジョン・クラーク(リチャード・ギア)は、仕事にも家庭にも恵まれ、現状には何の不満もないはずだったが、何か充実感を得られないでいた。ある日、帰宅中の電車から、社交ダンス教室の窓に物憂げにたたずむ一人の女性の姿を見つけ、その美しい姿に目を奪われてしまった。衝動的に電車を降りてしまったクラークは、そこを訪ね、誰にも内緒で社交ダンス教室に通うことになったのだが・・・」という内容。
これは日本映画『Shall we ダンス?』(1996年/周防正行監督)のハリウッド・リメイク作品で、冒頭の「岸川舞(草刈民代)のレッスンを期待していた杉山正平(役所広司)だったが、グループ担当は田村たま子(たま子先生/草村礼子)だった」という場面は、「ポリーナ(ジェニファー・ロペス)のレッスンを期待したものの、グループ担当はミス・ミッツィー(アニタ・ジレット)だった」というように、ほぼ同じエピソードから始まり、ほぼ同じ展開で話が進んでいく。
(^_^;)
竹中直人(青木富夫役)はスタンリー・トゥッチ(リンク・ピーターソン)に、渡辺えり子(高橋豊子役)はリサ・アン・ウォルター(ボビー役)に代わっているように、演じている人が違うだけのような作品だったのであるが、内容を変更する必要がないほどに周防正行監督の作品が素晴らしかったということ。
(^_^)
「あなたは額縁。彼女は写真。額縁の役目は写真の美しさを際立たせること」という台詞があったが、女性より男性が目立ってしまうようじゃ、審査員の採点も厳しくなってしまうのだろう。
(^。^)

セレンディピティ

2008年12月24日 | ムービー
『セレンディピティ(原題Serendipity)』(2001年/ピーター・チェルソム監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ニューヨーク市内のデパートで黒い手袋を取り合ったことから知り合ったジョナサン・トレーガー(ジョン・キューザック)とサラ・トーマス(ケイト・ベッキンセール)は意気投合、スケート場で楽しい数時間を過ごしたが、互いのフルネームや連絡先も交換せずに別れた。7年後(?)それぞれ結婚が決まっていた2人ではあったが、諦めきれず、"運命"を信じてお互いを探し始める」という内容。
ジョナサンはハリー(ブリジット・モイナハン)との結婚が迫っているのに、「恋するたびに前の相手と比べるのは間違ってる。だけど・・・、ハリーは"ゴッドファーザーPart2"だ。たぶん1作目より傑作。でもどんなに"Part2"が傑作でも"Part1"を見ないと良さは分からないだろ?」と言って友人に協力を求めるのだが、この凄いたとえ話には笑ってしまった。
(^_^)
また、この映画の制作はITバブルの頃だったのか、「個人情報保護法なんてのは、大学を中退して株取引や資産運用を繰り返して働きもせずにぼろ儲けしているズル賢い社長連中を相手にしたものだよ」といったような台詞もあったりしてナカナカ笑える台詞が多い。
初めて会った時、サラはジョナサンの名前と電話番号を5ドル札に書かせ、それでガムを買い、自分の名前と連絡先は『コレラの時代の愛(LOVE IN THE TIME OF CHOLERA)』という本に書いて古本屋に売った。
もしそれが互いの手に入れば・・・、というまどろっこしいことをしたのだが、ジョナサンは、散々探し回っても見つけることができなかったその本を、自分の結婚式前夜に結婚相手のハリーからプレゼントされてしまう。
これはもう突っ走るしかないだろう。
(^o^)
20年以上も昔・・・、誰かが勤務先のロッカールームで1000円札を拾った時、透かしの部分に"熊〇"とシャチハタが押してあって、「折角ラッキーと思ったのに、お札にハンコなんか押すなよ!!」と(もちろん笑いながらではあったが)、"熊〇"さんに返した(渡した?)ということがあったが、その1000円札が今後いつか仁左衛門の所にやってくれば、"熊〇"さんが仁左衛門の運命の人ってか!?
んー、その人は男なのだが・・・。
(^。^)
まぁ何にしても、紙幣に名前を書いたり押印してはいけないのである。