仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

トロピック・サンダー / 史上最低の作戦

2018年04月05日 | ムービー
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題Tropic Thunder)』(2008年/ベン・スティラー監督/アメリカ・イギリス・ドイツ)を見た。
物語は、「シリーズ作品"スコーチャー"に主演して人気だったものの第6作が不評だったタグ・スピードマン(ベン・スティラー)、1人6役を演じたコメディ作品"ファッティーズ"で人気を博したジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)、5度のオスカーに輝くカーク・ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)らが出演する新作映画は、ジョン・テイバック(フォーリーフ/ニック・ノルティ)原作の、ベトナム戦争における人質救出作戦を描いた作品だったが、400万ドルをかけたシーンでカメラを回すことができず、撮影開始後5日目にして制作は早くも1か月遅れ。イギリスの新人監督デミアン・コックバーン(スティーヴ・クーガン)は、個性が豊かすぎる俳優達に指示することができず、プロデューサーのレス・グロスマン(トム・クルーズ)に指示された大道具係の男に殴られる始末で・・・」という内容。
追い詰められた監督はフォーリーフの提案通り、俳優達をヘリコプターでジャングルに運び、あらゆる場所に設置したビデオカメラで隠し撮りしようとするのだが、これが大誤算で、かつてフランス軍が設置したらしい地雷を踏んで爆死してしまう。
ところがタグは、これを特殊撮影による演出だと信じて疑わないのだから困ったものだ。
目の前で人間が木っ端みじんに吹っ飛んだのだから分かりそうなものなのに。
(^_^;)
顔を変えてまで役柄になり切ろうとするカークのほうが、まともな感覚の持ち主だったようで、タグはどんどんと深みにはまっていく。
人間というのは、焦ると正確な判断ができなくなってしまうものなのだろう。
ただ、レスに限っては、焦ってるわけでもなく、極めて打算的な思考をしてしまうので、ビジネスマンとしてではなく、人間として正確な判断ができない人のようだった。
「テロリストと取引はしない」というのには大賛成だが、かなり残念な人間のようだ。
もし、現実社会にレスのような人がいたりすると大変だ。