仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ロケッティア

2008年05月04日 | ムービー
『ロケッティア(原題Rocketeer)』(1991年/ジョー・ジョンストン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「まったくの偶然からロケット飛行エンジンを手に入れたクリフ(ビル・キャンベル)は、仲間を助けるためにそれを背負い、超高速で一人空を自由に飛び回った。その出来事が新聞で"ロケッティアが人命救助"と大々的に報道されてしまい、クリフはマフィアとFBIから追われることになる。仲間の天才技師ピーヴィー(アラン・アーキン)の家も襲撃されたことから、本来の持ち主に返そうと相談していた折、クリフの恋人ジェニー(ジェニファー・コネリー)がマフィアに連れ去られてしまう」という内容。
ジェニファー・コネリーはとても綺麗な女優さんだが、『フェノミナ』(1985年/ダリオ・アルジェント監督/イタリア)で主演していた女のコだったとは気が付かなかった。
原作がアメリカンコミックとあって、どこか『フラッシュゴードン』(1980年/マイク・ホッジス監督/アメリカ)と似たような雰囲気が感じられるが、主人公が素直な人柄で全く打算が無く、また、危険な場面でも妙におおらかで悲壮感が無い所が共通しているからだろうか。
それは、『レイダース/失われたアーク』(1981年/スティーヴン・スピルバーグ監督/アメリカ)も同様で、これぞ"冒険大活劇"という感じがする。
舞台は、第2次世界大戦の開戦が間近い1938年、アメリカのハリウッド。
人気俳優ネヴィル役のティモシー・ダルトンなどは、豪華絢爛さの中にいかにも怪しい雰囲気を作り出し、女優の卵ジェニーにも洒落た台詞があったりして、なかなか良かった。
ただ、アメリカンコミックのヒーローという割には服装がとても地味。
(^_^;)
スーパーマンやスパイダーマンとまではいかなくても、もう少し何とか・・・と思ったりもしたのだが、やはり原作もそうなのだろうか。