仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ラウンダーズ

2017年09月06日 | ムービー
『ラウンダーズ(原題Rounders)』(1998年/ジョン・ダール監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ニューヨーク。学費もポーカーで稼いでいるロースクールの学生マイク・マクダーモット(マット・デイモン)は、師匠ともいえる友人のジョーイ・キネッシュ(ジョン・タトゥーロ)の忠告を無視し、テディKGB(ジョン・マルコヴィッチ)と勝負。あっさりと負けてしまい、学費や生活費など全財産3万ドル余りを失ってしまった。足を洗って地道にバイト生活をしようと決意したものの、刑務所を仮釈放になった親友レスター・マーフィー(ワーム/エドワード・ノートン)と再会し、知らぬ間に借金の保証人なってしまっていたものだから、遂に元の道へと戻ってしまい・・・」という内容。
マイクはロースクールのエイブ・ペトロフスキー教授(マーティン・ランドー)の評価も高かったし、まじめに配達のアルバイトにも励んでいたのだが、だらしのないワームによってまんまと元の世界に戻されてしまった。
同棲している同級生のジョー(グレッチェン・モル)は、賭け事は嫌いだし、おまけにワームのことも気に入らないようで、再びポーカーを始めてしまったマイクに対して愛想をつかすのも時間の問題だ。
(^_^;)
ポーカーなどのカードゲームで生活をしている人のことを"ラウンダー"というのだそうで、キネッシュなどは16歳の頃からポーカーで生計を立てている。
"勝ちやすい場面だけで勝負をし、それ以外の局面ではおりる"というのが、勝つ秘訣というか、負けない秘訣らしいのだが、それを彼から教えられ、忠実に守っていたマイクだったものの、大金を一気に稼ぎたいと思ってしまったことが油断を生んだのだろう。
テディKGBに一気にやられてしまったわけだ。
世界選手権に挑戦したいと願っているマイクは常にまっとうなゲームを心掛けるのだが、それに対してワームはイカサマ師。
しかし、結局は見抜かれてしまって、マイクはそんなバカなことに巻き込まれてしまうという連続なのだが、それでも、子供の頃からの友人とはなかなか縁が切れないものなのだろう。
ワームの駄目さ加減にはイライラさせられたが、そこそこ面白い作品だった。