『深く静かに潜航せよ(原題Run Silent,Run Deep)』(1958年/ロバート・ワイズ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「太平洋戦争中の1942年。四国と九州に挟まれた豊後水道において、アメリカ軍の潜水艦計4隻が日本軍の駆逐艦・秋風により撃沈されていた。沈められた潜水艦の艦長だったP・J・リチャードソン中佐(クラーク・ゲーブル)は、1年間にわたって任務を外されていたのだが、艦長の重傷により帰投した潜水艦ナーカ号の次期艦長にと自らを売り込む。副艦長ジム・ブレッドソー(バート・ランカスター)は乗員からの信頼も厚く、誰もが彼の艦長就任を疑わなかったが、艦長はリチャードソン中佐に決定。ブレッドソーはリチャードソン宅を訪ねて退艦を申し入れるものの、彼と奥さんローラ(メアリー・ラロッシュ)の人柄に打たれ、艦への残留と艦長への服従を心に誓ったのだった。そして、新艦長を迎えたナーカ号の出撃先が、豊後水道がある第7海域と決定し・・・」という内容。
乗員たちが次の出撃先をめぐって賭けをするのだが、何も知らない新人以外は"第7海域"には賭けようとしない。
「生きて帰れなくなるぞ」という台詞があったが、それが第7海域の評判らしく、そんな場所に出撃するだなんてことは誰も考えたくなかったのだろう。
(^_^;)
豊後水道には行かないと言って乗員たちを安心させたリチャードソン艦長は、それどころか、出くわした敵艦と交戦することをせず、急潜航から魚雷を発射するという内容の訓練を執拗に繰り返す。
「感謝しないとな。彼の偉大なモットーに。石橋を叩いても渡らずだ」などと喜んでいる場合ではない。
敵艦を見つけても攻撃せずに訓練を続けるだなんて、乗員はこれを絶対に怪しいと思うべきだ。
(^。^)
艦内では時折ジャズが流されていたが、これは日本政府が連合国軍向けに行っていたプロパガンダ放送の"ラジオ・トウキョウ"で、「音楽の途中にごめんなさい。私はご存知、東京ローズです。大日本帝国を代表して皆さんに戦うことの空しさを・・・。今月だけでもすでに16隻の敵艦を沈めました」などと、女性の声も聞こえてきていた。
こういったプロパガンダ放送は、1943(昭和18年)3月から1945(昭和20)8月14日まで実際に日本から放送されていたのだそうで、連合国軍の兵士らに評判だったらしい。
いろいろと興味深い内容の作品だった。
(^_^)
物語は、「太平洋戦争中の1942年。四国と九州に挟まれた豊後水道において、アメリカ軍の潜水艦計4隻が日本軍の駆逐艦・秋風により撃沈されていた。沈められた潜水艦の艦長だったP・J・リチャードソン中佐(クラーク・ゲーブル)は、1年間にわたって任務を外されていたのだが、艦長の重傷により帰投した潜水艦ナーカ号の次期艦長にと自らを売り込む。副艦長ジム・ブレッドソー(バート・ランカスター)は乗員からの信頼も厚く、誰もが彼の艦長就任を疑わなかったが、艦長はリチャードソン中佐に決定。ブレッドソーはリチャードソン宅を訪ねて退艦を申し入れるものの、彼と奥さんローラ(メアリー・ラロッシュ)の人柄に打たれ、艦への残留と艦長への服従を心に誓ったのだった。そして、新艦長を迎えたナーカ号の出撃先が、豊後水道がある第7海域と決定し・・・」という内容。
乗員たちが次の出撃先をめぐって賭けをするのだが、何も知らない新人以外は"第7海域"には賭けようとしない。
「生きて帰れなくなるぞ」という台詞があったが、それが第7海域の評判らしく、そんな場所に出撃するだなんてことは誰も考えたくなかったのだろう。
(^_^;)
豊後水道には行かないと言って乗員たちを安心させたリチャードソン艦長は、それどころか、出くわした敵艦と交戦することをせず、急潜航から魚雷を発射するという内容の訓練を執拗に繰り返す。
「感謝しないとな。彼の偉大なモットーに。石橋を叩いても渡らずだ」などと喜んでいる場合ではない。
敵艦を見つけても攻撃せずに訓練を続けるだなんて、乗員はこれを絶対に怪しいと思うべきだ。
(^。^)
艦内では時折ジャズが流されていたが、これは日本政府が連合国軍向けに行っていたプロパガンダ放送の"ラジオ・トウキョウ"で、「音楽の途中にごめんなさい。私はご存知、東京ローズです。大日本帝国を代表して皆さんに戦うことの空しさを・・・。今月だけでもすでに16隻の敵艦を沈めました」などと、女性の声も聞こえてきていた。
こういったプロパガンダ放送は、1943(昭和18年)3月から1945(昭和20)8月14日まで実際に日本から放送されていたのだそうで、連合国軍の兵士らに評判だったらしい。
いろいろと興味深い内容の作品だった。
(^_^)