仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

タケカズ少年のプロ野球コレクション(その17)ジャイアンツ千葉

2013年05月02日 | 明治 大正 昭和のコレクション
『タケカズ少年のプロ野球コレクション』(その17)は、ジャイアンツ・千葉選手の野球カード。
調べてみると、千葉茂(1919年~2002年)氏は、右投げ右打ちの二塁手(愛媛県出身)で、愛媛県立松山商業学校を卒業した1938(昭和13)年に東京巨人軍(現読売ジャイアンツ)に入団したようだ。
初先発出場は、1938年5月7日の対阪急軍戦(阪神甲子園球場)での「6番セカンド」。
千葉選手の生涯成績(1938年~1950年)は、出場試合1512、打数5643、安打1605、本塁打96、打点691、打率.284、出塁率.385、盗塁155(成功率72.1%)だが、投手として登板試合1、0勝0敗(完投0)、投球回数4.0、防御率9.00、奪三振2という記録も残されている。
現役時代の背番号は、30(1938年/東京巨人軍)→22(1939年~1941年/東京巨人軍)→3(1946年/東京巨人軍・1947年~1950年/読売ジャイアンツ)。
現役引退後の1959(昭和34)年から1961(昭和36)年まで近鉄監督を務めた際には、"猛牛"と呼ばれた千葉茂氏にちなみ、同球団はそれまでの"パールス"から"バファロー"(後にバファローズ)にニックネームを変更、千葉氏の知人・岡本太郎(1911年~1996年)氏デザインによる猛牛の球団マークが誕生したとのことである。
画像の「走者大下セーフ・二塁手千葉」と書かれた野球カードは、1949(昭和24)年(1リーグ制最後の)シーズンの「読売ジャイアンツvs東急フライヤーズ」だと思われるのだが、このようなプレー中の、しかもこれほど躍動感あふれる写真というのは珍しい。