『悪魔の手毬唄』(1977年/市川崑監督)を見た。
これは横溝正史の探偵小説が原作だ。
1961年には高倉健主演(金田一耕助役)で映画化されていたらしく、この石坂浩二主演版は再映画化ということのようだ。
金田一耕助が登場する映画やテレビドラマは数多く作られていて、何人もの俳優が演じているのだろうが、仁左衛門の世代では、映画の石坂浩二とテレビの古谷一行が結構印象に残っている金田一耕助ではないかと思う。
さて、金田一耕助が遭遇する事件の特徴は、複雑極まりない人間関係が描かれていることと、離島や片田舎の小さな村落が舞台になっていることだ。
大衆が遠くの町まで頻繁に行き来することなどほとんどなかった時代が背景になっているからなのだろうが、交通網や情報網が極度に発達し、夜の暗闇が随分と少なくなった今の時代では、こういった舞台は設定しにくくなったのではないだろうか。
この『悪魔の手毬唄』という物語は、岡山県のとある地域に残る手鞠唄になぞって次々と起きる殺人事件の謎を探偵金田一耕助が解いていくという内容なのだが、これを見るのが初めてではない仁左衛門はすでに結果を知っている。
まるで"刑事コロンボシリーズ"を見ているかのように、犯人が分かっているのにそれでも見てしまうのだが、映画というのはそれもまた良いのだ。
(^_^)
これは横溝正史の探偵小説が原作だ。
1961年には高倉健主演(金田一耕助役)で映画化されていたらしく、この石坂浩二主演版は再映画化ということのようだ。
金田一耕助が登場する映画やテレビドラマは数多く作られていて、何人もの俳優が演じているのだろうが、仁左衛門の世代では、映画の石坂浩二とテレビの古谷一行が結構印象に残っている金田一耕助ではないかと思う。
さて、金田一耕助が遭遇する事件の特徴は、複雑極まりない人間関係が描かれていることと、離島や片田舎の小さな村落が舞台になっていることだ。
大衆が遠くの町まで頻繁に行き来することなどほとんどなかった時代が背景になっているからなのだろうが、交通網や情報網が極度に発達し、夜の暗闇が随分と少なくなった今の時代では、こういった舞台は設定しにくくなったのではないだろうか。
この『悪魔の手毬唄』という物語は、岡山県のとある地域に残る手鞠唄になぞって次々と起きる殺人事件の謎を探偵金田一耕助が解いていくという内容なのだが、これを見るのが初めてではない仁左衛門はすでに結果を知っている。
まるで"刑事コロンボシリーズ"を見ているかのように、犯人が分かっているのにそれでも見てしまうのだが、映画というのはそれもまた良いのだ。
(^_^)
僕もこの作品、見ました。
僕の世代でリアルタイム金田一といえば稲垣吾郎…ということになるらしいのですが、稲垣版も含めて金田一作品は今まですべてみたことがなかったので(稲垣がやっていたことを、ついさっき初めて知りました)、僕の中での金田一のイメージは一瞬で「石坂浩二」になってしまいました。
古い時代ならではの閉鎖性、登場人物同士のよそよそしさが印象に残りました。
稲垣吾郎の金田一は見たことがないのですが、
一作だけじゃなくいくつもやってもらいたいです。
3作品目くらいで一番良いものができるでしょうからね。
(^_^)