仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

悪魔の手毬唄

2009年08月29日 | エンタメ
"GYAO"で『悪魔の手毬唄』(第2話)を見た。
これは映画ではなく、"横溝正史シリーズ"として1977(昭和52)年にテレビで放送されていたもの。
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内容は、「岡山県鬼首(おにこべ)村の"亀の湯"で静養していた探偵・金田一耕助(古谷一行)は、仙人峠ですれ違った老婆おりんがすでに亡くなっている筈だと聞かされたことから、多々羅放庵(小沢栄太郎)の安否を気遣い、草庵を訪ねたのだが・・・」という幾分不可解な出来事から始まる物語。
この後、奇怪極まる連続殺人事件が展開されることになるわけで、これは一連の事件の序章にすぎないのだった。
物語そのものは、映画作品の『悪魔の手毬唄』(1977年/市川崑監督)と変わりはしないものの、2時間ほどで完結してしまう映画とは違い、このテレビドラマは全6話(5時間弱)で構成されている。
時間が長いからといって間延びなどはしていなく、映画にはない細かな描写が楽しめる。
1985(昭和60)年に27歳で亡くなった女優・夏目雅子が、別所千恵子(大空ゆかり)役として出演しているのも懐かしい。
さて当時、毎週土曜日午後10時から放送されていたこの"横溝正史シリーズ"最初の半年間(今風にいうと1stシーズン)の主題歌は、茶木みやこの『まぼろしの人』という曲だった。
中学生だった仁左衛門は、物語の展開もさることながら、その妖しい歌声がとても気になっていたのだった。
(^_^)