ましけ映画サークル7月例会は、長○企画の『トラック野郎 御意見無用』(1975年/鈴木則文監督)を見た。
物語は、「トラック(11t)運転手・"一番星"こと星桃次郎(菅原文太)は家を持たず、寝泊りもトラックの中。仕事を終えてはトルコ風呂へ通い、荷抜きした商品をふるまうような生活をしていた。相棒は元警察官で子沢山の"やもめのジョナサン"こと松下金造(愛川欽也)。4t半のトラックで桃次郎と全国を走っていた。ある日、東北のドライブイン"くるまや"で、新人ウェイトレス・倉加野洋子(中島ゆたか)に一目ぼれした桃次郎は、彼女が欲しがっていたハマナスの花束を渡してくれるよう、ストリップ小屋で知り合い助手にしたC調の万田千吉(湯原昌幸)に頼むが、千吉の勘違いからカーネーションの花束がモナリザのお京こと竜崎京子(夏純子)に渡ってしまった。また、桃次郎の名を聞きつけて、"関門のドラゴン"を名乗る竜崎勝(佐藤允)がハンドル裁きの挑戦にやって来た。掛金30万円で挑戦を受けた桃次郎だったが・・・」という内容。
時間に追われるトラック野郎達と、スピード違反や過積載を取り締まる警察組織が敵対視しあうという構図が描かれていて、桃次郎は警察を"背中に桜の代紋をしょった日本一の大組織"と言い切る。
また、退職して初めてトラック運転手の悲哀が分かったなどと言う元警察官ジョナサンの台詞があったはずだが、このジョナサンはパトカーを飲酒運転して懲戒免職になったという男だから、元々どうしようもない部類の人間ではあったのだろう。
天井裏にかつての制帽を隠し持っていて、便所でかぶっては昔を懐かしむという情けなさ。
仲間とは言っても少しばかり考え方は違ったようだ。
ただ、そのジョナサンも終盤になると、かつての自分の行いを反省してか、仲間のためにととんでもない行動をすることになるのだが、それはいささか遅すぎたようだ。
(^_^;)
ドライブインでトラック野郎相手に売春するお姉さんや、荷主の荷物を抜いてお土産にしたり、パトカーや白バイを振り切って爆走し、8時間かかるところを2時間半で走ってしまうトラック野郎。
もちろんフィクションではあるのだが、何とも非合法な奴らのそういった無茶苦茶な様子が面白い。
(^。^)
"くるまや"とか"桃次郎"という名前が『男はつらいよ』シリーズ(1969~1995年/全48作)の"車寅次郎"を連想させるのだが、おそらくはそれを相当意識して、さらには随分とエロさを加えて制作された作品なのだろう。
予告編にはすでに"シリーズ第1弾"との文字があったし、実際この『トラック野郎 御意見無用』から『トラック野郎 故郷特急便』(1979年/鈴木則文監督)まで全10作が作られ、盆と正月に合わせて劇場公開がされていたようだ。
そして、この第1作目は真夏の時期に撮影されたものなのか、俳優や女優の顔がいつも汗でテカテカ。
汗ぐっしょりでシャツが背中にくっついている場面もあって、撮影現場のハードさが画面から伝わってきたのだった。
物語は、「トラック(11t)運転手・"一番星"こと星桃次郎(菅原文太)は家を持たず、寝泊りもトラックの中。仕事を終えてはトルコ風呂へ通い、荷抜きした商品をふるまうような生活をしていた。相棒は元警察官で子沢山の"やもめのジョナサン"こと松下金造(愛川欽也)。4t半のトラックで桃次郎と全国を走っていた。ある日、東北のドライブイン"くるまや"で、新人ウェイトレス・倉加野洋子(中島ゆたか)に一目ぼれした桃次郎は、彼女が欲しがっていたハマナスの花束を渡してくれるよう、ストリップ小屋で知り合い助手にしたC調の万田千吉(湯原昌幸)に頼むが、千吉の勘違いからカーネーションの花束がモナリザのお京こと竜崎京子(夏純子)に渡ってしまった。また、桃次郎の名を聞きつけて、"関門のドラゴン"を名乗る竜崎勝(佐藤允)がハンドル裁きの挑戦にやって来た。掛金30万円で挑戦を受けた桃次郎だったが・・・」という内容。
時間に追われるトラック野郎達と、スピード違反や過積載を取り締まる警察組織が敵対視しあうという構図が描かれていて、桃次郎は警察を"背中に桜の代紋をしょった日本一の大組織"と言い切る。
また、退職して初めてトラック運転手の悲哀が分かったなどと言う元警察官ジョナサンの台詞があったはずだが、このジョナサンはパトカーを飲酒運転して懲戒免職になったという男だから、元々どうしようもない部類の人間ではあったのだろう。
天井裏にかつての制帽を隠し持っていて、便所でかぶっては昔を懐かしむという情けなさ。
仲間とは言っても少しばかり考え方は違ったようだ。
ただ、そのジョナサンも終盤になると、かつての自分の行いを反省してか、仲間のためにととんでもない行動をすることになるのだが、それはいささか遅すぎたようだ。
(^_^;)
ドライブインでトラック野郎相手に売春するお姉さんや、荷主の荷物を抜いてお土産にしたり、パトカーや白バイを振り切って爆走し、8時間かかるところを2時間半で走ってしまうトラック野郎。
もちろんフィクションではあるのだが、何とも非合法な奴らのそういった無茶苦茶な様子が面白い。
(^。^)
"くるまや"とか"桃次郎"という名前が『男はつらいよ』シリーズ(1969~1995年/全48作)の"車寅次郎"を連想させるのだが、おそらくはそれを相当意識して、さらには随分とエロさを加えて制作された作品なのだろう。
予告編にはすでに"シリーズ第1弾"との文字があったし、実際この『トラック野郎 御意見無用』から『トラック野郎 故郷特急便』(1979年/鈴木則文監督)まで全10作が作られ、盆と正月に合わせて劇場公開がされていたようだ。
そして、この第1作目は真夏の時期に撮影されたものなのか、俳優や女優の顔がいつも汗でテカテカ。
汗ぐっしょりでシャツが背中にくっついている場面もあって、撮影現場のハードさが画面から伝わってきたのだった。