虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

お仕事裏話 ♪ 過去記事とその続編です 5

2010-02-18 14:07:04 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)

話が戻りますが、私を短期バイトに誘った友人は
その頃どうしていたかと言いますと、グループは別でしたが無事、苦情電話(翌日配達)の応対の仕事を終え、お家でまったり過していました。

遊びに行くと、「郵便局どう?」と聞くので、
これまでのあらましを説明していくと、
「そうそう~職場では、絶対目立っちゃダメ。これ、鉄則よ。
前の会社(薬品会社です)の女子大出の子なんて、先輩、ストロベリーのつづりどうでしたっけ?って聞くのよ~。」
「えっ?ストロベリー?」
「そう、4年生出てて、わかんないわけないじゃない。わざとよ。アホな子演じて、上に気に入られようと思ってるの!!」
「でも、ストロベリーはあまり使わないし、長いしね……ほんとにド忘れしたのかも……」
「ちがうに決まってるじゃない!
社会人になったら、みんなそうしてたわよ。」
ああ……
「休まず、遅れず、働かず」とよく聞く日本の会社。
働かずというのは、働いてはダメということではなく、めちゃくちゃ働くには働いて……さらに目立たないという意味らしい。

友人曰く、
派手に働けば、たいてい上司にねたまれて左遷させられるのが、
日本の会社のお約束。
ビジネスマンは若いうちから目立ってはまず社会で成功することはないのだとか……。

大学入試まで、ちょっとでも人より抜きん出ようと
ひたすらがんばってきた若い人々が、
一歩、社会に出でると、今度は
「がんばるな!」と自分にブレーキをかけて、上にとって都合の良い人間になることに心をくだくことを求められているとは……

社会から創造力や活気が失われていくのもわかる気が……。

「私の場合、目立とうと思って、はりきってるわけじゃないのよ。
ミスも多いし、得意なとこではがんばっとかないと、良いとこなしになっちゃうじゃない……ねぇ。
まあ、あちこちで友だちもできたし、ドリンク飲める食堂もあるし、もうちょっとがんばってみるわ。
速達便はほんと……心臓に悪いけどね。」

友人には、苦しい笑顔で返事をしました。

もう少しだけ続きます。




web拍手を送る


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。